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「マスク生活」が子どもに与える影響とは?


こんばんは! つーばきです!


今朝のニュースで「最近の小学生はマスクを外したがらない」と報道されていました。新型コロナウイルスの感染者が増えているからではありません。


一体、どういうことでしょうか。


今回はコロナ禍によってマスク生活を余儀なくされている子どもたちの「変化」についてのお話です。お客さんとのちょっとした雑談に使えると思うので、最後まで見てもらえたら嬉しいです。



最近、自分の顔を他人に見られることに抵抗を感じる人が増えているそうです。


日本人4,000人を対象に行った調査では、約7割以上が「コロナ後もマスクをつけ続けたい」と回答し、30代以下の男女は約8割以上がそのような回答でした。


昨日は祝日で都内の駅周辺には多くの人がいたのですが、マスクを外している人をあまり見かけませんでした。5月に国から「屋外ではマスクを外して熱中症対策をしましょう」という通知が出てるし昨日はすごく暑かったのですが、ほとんどの人がマスクをつけていました。


実際に街中を見ると、マスクを外せなくなっている大人が多いことに気づきます。


ところが、こうした状況は子どもたちにも起きています。先生が「マスクを外していいよ」と伝えても、外したがらない小学生が多いのだそうです。


子どもたちからすれば、マスクはパンツに相当するそうです。パンツを脱いで街中を歩けないのと同じように、マスクを外して友だちと遊ぶことができないのだそう。マスクを外すのは「恥ずかしいこと」という認識なのです。


特に小さい子どもは、マスクを外して友だちと会話をした経験が少ないです。もう2年以上もマスクをつけて生活しているので、マスクを外して友だちと会うのが怖いと感じるそうです。


友だちの顔に興味があるからこそ「自分の顔は友だちからどう思われるのか」ということが怖くてマスクを外せないのです。


大人であれば、マスクをつけているといい効果があります。


心理学の専門家によれば、マスクで顔を隠せるので「他人からの不愉快に感じる言葉や態度から守られている」と感じる心理的効果が働くそうです。マスクがバリア(防護壁)の代わりになって、コミニュケーションを取るのが苦手な人でも話しやすくなったりするそうです。


では子どもにはどのような影響があるのでしょうか。


子どもは大人の表情や口元を見て「こうやって口を動かしたら声が出るんだな」と感じて、言葉を使えるようになるそうです。


それなのにマスクで大人の顔が見えないので、言葉の発達が遅れて自分の気持ちをうまく伝えられなくなってしまうのだそうです。また、会話が減ることで滑舌も悪くなってしまいます。


ほかにも、ある保育園では「褒めても反応が薄い」とか「注意してもポカンとしてる」とか「人見知りしなくなった」という子どもが増えているそうです。


完成された脳を持つ大人は、相手がマスクをしていても表情や感情をある程度予測することができます。しかし、まだ成長しきってない脳を持つ子どもは、相手の顔が見えないと表情や感情を読み取ることができません。


そのため、褒めても反応が薄かったり注意されているのに怒られてることに気づかないのです。


それに子どもが人見知りしないのは決していいことではありません。親と他者を区別できなくなったことの表れだからです。簡単に言えば誰でも信用してしまうということです。


ほかにも悪い影響があります。


赤ちゃんが最も多く見つめているのは親の顔です。そのため親が常にマスクをつけていると、赤ちゃんはマスクをつけた顔を親の顔と認識してしまうのです。実際に親がマスクを外すと誰だかわからなくなり、急に泣き出してしまう子どもがいるそうです。


こうした幼少期を過ごすと、人の気持ちがわからない人になってしまう可能性があるそうです。非常に良くないことですよね。


子どもたちの成長は日々刻々と進んで待ったなしの状態です。久しぶりに兄弟や友だちの子どもに会うと「えっもうこんなに大っきくなったの?てかめっちゃ喋れるようになってるじゃん!」と思うことがありますよね。子どもの成長は本当に早いので、コロナ禍のせいでどんどん良くない成長の仕方をしてしまうのです。


長くなってしまうので今回はこれ以上書きませんが、長引くマスク生活が子どもたちに与える影響はほかにもたくさんあります。


子どもがいない人からすれば関係ないことかもしれませんが、いま世の中ではこういう変化が起きている、ということを知ってもらえたら嬉しいです。


ここまで読んでくださった方ならわかると思いますが、子どもはできるだけマスクをしない方がいいそうです。屋内なら仕方ないかもしれませんが、屋外や自宅では親も子どももなるべくマスクを外して過ごした方がいいです。小さな子どもがいるお客さんとの会話に役立ててもらえたら嬉しいです。



今日はここまで。それではまた。



 おしまい 

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