2〜1週間前 〜アラフォーのおっさんが本気で転職活動してみた〜

すっかり長くなってしまった転職活動記?もこれにて閉幕。

優秀な方であれば、すでにこの段階でいくつかの内定はもらっているだろうと思う。割と大きめの人生の決断、なるべく後悔のないものにしたいですよね。

転職先を決定する(2週間前)

候補の内定先は、最低でも2社、できれば3社以上ある状態でこの決断をするべきである。これは断言できる。

なぜならば、比較検討なしには評価は下せないからだ。

もちろん口コミサイトや優秀なコンサルタントからの情報を頼りにするのもよいだろう。ただ、僕やあなたは間違いなく転職に際して条件があるはずで、一社しかない状況では何を受け入れ何を捨てるのかの判断はできない。もちろん、その一社がすべての条件を満たした完璧なモノであれば話は別だけれど、なかなかどうして世の中そんなにうまくいくはずはない。人生は取捨選択の連続なのである。

いずれにせよ、ここで決断を下さねばならない。三か月くらい前にたてた戦略がここで役に立つ。自分が転職で成し遂げたいと思っていることがどれくらい実現できるか、改めて振り返ることができるからだ。

すごくまじめに、そして機械的に考えるならば、成し遂げたいことリスト(おそらくそれは複数のものになるはずだ)に対して重みづけをしていって、総合得点に優れる企業を選ぶといい。例えば、給与は0.2、裁量は0.6、働き方は0.2、という風に。まあ結局のところ、得点自体はフィーリングになるので作為的な結果になるとは思うのだけれど、その作為もきっと深層心理から得られたものだと思うのでまあそんなに気にすることはない。

大事なのは、きちんと比較検討をした、という過程である。

転職先の予習を行う(2週間前)

採用試験を受ける際にさんざんぱらしているとは思うのだけれど改めて。

ここでスタートダッシュをかけられるのとそうではないのでは入社後の印象がだいぶ変わる。ほっと一息つきたい気持ちはすごくよくわかるのだけれど、最後の踏ん張りどころというところでもう一鞭いれるのがよいと思う。

最近の企業だと、内定後に面談を設けてくれるところがほとんどである。そこで、入社後に求められる役割なんかの説明を受けることができる。その場を最大限活用して、何を準備するべきかを明確にしよう。それはスキルなのかもしれないしマインドなのかもしれない。貴重な機会なので臆することなく質問を重ね、可能な限りギャップの少ない状態での入社に臨もう。

僕のケースでいうと、これはかなり綿密に行っていただいた。改めて自分の今後の望むキャリアパスをお話しし、それを実現できる場があることをご説明いただけたように思う。だからこそ自分でもジョイン後に活躍するために、業界の知識やプロダクトの知識を得ようと思った。

せっかくの転職なのだから、モチベーションを上げた状態で踏み出したい。そのために、予習をすることは必須であることは間違いない。

転職先に内定承諾の意を伝える(1週間前)

たいていの企業は、内定承諾までの期限を設けてくれるはずである。もちろん早く承諾できるのであればそれに越したことはないが、並行して受けている企業の結果を待っているということもあるだろう。

いずれにせよ、カードがそろった状態できっちり比較して、迷いのない状態で内定承諾の意を伝えるべきである。

退職を周知する(1週間前)

内定承諾の返答をしたら、いよいよそれを周知する必要がある。

退職の意はあらかじめ伝えているはずなので、現職の上司や直接のステークホルダはすでに認知しているだろうが、同僚や部下、同期なんかにはこのタイミングで今までの感謝とともに伝えるのがよいと思う。

結局人生で何が一番頼りになるかというと、人の縁である。仮に現職でどんなに嫌な思いをしてきたとしても、去り際は円満で笑顔であるようにしよう。特にアラフォーともなってくると、自分の腕だけで大きな仕事をするのは難しい。もちろんそれができるスペシャルな方も一定数いるが、残念ながら僕にはその能力はない。したがって、色んな縁を今後携わるビジネスにどう活かせるかをいつも考えるようにするべきである。

笑顔で別れ、笑顔で出会う

そんなこんなで、長くなった転職記?もこれにて閉幕。

転職するのがすごく好きで割と経験も多いほうだと思うのだけれど、今までは100%フィーリングとノリでそれをやってきていて、よくもまあ失敗しなかったなと思い返すと鳥肌が立つ。

改めてどんなことを注意するべきか言語化してみたけれど、結局転職もビジネスと同じなんだなと感じた。成功とは何かを定義し、強み弱みを分析し、ターゲッティングし、どのような戦術でそれを実現するかを練る。大きな目標を一度で実現しようとしないで、PDCAを回しながら成功への道筋を模索する。筋道立てることと、反省することの大切さを嚙み締めました。

長々と書き連ねてきたが、もしこれがこれから転職を考えているあなたのお役に少しでも立てば幸いである。

一番初めにも書いたが、転職は楽しいことだと思う。自分に新たな可能性が生まれるのだから、こんなに素晴らしいことはない。もちろん別れもあるし、それはつらいものであろう。でもおそらく、新しい出会いから得られるものはそれを補って余りあるものなので、チャレンジを恐れないでいてほしいと思う。

末筆ながら、ここまで読んでいただいた方ありがとうございました。

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