見出し画像

好きなことすれば、拾う神あり。#複業の原点

#HARESな人たち によるリレーコラム。今回は綱嶋が担当です。

さて、今回のテーマは #複業の原点

タイトルは「好きなことすれば、拾う神あり。」です。

日本酒との出会い

以前のコラム『自分のペースで、いいじゃない。』でも書いたように、僕は日本酒Webメディア『SAKETIMES』で、ライターの複業をやっていました。
(「やっていました」と過去形なのは、現在ちょっとお休み中のためですが、その理由も下記のnoteにて)

僕と日本酒との関係をつくったのは、故郷新潟の父親の存在が大きいでしょう。新潟の地で生まれ育った父親は大の日本酒好き。大学生になりお酒も飲めるようになった頃、帰省のたびに父と交わす晩酌は、たいへんな楽しみとなりました。

そんなわけで日本酒の美味しさもわりと覚えはじめた21歳の春。京都の大学を休学して暮らしていた東京・大森。この街のとあるバーで、マスターが注いできた一杯の日本酒に、僕はこれまでの価値観を大きく揺さぶられたのです。

主人が差し出してきた日本酒は、福島県の「奈良萬」。これまで親しんできた新潟の淡麗でスッキリとした味わいとは打って変わって、ピチピチと瑞々しくジューシー。甘味や渋味などが折り重なり、幾層にも伸びやかで多面的。おまけに冷酒と燗酒で、味わいの顔色を変えてくる…!

「え。。同じお米からできてるのに、なんでこんなに違うん!?!?」

この日をきっかけに、もともとオタク気質で探求心の強い僕は、シンプルながら奥深い日本酒の世界にどっっっっぷりと浸かっていくことになるのです。

好きになる→知りたい→わかる→できる→また好きになる

休学中の1年間。日中は、東京のとある会社でフルタイムのインターンをしていたのですが、夜は神楽坂にある日本酒専門居酒屋でアルバイトをするダブルワーク生活をはじめました(思えばこの頃から複業していたんだなぁ…)

人間、好きになると知りたくなる生き物。誰に言われなくとも、日本酒に関する書籍を読んだり、店長に知識を教えてもらったり、常連さんからとっておきのお酒をご馳走になってみたり。日本酒にまつわるアレコレをどんどんと蓄えていきました。

日本酒についてわかることが増えると、できることが増えます。接客をしながらお客さんにピッタリの日本酒を届けることができたとき。オススメの日本酒をInstagramにアップして「いいね!」と感想をもらえたとき。とってもうれしい。だから、また好きになる。好循環です。

そんな折に、居酒屋バイト先の同僚で現SAKETIMES編集長小池潤くん(@junkoike_sake)から、『SAKETIMES』の運営会社の代表である生駒龍史さん(@ryuji_ikoma)を紹介してもらいました。ここが複業のスタートとなります。

好きなことすれば、拾う神あり。

1年間の休学を終えて京都に戻ることになった3月、生駒さんからメッセージが。

「綱嶋くん、京都でウチのライターやってくれませんか?関西のアツい日本酒事情を、世の中に届けてくれる人が必要なんです」

ありがたすぎるお誘いでした。好きで勝手にハマっていた日本酒オタクの大学生を、仕事として求めてくれる人がいる。こんなにうれしいことはありません。

そんなわけで、日本酒に力を入れている関西の飲食店や酒屋を取材したり、業界人が集うイベントのレポート記事を担当させていただきました。テイスティングやライティングはプロの足元にも及びませんが、好きなことを表現できる機会をもらえたことの喜びを、いまでも覚えています。

これが、僕の #複業の原点

そしてこれからお前はどうするねん

日本酒との出会い、SAKETIMESとの出会いを綴っていたらなんだか心が踊ってきたぞ…

最近お休みしていたライター業ですが、心機一転、どこか取材してみようかな!なんて。

わくわく。乞うご期待、です。

頂戴したサポートは、私からのサポートを通じてまた別のだれかへと巡っていきます。