描くよ。(仮)

一畳半のベランダ
僕にとっては 広すぎる
今頃君はどうしているのだろう。

一年半の歳月
君の顔を曖昧にさせる
だけど一つだけ体が覚えている。

太陽は朱色に代わって、
その温もりは君に似ている
じんわり思い出す日々、感覚を頼りに空へ

雲を千切って絵を描いて
君の笑顔を描くよ。
山を越え海越え旅に出た
君に逢える様に。
もうすぐ夜が来るね。

神妙な顔して
君は 筆を執った
行く先は空港のターミナル

三秒後に離陸
夜空に白玉模様を溶かして
向かう場所へ行く

手と手の温もりは
カシスオレンジの味がした
和やかに、朗らかに、幸せを思い出し夜空へ

星をなぞって絵を描いて
君の寝顔を描くよ
今頃キャンパスは
夢色で輝いているのだろう。

筆でなぞって空へ向け
僕の心を描くよ
山を越え海越え旅に出た
君に逢える様に
君に届く様に
愛している、愛している。

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