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世界初オーガニック認証のレッドブル!?『ORGANIQ』の事業開発(ブランド開発からコミュニケーション、製造・販売・SCM・財務戦略)から、次のチャレンジへ

こんにちは。
本日は、若手に紛れまして代表させて頂いている辻からお届けします。

私の創業、グローバルビジネスのチャレンジ第一歩目の始まりも振り返りたいと思います。

なお表題の写真は、2013年ブラジルで栄養価の高い新しいヤシ科の新素材を見学させて頂いたものです。世界には驚くべき、機能性新素材ってまだまだあるものを知る瞬間を記念撮影していましたww


再起をかけたビジネスモデル変更、そのプロセスをお届けします。

TSUKURU創業2013年11月11日。7年が経とうとしております。
たった7年。されど7年でしょうか。

私の33歳から40歳の働く時間をフルにつぎ込んできた時間の蓄積。

創業事業のダメージを全身で受け止めながら、いまのビジネスモデル(SDGs事業開発屋といっています)に変更させて頂く経緯を、この機会に振り返ろうと思いました。

フェーズⅠ(2013年11月-2014年5月)事業開始準備

打倒コカ・コーラ

新しいジュース屋さんらしい、ビジネスモデルってないものだろうか。

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コンビニに毎日安定して並んでいる姿を想像し、
製品の色の出方を細かく調整していましたww

半年でブラジルへの出張は2回でまとめる

(実はこの2回では原料調達面でアマゾン河の流域に、行けておりません。事業がうまくいかなかった原因の一つかもしれないと思う日もありました。。根拠ないけど、そういうものなのかも^^;)。

アジアでのORGANIQ展開に向けた準備をしていました。
その中で、「まずは経験の多い日本で」と決めました。

今でいうと、当社のSDGs事業開発の原型であり、第一号のモデルなんですが、水を加工するプロセスを通し、地球環境への貢献から、大量生産・大量消費型の疲弊モデルから脱却に向けた一歩目を踏み出せるのでないか!?

それはそれで、真剣に考えていました。

当時考えていた、当社のミッション
『人と地球が1,000年続く仕組みをつくる』の主なポイントは、

・地球の裏側と交易することと、その展開計画への意味合い
・四六時中ORGANIQ事業開発チームが
 地球環境に貢献する方策を広い視野から考られる
・上記の活動を通し、グローバルなパートナーシップの基盤づくりをしたい

というものでした。

時差が基本12時間なので、都合を合わせやすい打ち合わせ時間は、
どちらかの深夜になることが多かったです。

私自身、基本、自分の常識を常に疑う臆病なタイプなのですが、
世界のお客様の特徴を毎週定点的に把握する体験は、
今となっても生きています。一つだけポイントを挙げると
どこの国も商慣習の違いというより、流通制度の違いが大きいです。

本期間の出張の主な内容は、当時想定していた日本のお客様に
お届けするために必要な『製造』工程のチェックが中心です。

①製缶工場(クラウン社:世界トップ3に入る、大手製缶会社)での
 品質チェック(工程、強度、デザイン(着色)、輸送)
②充填工場(ごめんなさい、開示不可とさせてください)
③日本までのルート設計(基本、サントス港から、香港経由で東京港へ)
④ブラジル、欧州での店頭販売方法(POP、大量陳列手法)の見学
⑤ルートセールスの方法、実態の確認
⑥その他、バリューチェーン全体でスムーズに進むかの細かい点

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写真A;多様なサイズ(1Lというのもありました)
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写真B;①のチェック画面
最大5色利用のルールのスタッフに、
工場初の7色利用を相談して、一緒につくった場面

こうした準備を積み重ねた結果、2014年5月ナチュラルローソン様での先行販売、JRエキナカの次世代自販機での順次販売にたどり着きます。

2019年のGW、TSUKURU辻個人のnoteにも少し記載していたので、
お時間許す方いらしたら、ご覧ください(ちょうど1年前でした)。

フェーズⅡ(2014年5月-2017年10月)組織小売業の販売モデルから、法人定期購買(健康経営へのパフォーマンスサポート:手売り)まで

累積販売数量、1百万本

これ、やり切るために3.5年(+α)を使いました。

実は、当初1年で販売完了する計画でした。
根拠のない自信を基にした、『偉大なる勘違い』の一歩。

資金繰りを思い出すと、いまも手が震えます。。。
支払内容の詳細は、機会があれば、改めてお話しします。

この時期に駆けずり回ったのは、組織小売業で自分の開発した商品を
どこまで流通させられるかというチャレンジが中心でした。

本当に多くの方の力をお借りして、お客様に届けさせて頂くことを
必死にやっていました。

商社との付き合い、金融機関との付き合い、小売店との付き合い、
そうした積み上げで、お客様の手元に届く構造です。

D2Cでの展開の最先端の時期でしたが、実施しませんでした。

製品について

当時の市場環境を踏まえ、私がつくりたいと思った効能感を手短かに言うと、

飲むことで、「一時的に」からだにムリして元気をつけるのでなく、
飲むことで、「いつもの」からだにスムーズに元気をつけることができないのかなぁ
という仮説

その実証を行う世界初!?の市場開拓(カテゴリー創発)のチャレンジ。

飲用による効き目のエビデンスは先になるが、ヒトの免疫力を上げるための
貢献方法を画策したいと思い先行で、まずやってみる。。やってみた。。。

多くの方の力をお借りする一段階ごとに、ブランドストーリーの伝わり方が薄くなっていくことに日々悩んで、『ないお金』をどうやったら続くのかを必死に考えて、走りながら新たな手を打ち続けていました。。。
ファンなき、ぽっと出メーカーが必死になることに、いいことないです。

そうした取組みの概要については、こちら

ご都合許すお時間にでも、見て頂けたら幸いです。

戦略を読み間違えるとどうなるか(再現性あるが、、、)

小資本で取るべきビジネスモデルかどうか。
失敗論は、実践したことで大変分厚く持っているので、そうした視点でnoteを書く機会もニーズ(※)があれば、と思っております。

※スキの数が100になるとニーズある!としてます。モチベーション上がります(^^;

チャレンジしやすい世の中になりつつあるものの、同じチャレンジする人が、私と同じ過ちは起こしてほしくないという想いから(-_-;)

あと、個人的にはいろんな成功論は見てますが、『成功』は、基本的にとても多くの方のベストパフォーマンスが重なった結果と思うので、成功の裏の失敗論のほうがどう修羅場を潜り抜けてきたのかの現場感が溢れ出ていて、そうした人間臭さが好きな所もあるからです。

なお当然ですが、全部が全部失敗というわけでなく、
お客様(小売店)様の店頭展開では、
誰と何をどうしたら、お店でのNo.1ブランド
(定番商品かつ、お店への貢献最大化)をつくることができる。

というところでは、ノウハウとネットワークの蓄積ができていました。
が、力不足で面の展開はやり切れず、悔しい思いはたくさんしました。

いずれにせよ、販売計画の見誤りにより、混迷を極めました。
体制としても私同等の当事者意識で駆けずり回り、フォローをし続けられるものはありませんでした。遅ればせながら、仲間の問題を深く考え始めます。

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写真C;お客様店頭(例)
圧倒的な販売実績をつくりあげる

以上の通り、フェーズⅡの時期は、

モンスターエンジン!?を積んだ車に乗って、
自損事故で全身骨折した状態です汗(レッドブルでなく汗)。

フェーズⅢ(2017年11月-2019年10月)混迷を極める

全て身から出た錆

安定・継続して成果を、出し続けることができない。
体制構築を怠った。
独りよがりの計画に起因。
ただ、わかったことは計画差異の分析は本質的にこのフェーズで必要な仕事でなかった。

どうしたらいいんだろうか。。

先が見えないけれど、
目の前の仕事をこなす日々(みんな一緒でないかと思います)。

ゆとりをもって考える余裕は全くなく、甘い話(エサ)に、食いつき続けていました。それはそれで、色々なモノゴトを学ぶ時間でしたが、圧倒的に身を削る結果が待っていました。

起業はやってみてわかる部分が多いのですが、とはいえ、酷い状態で先輩起業家からも引き際通告されていました(こうしたリアルは、日々周りにある世界です)。

ただ、もう辞めよう。とは不思議と思わなかったです。

そこで思ったのは、

原点に帰ろう。原点に帰ろう。原点に帰ろう。

『環境問題に貢献したい』

新卒で会社に入った時から、変わらない想い。
原点に帰ろう、と思い至り、いまに繋がる土台を考え始めました。
私のプライベートのnoteの方で、そのプロセスをゆるやかに発信させて頂いております。

少し禅問答のようなものにもなるのですが、
TSUKURUのミッション、ビジョン、コミットメント、スローガンを
全部見直して、一人一人に話しかけることを開始しました。
いまは、TSUKURUメンバーみんなも全員理解してくれています。

フェーズⅣ(2019年11月-現在)再生の目処を立てる

いまは、TSUKURUメンバー50人に届きそうな人数に。
SDGs事業開発しか、やらない。SDGs事業開発屋になる。

と決めて、1年経過したくらいです。

SDGs事業開発のリーディングカンパニーを目指す。

と仲間の募集を中心に日々、過ごしております。

メンバーの構成は、
私(40歳)より年上が10名ほど
同年代(38-42歳)が、5名ほど
10年下(25-35歳)が、20名ほど
24歳以下が残りのメンバーです。

その中でも、24歳以下にいる
東京大学の理系学生のみを中心に活躍の場をつくってきました。
そうしたメンバーの成長が逞しく思えるレベルになって来たこともあり、
この4月から、東京大学理系縛りを解除させて頂きました。
(現在は、一橋大学、早稲田大学(理系のみ)、名古屋大学(理系のみ)、海外の大学(NY)と少しずつ、メンバーが増えております。)

新型コロナで社会は環境対応していく渦中ではありますが、
年末までには、100人体制までご縁を広げさせて頂けたらなぁと、
日々精進しております。

いまのTSUKURUの強みって、なんだろう

それは、私の約20年の社会人生活をベースにした、
人材育成と事業開発のTSUKURUオリジナルのギアリングシステム
が強みと思っています。

人材育成で研修費、採用費などを頂くこともあるのですが、
当社は人材会社でもなく、『SDGs事業開発屋』として、双方をバランスよくギアリングさせて頂く方策を設計させて頂いております。
その結果、各社にそもそもいらっしゃる人材と共に育つ仕組みです。

(今後、ご導入いただいた企業様の了解を頂けるもののみ、少しづつ公開をさせて頂く予定です。)

※5月22日に事例挿入

新たなご縁に向けた、相談事項が「2つ」ありますm(__)m

まだまだ足りないことの多い、TSUKURU。
ご興味をお持ちくださる方がもしいらしたら、こちらのアンケートにご協力頂けないでしょうか!?

①TSUKURUにメンバーとして参加してもいいよ!という方
原点に戻り、志す方向を定めて、一歩ずつ前進させて頂いている中ですが、
継続してメンバー募集もさせて頂いております(←アンケート形式になっています)。

TOMOSHIBI(21/1/1 加筆、2020年中サービス終了)の募集骨子に変わりないのでご参考でご紹介させて頂きます(いずれ、見られなくなるかもしれません(^^;)。

②TSUKURUが、私の会社の価値増に役立つかも!と思う、企業の方
(現在は、創業100年経過、もしくはそこを間近に控える企業様が多く、そうした会社様が現在、当社が一番貢献できる状態ではあります)

相性診断のような位置づけにはなりますが、簡単な事例紹介もさせて頂いております(←アンケート形式になっています)(頂いた情報は、当社プライバシーポリシーに準じ、取扱いさせていただきます。)

もしよろしければ、ご協力を宜しくお願い申し上げますm(__)m

本篇以上となります。

追伸

現在のTSUKURUnoteの運用状況

TSUKURUnoteは、現在2本/週、継続的に発信させて頂く仕組みです。
(現在、6月末まで記事が決まっている状態です。このような時期でもあるのでニーズによっては、発信ピッチも上げさせて頂き、少しでも環境問題に貢献できる可能性のある情報発信をさせて頂こうかと思っております。)

できるだけ大きな視点で物事を捉えながら、細部まで見つめてみよう、
少しでも高い視座からモノゴトを俯瞰できる仲間をつくろうと、
若手メンバーの興味事項を中心に展開させて頂いております。

引き続き、皆様に新しい情報と触れ合ったり、
何かしらお愉しみいただる機会となれば何より嬉しく思います。

ぜひぜひ、私にも当社メンバーにお気軽にコンタクト頂けると幸いです。
新メンバー応募フォームです(←アンケート形式になっています)。

また、失敗事例の紹介で恐縮ではございますが、ご相談事もございましたらお気軽に、info@tskru.com  まで。

そんなこんなで、本日はこれにて私の筆を置かせて頂きます。

* * *
この記事を書いた人は
辻 吉彦

TSUKURU株式会社 代表
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