サンリオキャラクター大賞・出口調査

サンリオキャラクター大賞2016が始まってもう2週間たちました。レース開始でヒートアップしたファンの投票の熱が冷めてくる頃ではないでしょうか。

初日の投票結果はすでに発表されていますが、いかに初日の結果がよくても、その勢いを持続できなければ長く過酷なサンリオキャラクター大賞というレースを勝ち抜いていくことはできません。逆に、投票開始から10日以上たった現在も、まだ勢いを持続しているキャラクターが最後に勝つ、と言えるかもしれません。

そこで、今、どのキャラクターに勢いがあるのか、独自に考えた方法で検証してみることにしました。


キャラクター大賞・出口調査とは?

今回の出口調査で利用するのは、Twitterのハッシュタグ機能です。キャラクター大賞では1票投票するごとに、どのキャラクターに投票したかということをSNSでシェアすることができます。Twitterでシェアをすると、そのツイートには "#サンリオキャラクター大賞" というタグが自動的につきます。

この "#サンリオキャラクター大賞" をTwitterで検索し、その検索結果を24時間前まで展開。その上で、ブラウザの検索機能でキャラクター名を検索し、どのキャラクターの人気が高いのか数値を出していきます。


例:24時間前までシナモロールで検索


もちろん、各ツイートごとに表示形式も違いますし、ひとつのツイートでキャラクター名を連呼していることもあるので、はっきりとした票数とはいえません。ですから「よく名前が出てくる=人気がある」という大雑把な考え方で、行われている調査だと思っていてください。

それでは、検索結果が多かった順で、出口調査の結果を見ていきましょう。

※昨年のキャラクター大賞で20位以内に入賞したキャラクターを対象としています

※キャラクターの正式名称と、シェアツイートに含まれる、キャラクターごとの投票ページのURLの一部(ポムポムプリンなら「pompom」)を検索し、合計したものをポイントとして表示しています




1位 ポムポムプリン

281ポイント

※「ポムポムプリン」および「pompom」で検索した合計値

強い。強すぎる。現王者の名に恥じない、圧倒的健脚をみせたポムポムプリンが、この出口調査でも第1位。ちなみに初日速報でも1位です。

一昨年の2014年大会までは、出足は早いが息が続かずに、キティやマイメロに刺しきられていた印象でしたが、今年はぜんぜん衰える気配がありません。

それとAKB48の渡辺麻友さんがプリンの大ファンで、ツイッターアイコンもプリンにして、定期的に投票したことをシェアしているのも大きな強み。まゆゆのフォロワー約50万人を味方につけて、このまま突っ走るか?それとも?



2位 シナモロール

181ポイント

※「シナモロール」および「cinnamon」で検索した合計値

昨年3位だったシナモン。初日速報でもプリンに次ぐ2位でしたが、未だに絶好調をキープしています。

人気はあるけど万年5位、キティ、マイメロ、キキララにはかなわない、という時期が長かったシナモンですが、去年からはその3キャラクターをごぼう抜きして3位の位置につけています。

現時点ではプリンの圧倒的な票数が際立っていますが、そのプリンを抜くのはシナモンしかいないのではないか?と思わせてくれる活躍ぶり。

サンリオキャラクター大賞初制覇にむけて、プリンとの 犬×犬 決戦を制することができるか?



3位 YOSHIKITTY

176ポイント

※「YOSHIKI」での検索結果(正式名称もURLもこれで検索できるため)

サンリオキャラクター大賞2016の台風の目。キティの派生キャラクターなのに、キティよりも順位が高い問題児。

強さの理由はYOSHIKIさんご本人がツイッターで応援していること。フォロワー35万のの結束は強く、初日速報5位から、この出口調査では順位を上げてきました。

ご本人のツイート

去年12位の健闘もファンの記憶に新しく、今年はもっとでかい花火を咲かせてやろうという気概を感じます。

このままいけば大番狂わせの1位もあり得るすさまじい伸びを見せているYOSHIKITTY、今後も目が話せません!


4位 シンガンクリムゾンズ

110ポイント

※「シンガンクリムゾンズ」および「shingan」で検索した合計値

アプリゲーム「SHOW BY ROCK」のキャラクター。昨年はアニメ放映中という最高の条件で、1位のプリンをぎりぎりまで追い詰めたシンガンクリムゾンズ。

昨年の出口調査(筆者がどこにも公開せず勝手にやっていた)では圧倒的1位だったことを考えると、この数字はやや目劣りする気もします。やはりアニメ終了は痛手だったのでしょうか。

それでもまだまだ上を狙える数字をキープしているのは確か。ここからの跳躍に期待がかかります。


5位 マイメロディ

96ポイント

※「マイメロディ」および「mymelody」で検索した合計値

初日速報では3位でしたが、出口調査では少し順位を落としました。常に優勝争いをしていたマイメロにとっては屈辱かもしれません。しかし潜在的なファンの数では圧倒的なアドバンテージを誇る人気キャラクターです。

他にもマイメロにとっての好条件はあります。今年はサンリオショップでの店頭投票の方式が変更され、1回の買い物での500円ごとに1票を投じられるようになりました。(以前は一回の買い物につき1票だった)

サンリオショップに売られている商品のほとんどがキティとマイメロのグッズですから、現時点のネット投票でこの位置でも、最終的な結果では確実にもっと上位にいるはずです。キャラクター大賞にかける情熱はサンリオキャラの中でも随一。今後の飛躍に注目です。


6位 KIRIMIちゃん.

91ポイント

※「KIRIMI」での検索結果(正式名称もURLもこれで検索できるため)

ツイッターから生まれたと言っても過言ではないキャラクターなので、ツイッター検索においての高ポイントには納得。

しかし去年4位で、初日速報でも4位だったぐでたまを上回っているのは大健闘だと言えます。ぐでたまとは「食べキャラ選手権」で共にデビューし、しのぎを削りながらサンリオキャラクターシーンの上位にのし上がってきた同期の桜。

しかし食べキャラ選手権では優勝したはずなのに、キャラクター大賞では常にぐでたまの後塵を拝していました。この出口調査の結果は、KIRIMIファンにとっては嬉しいニュースではないでしょうか。

今年は因縁の食べキャラ対決を制するか!?昨年ぎりぎりで逃したベスト10入りを果たすか!?3年目のKIRIMIちゃんから目が離せません!


7位 ぐでたま

84ポイント

※「ぐでたま」および「gudetama」で検索した合計値

初日速報では4位。しかし出口調査では意外と結果が振るいませんでした。

ツイッターでのフォロワー60万人。これはサンリオキャラクターの公式アカウントの中では、2位のマイメロに30万の差をつける圧倒的1位。ネットでは圧倒的な力を誇るのがこのぐでたまです。

しかし、「なにごとにもやる気がない」というキャラクター設定のため、ファンに投票をうながすような発言ができないのか、60万フォロワーの力を上手く利用できていないようにも感じられます。

果たして今年はどこまで票をのばせるのか?



8位 プラズマジカ

81ポイント

※「プラズマジカ」および「plasma」で検索した合計値

昨年6位、「SHOW BY ROCK」のバンドキャラが8位にランクイン。

やはりシンガンクリムゾンズと同様、アニメの終了は痛かったのでしょうか。昨年よりも勢いが落ちてしまった印象。

カラオケ店やアミューズメントパークで応援キャンペーンが開かれるなど、サンリオ社からは優遇されおり、一定のファンもいるのですが、そのファンの息がどこまで続くのか?


9位 リトルツインスターズ

72ポイント

※「リトルツインスターズ」および「kikilala」で検索した合計値

一昨年までは常に3位だった大人気キャラがなんとここにランクイン。

新進気鋭のデザイナーや、海外のキャラクターとのコラボなど、サンリオの看板キャラのひとつとして、営々と活動を続けているのですが、最近のキャラクター大賞ではいまひとつ元気がありません。

グッズの売り上げと、キャラクター大賞の結果は必ずしも一致しません。シナモンと同様、常にトップを狙える位置にいながら、未だ優勝経験のない双子キャラ。ファンからの熱いエールの答えられるか!?


10位 ハローキティ

69ポイント

※「ハローキティ」および「hello」で検索した合計値

あの世界のハローキティがなんと10位!

確かに、ここ数年のキャラクター大賞では、初日速報や中間発表で下位につけ、その出足の遅さと、巻き返しの末脚が話題になっていました。

それでも、今年の初日速報で8位、この出口調査でも10位という結果が、世界のハローキティとして納得のいくものではないことは間違いありません。

いったいどうしたキティ!君が強くないと、大会は盛り上がらない!


11位 クロミ

67ポイント

※「クロミ」および「kuromi」で検索した合計値

サンリオキャラには珍しい「悪もの」キャラのクロミちゃん。しかし今や、単独でグッズが展開される超人気キャラクターになりました。

3年前までは10位以内常連でしたが、一昨年のぐでたま・KIRIMIちゃんデビューや、昨年のSHOW BY ROCK勢の活躍に押され、最近は順位を落としています。

今年こそ巻き返して10位以内に入ることができるか?


12位 トライクロニカ

47ポイント

※「トライクロニカ」および「trichro」で検索した合計値

「SHOW BY ROCK」勢の中では、特に女性人気が急上昇中のバンドキャラがここにランクイン。しかしアニメが放送されていた頃に比べると、やはり勢いが落ちたように感じられます。

アニメ版のCVが宮野真守さんなのも強みの一つ。過酷なキャラクター大賞を勝ち抜くためには、ファンの巻き込みが必須です。



13位 ウィッシュミー メル

47ポイント

※「ウィッシュミー メル」および「wishme」で検索した合計値

根強い人気の「サンリオ第二のウサギ」が13位。ツイッターではサンリオピューロランド内で遊んだり、ショップを手伝ったりしている様子を動画で公開中です。

傘がしめられないメル

地道な活動で人気をキープしているキャラクターで、レースでもその堅実さが伺えます。

実はそのプロモーションはサンリオと立命館大学の産学連携で行われているという異色のキャラクター。昨年19位と苦しい戦いを強いられているが、なにか打つ手はあるのか?



14位 クリティクリスタ

35ポイント

※「クリティクリスタ」および「criticr」で検索した合計値

「SHOW BY ROCK」勢の妹キャラ。最近では彼女たちが主役の漫画が始まったり、今、特に推されているキャラクター。お兄ちゃんお姉ちゃんの後押しで、どこまでいけるか。



15位 ポチャッコ

26ポイント

※「ポチャッコ」および「pochacco」で検索した合計値

昨年は、出口調査でも15位と、90年代のサンリオ黄金期を支えたキャラクターの中では、ぎりぎりベスト10入りの可能性を残しています。新しい風に抗えるか。



16位 マイ スウィート ピアノ

23ポイント

※「マイ スウィート ピアノ」および「mysweet」で検索した合計値

マイメロのサブキャラクターがクロミに続いてここにランクイン。登場したのはつい最近ですが、すでに根強い人気を獲得しています。マイメロと並ぶとピアノの小顔が際立って笑えます。(だんだん書くことがなくなってきました)



17位 タキシードサム

23ポイント

※「タキシードサム」および「tuxedo」で検索した合計値

ペンギン。ネクタイを365本持ってる。



18位 徒然なる操り霧幻庵

20ポイント

※「徒然なる操り」および「/tam」で検索した合計値

「SHOW BY ROCK」勢の中では最下位。昨年10位だったのにあまりポイントが伸びませんでした。どこまで踏ん張れるか。



19位 けろけろけろっぴ

19ポイント

※「けろけろけろっぴ」および「keroppi」で検索した合計値

カエル。



20位 バッドばつ丸

13ポイント

※「バッドばつ丸」および「badtzma」で検索した合計値

ペンギン。キャラクター大賞のアカウントで、アナウンスしてくれているばつ丸ですが、出口調査の結果はふるいませんでした。



まだまだ長い闘い

いかがだったでしょうか。もちろんこれは昨年20位以内に入ったキャラクターのみを対象とした調査なので、新規参入のキャラたちの活躍からも目が離せません。

詳しくは「今年もサンリオキャラクタたー賞を3倍楽しむために2016」に書きましたので、よろしければそちらもご覧ください。

個人的には、このままだとプリンの連覇は固そうかな、という印象を受けました。シナモンがどこまで食い下がれるか、またYOSHIKITTYがどこまで票を伸ばすのか、上位争いの注目点はこのあたりでしょうか。

しかしマイメロとキティがこのまま黙っているとも思えません。

おそらくレース中盤に発表されるであろう中間結果を楽しみに待つことにしましょう。


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