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楽団日記

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日々の活動の様子や大切にしていることなどを徒然と書いていきます。弦巻楽団の弦巻楽団による皆様のための日記です。公演の特別企画も掲載。
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#劇評

【感想】舞台で演じるとはどういうことなのか(種村剛さん)|「秋の大文化祭!2023」

2023年12月1日(金)より上演された弦巻楽団「秋の大文化祭!2023」をご覧になった種村剛さん(北海道大学・教員)から、作品の感想をいただきました。 ご本人の了承を得て、公開させていただきます。 今年の弦巻楽団「秋の大文化祭!2023」(以下、大文化祭)は、弦巻楽団演技講座2学期発表公演として「冬の入口」(脚本:長谷川孝治)を、道外から劇団5454を迎え「宿りして」(脚本・演出:春陽漁介)を、そして札幌の3名の俳優による「死と乙女」(脚本:アリエル・ドーフマン、翻訳:

【感想】一生懸命であることをまるっと肯定してくれる(種村剛さん)|#38『セプテンバー』

2023年9月14日(木)より上演された弦巻楽団#38『セプテンバー』札幌公演をご覧になった種村剛さん(北海道大学・教員)から、作品の感想をいただきました。 ご本人の了承を得て、公開させていただきます。 たくさんの人が観たらよい演劇だと思った。若い人たち、中学生や高校生、もう少し歳を重ねて子どもの親になった人。働いている人も、そうでもない人も。やりたいことがある人も、ない人も。今ここにいることに満足している人も、そうでない人も。誰が観たとしても、その誰もが、舞台の上で行わ