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打歩協力詰 双裸玉 攻方持駒2枚 の全検討に向けて

https://note.com/tsume_springs/n/na87b1d9d5c01

上の続きです。今回の目標は、双裸玉の打歩協力詰で攻方の持駒が2枚の図を全検討することです。

ルールの確認

【協力詰】先後協力して最短手数で受方の玉を詰める。
【打歩】打歩詰以外の詰手を禁手とする。これは先後双方に再帰的に適用される(完全打歩)。

検討方針

・まずは3~19手の範囲で検討します。
・攻方の持駒について下記の場合分けをして検討します。
 #1:香+(任意の1枚)
 #2:角+(香以外の1枚)
 #3:飛+(香と角以外の1枚)
 #4:歩+(金、銀、桂、歩のうち1枚)

持駒に歩が無い場合、打歩で詰ますためには合駒で出した歩を奪う必要があります。そのため、線駒(香・角・飛)の種類でグループ分けをすることで、似たような詰み筋を同じグループにまとめられるのではないかと考えました。そうすれば、各グループで完全作一覧を出力した際にチェックが楽になります。

また、持駒に線駒も歩も無い場合は何手掛けても詰まないので、検討の対象外としています。

検討結果

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検討結果は上記の通りです。
なお、「完全作=単解かつ駒余らず」としています。
3~19手で不詰の図(赤字)は、もっと手数を掛ければ詰む可能性があるので別途検討が必要です(元気が有り余っているときにやります)。この検討が終われば、双裸玉の打歩協力詰で攻方の持駒が2枚の図を全検討したことになります。

今回見つかった完全作の一覧を下記に添付します。

完全作の例

4図ピックアップして紹介します。

金香のやつ

角2枚のやつ

飛銀のやつ

銀歩のやつ

解答は下記リンクをご参照ください。


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