どうしても言っておきたい子育てあるある

タイトルのまま、どうしても言っておきたいことがあるのです

周りに新たに命を授かった友人や、子育て中の友人も増えてきて、少しだけ早く経験してきたことを、その体験からお話しします

今が一番可愛い時ね

よく、本当によく言われる「あるある」の数々

そのほとんどは何気なく発せられるもので、普段なら何気なく受け流すことができるものでも、初めての育児、初めての生活スタイル、何もかもが初めての時に、しかも産後体調も整っていない、そしてワンオペ（ワンオペとはワンオペレーションの訳語。育児においては一人で赤ちゃんや子どもの世話、家事などを担うこと。シングルマザーではなく結婚していたとしても、旦那さんや親戚のフォローが十分に得られ無い状態と理解しています）自分のコンディションが傾いている時に、会う人会う人次々に同じことを言われると非常に辛い思いがありました。

そこで、声を大にして言いたいことをお話しします

その時の私にも言いたいし、今同じように赤ちゃんの子育てをしているお母さんにも言いたい。ママになった友達にも言いたいことです

もしあなたが

「今が一番可愛い時ね」とか「一番可愛い盛りね」と言われたら、

経験から言います。いつだって可愛い。今が一番じゃなくていつも一番。常に可愛いから！！今も可愛くあり続けているよ

私は娘がお腹にいた時から4歳になる今の今までずっと可愛いですから

その時だけじゃないよ。大丈夫

ハイハイの時だけとか歩き始た頃がピークとか、そんなことはない

経験したことがなくて見えない先のことを、子どもの成長をみてきた人が回想して言っていることは、年月を経て脳内変換されていると思っています

大丈夫だよ。今も昔もこれから先も、我が子はずっと可愛いから。今ならわかる

けれど当時の私は経験したことが無かったがゆえに、その言葉をそのまま受け取ることに戸惑って、そういうものなのかどうなのかもやもやしていました

もちろんいつもいつも可愛いとも限らないのも、事実としてありました

可愛いと思えない辛さ

私の場合は、本当に体調がよくない時、疲れ果てている時は子どもが可愛いと思える余裕がないことが自分でもわかる。そんな時がありました

可愛いのに、可愛いと思えないことが辛い。こんなに可愛いはずなのに、そう思えない自分に対して自分自身を責めてしまう時もありました。今思うといつもギリギリの崖の淵を歩いているような感覚が常にあった時期で、そんな中でも自分は頑張っていたんだな、と思える。偉かったねって褒めてあげられます。よくやっていたよ、私

可愛いとしか思えない。可愛く無いと思ったことがないという人は、本当に整った生活環境だったのだと思います。私個人として思うことです

人間それほど強くないし聖人なんていない、人間は人間でしかないと思っているので、元気でないと心も辛い。昔アントニオ猪木さんが言っていた「元気があれば何でもできる」。でも私としては「元気がなければ何もできない」まず元気でないと、何かを感じる余力も、何かをする力も、心の余力がないときは何もできない。想像ではなく、本当にそんな時があったから思う。きっと多分たくさんの人たちがそんな過酷な状況を経験したことがあると思っています

例えば風邪で頭がガンガンするときに考え事ができないように、

今自由に何も思うことなく何かをできることってとても素晴らしい

「いつ結婚するの？」　知らんわいっ

田舎に行くほどよく聞くのは、

「いつ結婚するの？」「早くしないと」「まだ結婚しとらんのか！？」

結婚したら、

「子どもは？」「早く産まんとな」「若いほうがいいよ」

子どもが産まれたら、

「次は？」「もう一人ね」「兄弟つくらな」「一人じゃかわいそう」

2人目が産まれたら、

「もう一人」「あと一人」「まだいける」

そうして3人目が産まれると何も言われなくなる

逆に言うと、それまでは段階に応じてまるで攻撃のように言われ続ける

大きなお世話と一言で終わる話ではあるものの、受ける本人としてはとてもしんどいもの。とても軽く言われていることはわかる。しかしあくまで当事者ではなく関係ない立場だと思っているからこそ言えることである

「全部面倒見てくれるなら考えます」と言ったなら、果たしてどう反応するだろう

「いいよ！面倒見たる」と言いつつ、しかし口だけでいいと思っているかもしれないし、本当の意味である日突然深夜夜泣きに叩き起こされてもいついかなる時も「面倒見たる」ことが本当にできる人はその中に果たしているだろうか

つわりで何もできない時に毎日子どもの食事をどうやって用意すればいいのだろうとか、横になる間目が離せない子どもを誰が見てくれるのかとか、お金をどう工面したらいいのだろうとか。頼れる人がいる人もいればいない状況の人もいる。頼みづらいという心の話ではなく、物理的にできないのです

結婚して子どもを産んでおじいちゃんおばあちゃんになるという一つの形も素晴らしいけれど、そうでなければ素晴らしくないわけではない

一つが正解で後は不正解ではない。そもそも何が正解というものではなく、人生は人それぞれ素晴らしい。今までは「結婚して子どもを産む」ことが一般的に幸せの形であるような、スレテオタイプな思想が強い社会であったし、今もその気配はあるのだけれど、「多様性」という言葉から発せられる話題の方が力を持っているように感じる。特定の形ではなく、その形をどう捉えるのか、それをどう活かして自分らしく発信するのか、個人が輝く方法が何通りもあって、それが認められる世の中であるし、これから先のその方向へどんどん進んでいくと思う

将来への不安と覚悟

とは言っても、私もそのような人たちと同じように、将来同じ発言をしてしまうようになってしまうのだろうか... と思うととても不安

喉元過ぎれば熱さ忘れてしまうのだろうか...

でも、やっぱり私は同じような思いをもっと先のお母さん達にさせたくない

時代も変わり世の中もきっと大きく変わっているだろうけれど、いつだってその時のことは忘れたくない。だから書くことにしました

子育ての初心を忘れたくない

この先子どもが大きくなって、赤ちゃんの時に思ったこと、感じたことを忘れていっても、ついつい他の人のように独身の人に「子どもは？子どもがいるといいわよ」なんて言ってしまったりしそうになるかもしれないけれど、そんな時にここに書いたことを読んだり思い出せる何かを残しておきたい

私は、できる限り私が辛かった言葉を投げかけるようにならないようにするという、自分に向けた覚悟をここで宣言します

絶対とか、完璧とか無理ですが、（「〇〇しなければならない」「〇〇すべき」という概念が人を苦しめている根本だと思っているから）でもこれは、大切にしたい私への約束です。私から私への約束。子育てに頑張って向き合っているお母さん達の側で力になりたいという約束です

もし今辛かったら「３」のすすめ

慣れない子育て、慢性的な睡眠不足と確保された時間が無い期間が続くと、疲労も溜まって長いトンネルの中を歩いている（歩いているのかもわからない）時がもしあった時、一体どこまで続くのだろう...辛い...今この時を楽しめないのが辛い...ともし思っていたとしたら、「３」がキーワードであることを経験からお伝えしたい

新生児ならまず３ヶ月。3ヶ月なら６ヶ月... ある時突然、首が座り始めたり、ハイハイしたり、立ったり、言葉を発したり、3ヶ月を目安に大きな変化が現れる。（もちろん個人差はあるし、ペースも人それぞれだけれど、その子自身のペースで何らかの進化を目の当たりにすると思うから、まず3ヶ月見ていてほしい）

そしてだんだん温かい麺を食べられるようになる、お湯を沸かして温かいお茶やコーヒーが飲めるようになるんだよっ！そうして3歳には驚くほど穏やかな時間が待っている。私はその時の私に教えてあげたいと心底思った。だから、今その時の私と同じような思いを持っているお母さんがもしいるとしたら伝えたいのは、「その長いトンネルがあるとしたら最長でも3年。でも多分もっと早く抜けると思っているよ。初めは光が見えてきて、それが大きくなって、光の中にいけるから！」

３年と聞いて「あぁそんなにかかるんだ。無理」と思わないでほしい。それはあくまで私の感じた中の最長だから、必ず３年かかってそれまでずっと暗闇のトンネルの中ではなくて、実は友達とちょっと話すだけでもすぐ晴れたり、１度ぐっすり眠れるだけでも不思議なくらい楽になる。何気ないことで回復できるから、「３」という数字に捕われないように、でももし具体的な先のことが分からなくてどうにも不安だったとしたら、「３」を思い出して、まず3ヶ月を意識してみてほしいと思っています

最後に

最後にお伝えしたいのは、

あなたが頑張っていることはよくわかっている

もし誰も認めてくれない無力感があって自分は何なんだろうと思って落ち込むことがあっても、それは「０」ではないよ。その子に、今のあなたにちゃんと身になって蓄積しているスキルになっているよ！何に役に立たなくても後で役に立つ大切なことを辛いことも楽しいことも、全部今体感しているから、今このテキストを読んでいる時点であなたに言いたいのは「万事OK！」ということです。頑張ってないと思っていても頑張ってる。何もできてないと思ってもできてる。だから大丈夫

最後まで読んでいただきありがとうございます☺️

----------

about：つりタコ

都会と田舎と秘境の山暮らしの経験から、都会と田舎両方の視点から田舎暮らしを翻訳しています。「楽しく暮らす」をモットーに情報発信中。follow me ⭐︎”

youtube：タコレコ https://www.youtube.com/channel/UCaZ4wYKA44n1TLVU2EqGa2Q?

blog：https://takoreco.net

instagram：https://www.instagram.com/tsuri_tako

twitter：https://twitter.com/tsuritako

------------