結氷した湖に現れる氷の丘 「御神渡り現象」は阿寒湖でも見ることができます。
結氷した湖の氷が裂け、そこがまた凍り、それが繰り返されることで起こるのが「御神渡り現象」と呼ばれる氷の丘です。
御神渡りといえば、長野県諏訪湖が有名ですね。
諏訪湖には諏訪大社があり、上社と下社を繋ぐようにできたことから神様が渡ったとされ、御神渡りと呼ばれるようになったそうです。
それがいつしかこの氷が盛り上がる現象は御神渡りと呼ばれるようになりました。
北海道、道東の冬は寒さが厳しく、そして昼夜の寒暖差もあるので、氷の動きも出やすくなるので御神渡り現象が出る湖が多いです。
今季の阿寒湖にも御神渡り現象がでました。
出だしたのは年明けの1月3日頃だそうです。
雪が積もると、この氷の丘は埋もれてしまって見ることができなくなることもあるので雪降る前に撮影に行ってきました。(2021.1.6)
氷の塊は大きいところで1m近くまで育っていました。
今後の冷え込みの差によってどこまで育つのか楽しみです。
阿寒湖の御神渡り現象を見るときに楽しみにしているのは、その氷の色です。
陽あたりや水中成分の違いで緑っぽく見えたり、青っぽく見えたりします。天然の色彩に染まった氷は、いつまでも飽きることなく見ていられます。
この日は午後から撮影。
日の入りの時間が15時台なので、陽が落ちるまでが見頃です。14時を過ぎると急速に陽が傾むきます。その陽の角度で氷たちがいろんな表情を見せてくれるので、なかなかシャッターが止まりませんでした。
この氷の塊らは道のように伸びていきます。
道は誰かが通るとできることから、北海道の先住民アイヌの人々も「神が通った道(カムイ バイカイ ノカ)」と呼ぶそうです。
神様が起こした現象と考えるのは、本州の考えにも通じるところがありますよね。
小さな頃から神様系の現象を教えられてきた私は、自然現象の一つ一つに神様の意思があると思ってるので、アイヌの方々の考え方に共感することが多々あります。
この御神渡り現象も諏訪湖独自の考えだと思っていたのですが、こちらでも神様の仕業と捉えるのがなんだか嬉しく思いました。
氷が迫り上がったあたりは水が出ていて、氷の状態がとても不安定です。踏み抜いてしまう恐れがあるので、近づきすぎないようご注意くださいね。
そして、氷上へ出る際は必ずガイドさんに同行してもらってください。
(鶴雅グループは専門のネイチャーガイドがいます。)
万が一のときに対処できるように準備をするのも、自然を楽しむ上で大切なことですから。
氷上での光景が楽しすぎて、はしゃぎすぎました。
おかげですっかり筋肉痛です(笑)
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