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【使用例あり】建築学生に「iPad」は必要か?という議論

最近急速に普及しつつあるタブレット端末。
特にiPad Proはイラストレーターなどに
多用されているが
そのトレンドは建築学生をも巻き込んでいる。

買うか悩んでいる建築学生も多いことだろう。

そこでiPad Proを現役で使用している建築学生
である、筆者が自分なりの考えを述べたいと思う。

【結論】必須アイテムではない

iPadで設計のすべてを網羅することはできない。
使ってみた感想だが、圧倒的に紙やPCに向かう時間のほうが多い。

iPadに大きな夢と期待を抱いてはいけない。

正確に言うと、買う必然性はないというべきだろう。

紙とトレーシングペーパーでスタディ・エスキスを行い、CADで図面を書き起こしてモデリング・レンダリングを行う
というフローなのだとしたら、なくても困らない

筆者が言うのもなんだが、設計者たるもの
泥くさくあっていい気がする。

買ったものの後悔はしてない

ではなぜ筆者が購入したかというと
お財布に余裕があったから。

あったらあったで使いこなさない手はない。
(お高い買い物だったから、、、。)

QOLが爆上がりであることは否定できない。

では何に使うのか?

筆者は買ってすぐにiPad Proを用いて手書き風の紙面を作った。
このように手書き風のパースやスケッチを書く上では大変有効だ

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このようにグリッドはさることながら
2点透視のグリッドも表示される。
(描きかけ&拙いですがご容赦ください。)

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また、電車の中でも作業できる
パースを描く作業や、概念設計、ゾーニングなど
敷地図面を取り込んでおけば画面上で描いたり消したりできる。

時間がタイトな建築学生にとっては貴重な
時間の活用法だと言える。

また、成果物を他人に見せるときや、
自分自身で振り返るときなど手軽だ。

場所を選ばず作業ができるというのが
最大のメリットといえよう。

余談

余談だが、映画鑑賞や動画視聴は大変楽になった。
画面の大きさが変わるだけだと思われるだろうが、
大きな差異があるらしい。認めたくはないが。

ただこれだけのために高い金をかける理由にはならない。

【まとめ】決して悪い買い物ではない
必然性に疑問は残るが。

あるに越したことはないし、逆もまた然りだ。

「場所を選ばずに作業ができる」という権利を
10万で買えるという考え方もできる。

お財布とよく相談してください。
「無理して買うものではない」と断言しておく。

【最後に】買うと決めた人へ

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買うと決めたあなたにお勧めのモデルを紹介するならば
iPad ProiPad Airだ。

筆者はProの2020年モデルを使用している。

Proの方がイラストを描く性能は高いらしい。
Apple Pencilとの相性がよく、画面への追随性能が高い。

他方、筆者の友人はAirを使っているが、
彼女が描くパースのクオリティには目をみはるものがある。

弘法筆を選ばずということだろう。

よってiPad Airで十分ではなかろうか。

Proとの差額分は建築探訪につかってください。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

自分好みの文章表現を見つけるため、前回の投稿とは違った文体を使っています。

今後も私の投稿を読んで頂ければ幸いです。

では。

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