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エシカル消費と自立支援 シルクブランド・メコンブルー

この講座では、社会環境により学校に通えなかった女性の生計工場を目指すカンボジアのNPOと協同し、シルクスカーフ「メコンブルー」の流通支援を行う高橋邦之さんに、取り組みについてお話をしていただきます。「エシカル消費」や「貧困地域の自立支援」、「国際協力」などに興味がある方にぜひ参加していただきたい講座です。

メコンブルーとは?

メコンブルーはカンボジア女性の自立支援をするNPO法人Stung Treng Women's Development Center(SWDC)が立ち上げたシルクブランド。カンボジアの最貧困地域の1つ、ストゥントレン州に住む女性たちがシルク製品の絹織りや染色に従事しています。

働いているのは、社会環境によって学校に通うことができず、読み書きのできない女性たち。読み書きができないことで、就職することが難しく、生活が困窮していく人たちの様子を見た、創設者で元難民のヌオン・チャンタさんがその状況を解決するために、メコンブルーを立ち上げました。

メコンブルーが製造・販売しているのは、シルクで作り上げたストールやドレス生地など。

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事業であげた利益は、読み書きのできない女性へのトレーニングだけでなく、託児所、奨学金、昼食支給、衛生教育、診療所、シェルター兼ドミトリー、識字教育など多くのプログラムに活かされています。

高橋さんは初めて工房を訪問した時「織り手ひとりひとりが『女性の生活を変えたい』という情熱と、希望をもって働いている」ことにとても感銘を受けたそう。

製品の品質の高さや理念に共感し、2013年から日本での流通・販売をサポートしています。現在はインターネット通販で販売を行っています。

講座内容

ここまで、メコンブルーや高橋さんが行っている活動の概要をご紹介しましたが、講座ではより詳細にメコンブルーの活動について、また、8年間の活動の中で、デング熱で入院したこと、はじめて百貨店で催事をした際、初日で売り場が閉鎖されたことなどたくさんのエピソード中心にお話してもらいます。

19:30-20:00 講師・高橋さんからメコンブルーの活動について紹介

高橋さんからメコンブルーの活動について説明をしていただきます。高橋さんがメコンブルーの活動をサポートすることになった経緯や協同する上での想いなどをお話していただきます。

20:00-20:30 質疑応答

高橋さんのお話を受けて、参加者のみなさんとディスカッションをします。興味のあることや気になったことを自由に質問・意見してください。


こんな人にオススメ
・「エシカル消費」や「貧困地域の自立支援」に興味のある方
・フェアトレードや流通支援に興味のある方

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エシカル消費と自立支援 シルクブランド・メコンブルー 
日時:2021年1月28日(木)19:30-20:30
場所:オンライン配信(申込いただいた方にzoomのURLをお送りします)
参加費:無料
必要なもの:スマートフォンやパソコンなどオンライン配信を閲覧できる環境

講師プロフィール

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高橋 邦之
エストニアの高齢者女性の雇用創出に関わった経験から、技術協力などを通じて新興国の社会的課題の解決に取り組む。現在、非識字者の女性の生計向上を目指すカンボジアのNPOと協働しシルクスカーフ「メコンブルー」の流通支援を行っている。SVP東京元理事。日本エストニア友好協会元理事。AERA「アジアで勝つ日本人100人」に選ばれる。

お申し込みはこちらから


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