#3 性別
こんにちは。
シドニーに来てから2週間がたちました。
1. International Women’s Day
来週から、授業が開始するので忙しくなる前になんか参加したいな~と思ったところ、見つけたのが「国際女性デー」に関するイベントでした。
いやそもそも「国際女性デー」ってなんやねんって感じですよね。私も知らなかったですし、日本ではまだあまり馴染みがないと思います。
これはググったらすぐ出てきたことですが、1908年にアメリカ・ニューヨークで行われた婦人参政権を要求するデモを起源となり、1910年のコペンハーゲンでの国際社会主義会議にて「女性の政治的自由と平等のために戦う日」と提唱したことから始まりました。
その後、国連が1975年の3月8日を「国際女性デー(International Women's Day)」に制定しました。
イタリアでは「ミモザの日」として有名で、男性が感謝を込めて周りの女性に愛や幸福の象徴であるミモザの花をプレゼントするそうで、素敵だなと思います。
日本でも、「HAPPY WOMAN」という団体がこの日を日本でも広めようと活動しているようです。
と、ここまで予習した後、私が参加したイベントは”International Women’s Day Breakfast “です。
今オーストラリアで活躍している女性のトークを聞いた後、みんなで朝食食べよう!みたいなイベントだと思って参加しました。
これは有料だったので(約2000円)、きっと美味しい朝食も出るぞ~という期待があったのも事実です。
いざ会場に着いてみると、約200人ほどの参加者が集まってました。
割と2.3人で参加している方も多いようだったので、現地生でもなく、ただの興味本位で参加した自分は一瞬ひるみましたが、お金払ったんだ!早起きしたんだ!っと思って開き直りました。
こちらにきて、まず習得した技は、とりあえず自分から名乗る!です。その後会話が続かなくなろうが、気にしないことにしました。
オーストラリアにいる人が素晴らしいのが、みんなその挨拶に答えてくれることです。お互いの名前とか出身とか身分を知って、握手する。
それだけで、その後ただ横に座っていてもなぜか安心感が生まれます。
登壇されたゲストは、著名なジャーナリスト、若くしてCEOになって自分の好きなことをビジネスにつなげて活躍してる方、LGBTQの活動で著名な方、ビジネスマンなど含めて女性4人、男性1人でした。
悲しいことに、全ての話が理解できた訳ではないんですが、分かった範囲で印象に残ったことは、
あるゲストは、世の中に男性40%、女性40%、その他のジェンダー20%で構成されていると考えていたこと。
今に至るまでに、VISAの申請とか交換留学のための大学への申請の際に、個人情報の性別の欄に、必ず、男性か女性かその他か、という選択肢がありました。
世の中ではそれほどLGBTQの考え方が受け入れられて、浸透しているのだな、と思いました。
次に、1人だけ男性というアウェイな状況のゲストさんの考え方。人材の半分は女性だから、社会には女性の力が必要だし、上司として尊重しなければならない。
そんな風に考えてくれる上司の下で自分も働きたいなと思いました。うーん、ちょっと浅い感想だけど。。
最後は、女性のライフイベントに結婚、出産がある以上、どうしても男性と同じ生き方は出来ない、ということに関する質問に答えたゲストのアドバイス。
“ネットワークをつくるとよい。”
同じ女性でこういう活動をしている、こんな風にバランスをとっている、
今の時代インターネットを通じて、人々とつながることは容易だから、ネットワークを大事にすると生きやすい、とのこと。
女性のSNSのリサーチ力は確かにハンパないと思います!え、そこまで突き止めちゃう?!ってことにも使われがちですが、インターネット上だけではなくとも、似たような境遇の人や憧れの人が頑張ってると、自分も頑張れる、というのには共感できました。
さて、トークセッションが終わり、お腹ぺこぺこだった私は朝食コーナーに一直線。
余談ですが、昨晩はルームメイトと踊り明かしました。オーストラリア人のルームメイトと仲良くなりたかったのですが、トークに自信がなかったので、一緒に踊って仲良くなる作戦でした。
かといってダンスに自信があるわけではありません。
ですが、効果抜群。めちゃめちゃいい奴でした。(笑)
年下なのに、酒の強いこと!!1時くらいに先に就寝しましたが、朝起きると私の知らない空のビンが3本ありました。(笑)
さておき、期待通りの美味しい朝食でわ〜い、と浮かれていると、周りの様子が何か違う。。。
その後何人かと雑談していて気づいたのですが、よく見るとイベントのスポンサーの会社のポスターの周りに、生徒がちらほら。。。
これは、まさかの現地の学生の就活イベントに繋がっていたのです。
ここで企業の方と話すことで、今後の就活の材料にしていくみたいです。
そんなん、ネットのイベント案内に全く書いてなかったやーん!とは思いましたが、運良く私も企業の方と話すことができました。
その方はシンガポール人だったんですが、シンガポールに本社を、オーストラリアや日本にも支店を構える企業でした。
日本にも支社があるということで、日本語の需要があるようで、私が、マイナビ主催のキャリアフェアが8月にらあって、そこに日本語と英語のバイリンガルの学生がたくさん来ます!と伝えると、
お礼に名刺を頂きました。よく分からないけどなんか嬉しかったです。
すごい親切な方で、私がこれが就活イベントに繋がっていたとは知らなかったと伝えると、オーストラリアの就活事情を少し教えて頂きました。
でもこのイベントのスポンサーになっているということは、男女平等の社風をアピールしていると思うので、女子生徒にとっては魅力的な企業になるのだと思いました。
せっかくきたし、トークセッションのゲストの方とも話したい!と思って、順番待ちしていると、Are you Japanese?と話しかけてくれた美人な方がいました。
彼女は日本のパキスタンとのハーフの方で現地の大学生でした。Airdrop しようとしたところ、漢字で名前を登録している私のiPhoneの名前が出てきて、近くに日本人がいる!ってことで、話しかけてくれたようです。
今度一緒にカフェに行く約束ができたので、また彼女からオーストラリアのことについてたくさん教えてもらいたいです:)
2.Mardi Gras Parade
先週末に、シドニーで年に1度開催される”Mardi Gras”というLGBTQのお祭りのパレードに行ってきました。
割と終盤に行ったので、祭自体はカオスな状態で、パーティピーポーの本気を見たって感じでした。
たくさんの同性愛の方がハグしてキスして仲良さそうでした。
一緒に行った香港人の子に、自分の子供がもし男でも女でもなかったら、どうする?って聞くと、即答で受け入れると答えてました。
すごいですよね。
でも、彼女の彼氏さんはそういう考え方はもってない、とのこと。まず、それをすでに話し合ってたんだ、ということに驚き。
3.私の意見
私は日本にいて、これまで男か女かの2択で性別を判断していました。
女性が社会でもっと活躍できるように、
LGBTQの方の存在がもっと社会に浸透するように、
世界ではいろんな活動が行われています。
本当の意味での性別の平等がくるなんて、きれいごとだと私は思ってしまいます。
でも、私自身は、どんな方でも性別でジャッジしたくない。
そんな風に考えるようになりました。
自分が小学生の頃、兄の影響で、スポ少の野球を始めたのですが、放課後練習前にユニフォームに着替えている時、クラスの男子が「なんで女なのに野球やってるの?」と聞いてきました。
彼にとってはただの素朴な疑問だったのかもしれない。
いや、私は覚えている。嫌らしい言い方をされた。
そして当時お豆腐メンタルだった私は、うえーん(泣)となって、野球を辞めました。は?ってくらいメンタル弱いなって感じです。今思うと。(笑)
本当に続ければ良かったと後悔してるので、当時の自分に性別によるジャッジなんか気にするなと言ってあげたい。
国際女性デーの当日3月8日に、私がフォローしている有名人の多くがSNSでこの日について言及してました。
私が知らないだけだったのかもしれないです。
まだまだ知らないことだらけなので、なんだろうと思う度に立ち止まって考える毎日にしたいです。
うまく伝えれたかは分かりませんが、イベントの帰り道ううん~書きたい!ってなってベンチに座って執筆しました。
今右に広がっている景色。
来週からの授業が緊張です。
最後まで見ていただきありがとうございました。
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