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田舎のランニング環境について思うこと

4期生の大賀です。

完全に個人の趣味の話ですが、ランニングをやっています。

つまり長距離を走ること。数えるとかれこれ10年以上続けています。

津和野に来てからは走る量はかなり減りましたが、ゆるふわな感じで細々と今も続けています。体力づくりにもなるので。

そこで感じたのが、ランニングするための環境の違い。以前に住んでいた街中とはけっこう違います。


良いところとイマイチなところ

津和野のような田舎でランニングするのは「良いところもあれば、イマイチなところもあるな」というのが感想です。

イマイチなところからいくつか挙げてみます。

【イマイチなところ1】コースの選択肢が少ない

街中で走っていたときはいろいろな場所を走っていました。

国道沿い、繁華街、住宅街、工場地帯、競技場の外周、河川敷、海沿い、線路沿いの遊歩道、街中からほど近い林道、などなど。

けれど田舎だと道の数が少ないので、コースの選択肢も限定されます。とくにぐるっと周回するような20km超の長距離コースがつくりにくい。

いつも同じコースだと飽きるので、いちおう3パターンくらいつくっています。基本的には国道9沿いの往復コースに収斂されています。

↓たとえばこんなコース

【イマイチなところ2】雪が積もると走れない

以前に住んでいた街中では積雪が皆無でした。なので津和野でのはじめの冬、めちゃくちゃ雪が積もった外を見て「ぜんぜん走れん」と落胆しました。

積雪があると走れなくなります。冬はトレーニングに最適な時期なのに、もったいない。

【イマイチなところ3】夜は暗すぎて走れない

今住んでいる自宅まわりは街灯が少ないので、日が完全にくれると闇につつまれます。

マジで日が暮れそうになって、大急ぎで走って帰ったことも何度かあります(月明かりをたよりに走れなくもないですが)。特に冬場のつるべ落としは要注意。

もし「ナイトラン」をやる場合、コースの選択肢を誤ると闇に包まれます。

【イマイチなところ4】獣に注意

自宅近くでは猿とイノシシをよく見かけます。攻撃してくることはないとは思いますが、生身で近くを通るとやや緊張します。

あとは熊。日原の枕瀬山を麓から走って登ろうとして、ある程度登ってカーブを曲がった先に熊がいて、幸いこちらに気づいていなかったので全力で走って山を下りました。以来、枕瀬山で走るという選択肢がなくなりました。

あとは夏場は蛇に注意。道路でよく見かけます。


次に、良いところ。

【良いところ1】信号のストレスが皆無

街中を走る場合、信号のストレスは常にあります。田舎はこれがないのはほんと素晴らしい。信号待ちがほとんどない(というか信号がほぼない)。

【良いところ2】景色が良い

国道9号沿いを走ることが多いですが、平坦で走りやすく、高津川や津和野川の流れを横目に走るのはとても気持ちの良いものです。

日原側から国道9号を南に下っていくと、そのうち青野山が正面に臨めます。

いつの季節も本当に美しく、津和野ならではの素晴らしいランニングコースだと思います。

【良いところ3】人のストレスが皆無

街中の歩道では歩行者や自転車の往来があるので、思うように走れないこともあります。

けれど田舎だとそもそも人がいないので、確実に自分のペースで走れます。


...良いところのほうが少なくなってしまいました(すみません)。

どちらが良いという話じゃないし、上記3つはとても素晴らしいところです。


おまけ:作業道を走るのは?

山の中で作業道をつくりながら「作業道走ればいんじゃね?」と思ったりしますが、走ったことはありません。

・坂道なので筋力が鍛えられる
・オフロードなので足へのダメージも軽い
・転圧にもなる(ほんの少し)

などなど良いことたくさんなのですが、何というか、そこを走る気分になりません。

いつも重装備で作業しているので、Tシャツに短パンの格好でそこに入るのは何となくはばかられる、と感じるのが理由かもしれません。



以上、津和野でランニングしてみての感想でした。

おしまい。

(書いた人:大賀)

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