「5つのP」って何!?誰でもわかるSDGsの本質〜その2〜
こんにちは!またもや突拍子もないサムネイル画像ですみません笑
突然ですが、皆さまは「数字+P」というと何を連想しますか?
ゲームが好きな方だと2P(ゲームの2人プレイ用の2P)、マーケティングに関わる方は4P分析(Product,Price,Place,Promotion)、食いしん坊の方は6Pチーズ、、、、などなど、様々なPがありますね。
今回は、SDGsに関連する「5P」について深堀していきたいと思います。
いやいや、そもそも「5P」なんて聞いたことないよ、、、という皆さま、実はこの考え方、SDGsの本質に関わってくる重要なキーワードなのです!
少し話は変わりますが、SDGsの17の目標があることは皆さまご存知のことかと思われます。しかし、この17の目標、何故この並び順なのか知っていますか?
筆者が最初にこのロゴを見たときは、
「水に関連するということで目標6『安全な水とトイレを世界中に』と目標14『海の豊かさを守ろう』は連続して並べた方がいいのではないか」
「色の並び順がバラバラなのはどうしてだろう、グラデーションになるように順番を変えた方が見やすいのではないか」
等々、様々な疑問点があったのですが、この17目標の順番は確固とした理由があり、それが例の「5P」と関連しているのです!
今回の記事では、「5P」というキーワードから17目標の順番の謎を明らかにすることで、SDGsの本質をさらに探っていきたいと思います!
SDGsの復習
まずは、「5P」の話をするにあたって避けては通れないSDGs17目標の役割について簡単に復習しましょう。
詳しくは、以前執筆させていただいた以下の記事に載っております。合わせてご覧になっていただければ幸いです。
SDGsとは、2016年から2030年のまでの持続可能でよりよい世界を目指す国際目標、すなわち「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、17の目標と169のターゲットから成ります。
この「持続可能な開発」を達成するためには、
①経済成長(経済活動を経て富や価値を生み出すこと)
②社会的包摂(立場に関係なく全ての人が社会に参加し、活躍できること)
③環境保護(環境問題を解決すること)
の3要素をトレードオフの関係ではなく、いかに調和していくか、がキーになってきます。
ただ、この3要素、範囲が広すぎて声に出して読んでみてもふわっとしているとでもいいましょうか、「じゃ〇〇をやってみよう!」と行動を起こすにはいささか抽象的すぎますね。
そこで、より具体的な行動指針を示すために「経済活動」「社会的包括」「環境保護」の3要素を因数分解したものが、17の目標になっています。
また、それぞれの目標には、「より具体的な未来の理想像」を示すターゲットが設定されています。このターゲットも、
・目標の中身をさらに具体的に定義するターゲット
・ターゲットを実施するための手段
の2タイプで示されており、これを見ればその目標が何を目指しているのか、何を行なっていくべきなのかがより明確になる仕組みになっています。
5つの「P」
ここまでで、17の目標が、世界規模で持続可能な開発を達成するための実践的な指針としていかに重要か、ということについてお話させていただきました。
しかし、「目標を17も覚えるのは難しい…」「数が多くて理解しづらい…」なんて感想を持つ方もいるのではないかなと思います。ここで、本題の「5P」が登場します。
「5P」とは、SDGs17の目標を「People(人間)」、「Prosperity(豊かさ)」、「Planet(地球)」、「Peace(平和)」、「Partnership(パートナーシップ)」の5つの目的ごとに分類する考え方です。
それでは1つずつ見てみましょう。
①People(人間)
あらゆる形態と次元の貧困と飢餓に終止符を打つとともに、すべての人間が尊厳を持ち、平等に、かつ健全な環境の下でその潜在能力を発揮できるようにすることを目的とします。
ここには、目標1、2、3、4、5、6がカテゴライズされます。
②Prosperity(豊かさ)
すべての人間が豊かで充実した生活を送れるようにするとともに、自然と調和した経済、社会および技術の進展を確保することを目的とします。
ここには、目標7、8、9、10、11がカテゴライズされます。
③Planet(地球)
持続可能な消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急な対応などを通じ、地球を劣化から守ることにより、現在と将来の世代のニーズを充足できるようにすることを目的とします。
ここには、目標12、13、14、15がカテゴライズされます。
④Peace(平和)
恐怖と暴力のない平和で公正かつ包摂的な社会を育てることを目的とします。
ここには、目標16がカテゴライズされます。
⑤Partnership(パートナーシップ)
グローバルな連帯の精神に基づき、最貧層と最弱者層のニーズを特に重視しながら、すべての国、すべてのステークホルダー、すべての人々の参加により、持続可能な開発に向けたグローバル・パートナーシップをさらに活性化し、このアジェンダの実施に必要な手段を動員することを目的とします。
ここには、目標17がカテゴライズされます。
このように、「5P」で考えると17の目標が整理されるのでイメージがしやすく、SDGsの本質がおおまかですが簡単にわかるようになっています。
また、お気付きの方もいるかもしれないですが、17の目標は、People(人間)」、「Prosperity(豊かさ)」、「Planet(地球)」、「Peace(平和)」、「Partnership(パートナーシップ)」の順に並んでいます!
目標の並び方にもちゃんと意味があったのですね!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、
・世界規模で持続可能な開発を達成するための実践的な指針として、SDGs17の目標が重要な役割を担っている。
・17の目標は目的別に5つの「P」に分類でき、これを覚えておけばSDGsの目指す場所が大まかに理解できる。
という2つのポイントについてお話しさせてもらいました。
「5P」で、SDGsに対する皆さまの考えがさらにクリアになれば幸いです!
写真提供:freepic、Unicef、国際連合広報センター
参考文献:SDGs fan
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