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SDGsに関する日本の課題とデンマークから学ぶ解決策

突然ですが日本のSDGs達成度は世界で何位くらいだと思いますか?
環境問題への関心は高くなっているのでかなり高い順位だと予想する人も多いのではないでしょうか

国連持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)の発表によると日本は162か国中15位でした。上位の国を見てみると
1位 デンマーク
2位 スウェーデン
3位 フィンランド

以上のように北欧の国々が並びました。一方でアメリカは35位、中国は39位と先進国の中ではかなり低い水準となりました

皆さんは日本の15位という数字を見て高いと思ったでしょうか?それとも低いと思ったでしょうか?

僕は思ったより低い順位と感じたのが正直な感想です。理由としては環境問題への対策は早くから国を挙げて取り組んできたこともあり、環境問題先進国という認識があったからです。日本には何が足りていないのでしょうか?

さて前置きが長くなってしまいましたが、今回日本がさらなるSDGs先進国になるために1位のデンマークの事例をもとに考えていきたいと思います

1.日本の課題点

デンマーク①

上の図は日本のSDGs達成度を色別で表したものです!!

赤い点に関しては最大の課題、緑に関してはSDGsが達成されているといった感じで分類がなされています

日本の最大の課題点を詳しく見てみると
・ジェンダーを平等にしよう
・つくる責任、つかう責任
・気候変動に具体的な政策を
・パートナーシップで目標を達成しよう

以上の4点が大きな課題として挙げられました

特ジェンダーの問題は賃金の格差、女性議員の少なさなど先進国を広く見てもかなり低い水準になっています

一方で経団連がSDGsの達成を企業行動憲章に盛り込み、SDGsの達成を目指すよう大号令をかけたことで、日本企業がSDGsの掲げる課題領域において技術革新を進めていることを注目すべき事例として評価されました。

これらの課題を解決するためにデンマークで行われている取り組みを紹介していきたいと思います

2.デンマークでの取り組み

デンマーク②

「たった5年でデンマーク全体の食品ロスを減らした女性」

初めてこの見出しを見たときに25%のフードロスを減らしたという驚きだけでなく、これを進めたのは1人の女性だということに二重に驚きました!

彼女の名前はセリーナ・ユールという名前の方です

始まりは2008年にFacebookのグループを作ったことがきっかけでした。2週間後みるみると話題になり、ついにデンマーク有数の大型スーパーである「REMA1000」が食材ロスにつながりやすい家庭のまとめ買いを控えるキャンペーンを始めました!!

また生産者側に対しては、本来売ることのできない規格外商品を大手スーパーで売ることでおよそ75万トンの食材ロスを減らすことができました

これらの活動が評価され、2009年からデンマークの環境省と協働でフードロス活動に取り組んでいます。それだけにとどまらずデンマーク政府や王室をも動かし、国連やFAOなど国際機関と共に食品ロス削減に尽力しています

このように最初は小さな運動であったフードレスの活動ですが、今となっては世界を代表する食品ロスの専門家といわれるようになりました。

3.日本で生かせるヒント

デンマークのフードロスの事例を紹介してきましたがここで大切なことは、最初は小さな運動であっても熱意を持って行動すれば政府をも動かす力になるということです

環境問題に貢献したいという人は多いと思います。しかし、あまりに大きすぎることで何をやればいいのかということが分からない人が多いように思います

大事なことは自分のできることを少しずつやっていくこと
できないこと → できること
これを積み重ねていくことが大切ではないでしょうか

以上最後まで読んでいただいてありがとうございました!!

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この記事を書いた人は
aki(早稲田大学)

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