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未来の世界のネコ型ロボットどんなもんだい僕ドラえもん

こちらはmixiからの転載です。
昔よくやっていた「考察系」コラムの1つで反響があったものになります。どうぞお楽しみください。

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今回は、「ドラえもんの主要男性登場人物についての考察」です。

たいていマンガってのは、登場キャラクターに人気の格差があったりします。脇役だとしても、ドラゴンボールであればベジータやピッコロが人気だったり、ダイの大冒険であればポップやヒュンケルだったり、ママレードボーイであれば須王銀太や土屋蛍だったり。主人公ももちろん高い人気を誇りますが、脇役も中々魅力を放っていることが多いものです。わらしもマンガのキャラはたいてい主人公やヒロインじゃなく脇役の方を好きになるタチであります。

しかし、「ドラえもん」は、これ程主要登場人物に魅力を感じないマンガは珍しいと気付きました。それどころか欠陥人間だらけです。

剛田武

通称ジャイアン。口癖「俺の物は俺の物、お前の物も俺の物」に代表されるように非常に傲慢な性格。その上、短気、乱暴、自己中。唯一、女性に対しては純粋が故に照れ屋になって本来の狂暴凶悪さを潜めるが、あれは単純に女慣れしてないからであって、彼の母親の感じからしても彼が大人になりそれなりに女慣れした上で女性と交際なり結婚なりすればDVに走ることは容易に想像がつく。

骨川スネ夫

顔も髪型もイケてないが、そんな自分イケてる、と思っているはずのナルシスト。経済力を背景に優位に立とうとするチンカス。自慢話は日常茶飯事で、まわりがそれにうんざりしていることに気付いていないという空気の読めなさも絶品。

野比のび太

ある意味、腹の黒さは登場人物中一番酷い。「皆死ねばいいんだ」や「スネ夫を殺して僕も死ぬ」等の問題発言が多々あり。どうせ僕なんかというネガティブ精神が根付いているため向上心がほぼ皆無。被害妄想も強く、まわりからの忠告を受け入れず責任転嫁するというその精神には恐れ入る。動物や植物に対して慈愛の心を持っていることは唯一の救いだが、それもそもそもはそういった性格や環境が生み出し得る人間不信から来るものと思えてならない。

最主要登場人物はろくなもんじゃありませんでしたが、もう一人、主要さでは格が下回るが一人います。

出木杉英才

頭がいい。スポーツ万能。その世界では顔もイケてる(ことになっている)。温厚。親切。献身的。親孝行もの。ゲームも得意。自分の能力を鼻にかけず謙虚。付き合いもよい。

まさに非のうちどころがない男。

しかし完璧過ぎるのはどうですかね。わらしは男性としての魅力はそれ程感じません、ってわらしが言うのも変ですが。

まだ小学校高学年という、人格が形成途中の年頃であることを差し引いても、これといって「男性」として魅力を感じる人物はいません。

ドラえもん、

ドラえもんが一番いい人格…いやネコ格…いやさロボ格?な気がしますよ。程よく長所と短所があり、ある意味一番人間らしいキャラクターです。変に人間みの感じづらい出木杉くんよりよっぽど魅力があります。

人間、もっと頑張ろうよ~

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