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長谷部誠選手から学ぶ

ドイツ・フランクフルトに所属する長谷部誠選手が、膝内側側副靭帯の損傷で数週間の戦列離脱を強いられることになったと、クラブが報告しました。
それにしても、38歳でも、なお現役を続け、チームの「精神的支柱」として活躍していること自体、本当に素晴らしいと思います。

私は、以前から彼に注目してきました。
彼が、10年ほど前に書いた本『心を整える。』(幻冬舎)は、ミリオンセラーになりました。私は、この本を何度も読み返しました。
この本の中には、「勝利をたぐり寄せるための56の習慣」が書かれています。素晴らしい内容です。今日は、その中から5つだけ紹介します。

【整理整頓は心の掃除に通じる】
ドイツには「整理整頓は、人生の半分である」ということわざがある。
日頃から整理整頓を心がけていれば、それが生活や仕事に規律や秩序をもたらす。だから、「整理整頓は人生の半分と言えるくらい大切なんだ」という意味だ。このことわざに、僕も賛成だ。きれいになった部屋を見たら、誰だって心が落ち着く。僕はモヤモヤしたときこそ、身体を動かして整理整頓をしている。心の掃除もかねて。

【頑張っている人の姿を目に焼きつける】
答えがないようなことを延々と考えすぎて、迷いが生まれているときにどう切り替えるか。そういうときに僕は、身近なところにいる「頑張っている人」を目にするようにしている。日本にいた頃でいうと、真夏の炎天下で、工事現場で働くおじさん。腕まくりをして、汗を流しているおじさんを見ると、僕は何だかすごく熱くなる。きっと早朝から家族のためを思って頑張っているんだろうな。自分もああいうカッコ良さを身につけたいと思って、
小さなことに悩んでいる場合じゃないと、エネルギーがわいてくる。あとは、お母さんが小さい子どもを自転車に乗せて、一生懸命こいでいる姿も好きだ。

【群(む)れない】
子どものときから特定の友達と一緒にいるというよりは、誰と誰が仲がいいというのはあまり意識せずに、みんなと遊ぶようにしていた。中学生のときには、みんなから無視された子とあえて一緒にいたこともあった。

【読書は自分の考えを進化させてくれる】
試合に負けて気分が沈んでいるときも、逆に試合に勝って高揚しているときも本を読むと心が落ち着く。負けたあとなら、乱れた気持ちを整えてくれる。勝ったあとには、浮ついた気持ちを抑制してくれる。先人の知恵や同世代を生きる人の言葉からヒントを得る。それを自分に当てはめて自分の考えを掘り下げてみる。僕にとって読書は、心を落ち着かせてくれると同時に、
自分の考えを進化させてくれるものである。

【迷ったときこそ難しい道を選ぶ】
ちょっと背伸びをしたら、向こう側が見えてしまうような壁では物足りない。背伸びをしても、ジャンプをしても、先が見えないような壁の方が、
乗り越えたときに新たな世界が広がるし、新たな自分が発見できる。
今、ドイツでプレーしていて、焦りもあるし葛藤もある。けれど、そういう苦しみがあるからこそ、挑戦は楽しいと思う。だからこそ僕は、常に「難しい道」を選び続けられる人間でありたい。

長谷部誠選手の詳細はココをクリックしてください。



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