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海士町探訪記1日目「ないものは、ない。」

サムネイル画像は隠岐牛の放牧の様子です。かわいい。

ふと思い立ち、シルバーウィークの連休に加えて平日も含め1週間、島根県は隠岐島の海士町を訪れている。この1週間のうちに感じることを、つらつらと書いていきたい。

東京から海士町への道のり

9月19日、朝。7時台の電車で千葉の自宅を出発し、9時半頃の羽田発の飛行機で米子へ。そこから隠岐行きの船に乗るために境港へ向かう必要がある。米子空港駅は、それはまぁいい感じに心をくすぐる無人駅であった。

米子空港駅発、境港駅行きの電車が来る気配がない……と思ったら、事前に調べていたのが平日ダイヤの時間であり、本日土曜日の電車は数分前にすでに出ていたことに気づく。仕方ないのでタクシーを拾って境港へ。

鳥取の玄関口、境港は鬼太郎ワールドのキャラクターがお出迎え。水木しげる先生ゆかりの地だけあって、至るところで鬼太郎の息吹を感じる。

11時50分発の隠岐行きの高速船・レインボージェットに乗船。ジェットフォイルとか乗るのは何気に人生初かもしれない。

乗船料金は大人片道6,280円と、なかなか。2時間弱くらいで目的地の島には着くので、フェリーにくらべて1~2時間くらいは早いのだけれど。それでもまぁけっこうするなーと思った。飛行機などの乗り継ぎの時間を気にしない移動であれば、迷わずフェリーにするかな。

目的地は海士町の港、菱浦港なのだけれども、直通運行がないために、途中で西ノ島の別府港に降り立つ。島が近づいてくる。青々とした海。綺麗だなー。

西ノ島の別府港へ。海がもう、青っていうか緑っていうか。いやー、緑色って、なんでこんなに心をくすぐるのだろうね。いいよね。

10分くらい待っていたら、島々の移動を助ける内航船「いそかぜ」がやってきました。

乗車料金は大人1名300円。良心的だぜ。

いそかぜに揺られて15分ほど。西ノ島の隣に位置する中ノ島に到着。この島自体が「海士町(あまちょう)」という町になっています。1島1町ということですね。

そんなこんなで、14時半ごろに海士町へ上陸。7時間半ほどの旅路でした。

本日の海士町探訪

隠岐神社
後鳥羽上皇を祀る、由緒ある神社です。昼間の外気温は暖かかったのですが、境内は凛とした空気で満たされており、清冽な涼しささえ感じられました。澄んでいたなぁ。

明屋海岸(ハート岩)
観光名所のハート岩を見に、明屋(あきや)海岸へ。波はやや荒めでした。

家族連れがプチキャンプしてた。

こちらがハート岩。ハートになってる部分、わかりますか?

ハート岩の帰り道に、大量のワカメが打ち上げられているのを発見しました(とある方々への証拠写真として置いておきます)。

隠岐牛放牧地
ブランド牛の隠岐牛の牧畜。のどかであった……。牛さんが道路に出てきて寝そべって車が通行できなくなることも普通にあるらしい。どんな田舎だ。

B&Bあとど
今回の旅行でお世話になるお宿です。綺麗な内装で、1週間の滞在も気持ちよくいられそう。GoToトラベルキャンペーン適用でお得なお値段にしていただきました。

あとどさんのホームページはこちら

紺屋(お泊り処 なかむら)
こちらは、旅館なかむらさんに併設の飲食店、紺屋さん。ぷりっぷりに味わい深いお刺身を堪能しました。至福のひととき。

サザエのバター焼きも最高でした。酒進む。

島根の銘酒・月山。スッキリした飲み口が印象的。いくらでもいけるやつですね。

島根に限らずいろんな土地のお酒を揃えてらっしゃるのですが、久保田萬寿の無濾過生原酒が出てきてびっくり。これはさすがに飲んだことないので頂戴しました。清らかな透明感ながら、しっかりとしたお米の旨味と後味のふくよかさ。これは美味しかったです。

お店では町の方々とも交流できて、楽しい夜でした。

海士町探訪後記

ないものはない
これが海士町の掲げるスローガン。「ないのだから、仕方がない」という意味と、逆に「すべてある」という意味を持っている。「無い、ということが無い」という意味ですね。ないならば創っていけばよい。そんなクリエイティビティにあふれる島民のみなさんの活気を感じる初日でした。(それもこれも、いろんな場所で島の方々に出会わせてくださった、コーチ仲間で海士町在住の若柳さんのご協力あってこそ。感謝🙏)

あいさつ
また、島の人々はみんな顔見知りで、あったら必ずあいさつをする。道端で出会った人にあいさつをするなんて、何年ぶりだろうか。少なくとも、地元の田舎を出た18歳以降のこれまでで、すっかり忘れていた感覚ではなかろうか。あいさつをするということが、狭いコミュニティの中での日常からの相互信頼を作り上げるのだろうな。良くも悪くも、狭く濃ゆい人間関係は避けられないのも、島暮らしの特徴だと感じた。

明日の予定は未定なり。引き続き楽しみまっす!

頂戴したサポートは、私からのサポートを通じてまた別のだれかへと巡っていきます。