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登壇者も参加者も、みんなを巻き込んで楽しむ!つくば100人カイギvol.7

こんにちは!100人カイギ運営事務局の大濱です。今年ももう折り返し、つくばの梅雨も湿度が高めですね。
6月最終金曜に開催した100人カイギは、梅雨の蒸し暑さにも負けません!笑。登壇者も参加者もみんなを巻き込んだ、和気あいあいとした雰囲気の楽しい会になりました。

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筑波登記測量事務所 代表 横田広克さん

つくば市生まれの横田さんは、茨城県で(日本全国でも!?)最年少と言われる土地家屋調査士なんだそうです。「土地・建物というお客様の財産を守りたい」「調査士業界の上質を追及したい」という思いから、2019年4月につくば市で独立。『筑波登記測量事務所』(土地家屋調査士横田広克事務所)を設立されました。

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100人カイギでは、東京ディズニーランドや東京タワーなどの特徴のある登記簿謄本をみんなで閲覧もしました。法律を扱う国家資格で、難しそうな印象を受けやすいのですが、わかりやすく土地家屋調査士のお仕事内容を紹介してくださいました。

今後の夢は、土地家屋調査士を軸に、大学時代に目指したブライダル・ウェディング業界、教育や飲食業界、士業の方々を繋ぐ専門職ネットワークなどを展開していきたい!という横田さんのビジョンを叶えたいそうです。土地家屋調査士を志すきっかけを与えてくれた師匠、いつも支えてくれる家族に感謝することを忘れない横田さんは、登壇後100人カイギ当日にお誕生日を迎えられたおばあちゃんのお誕生日パーティーに向かわれました。家族を大事にする優しい土地家屋調査士の印象が強く残りました。


フォレストアドベンチャー・つくば
 土生都(はぶつ)直哉さん

自然が好き!アウトドアが好き!好きなことでチャレンジしたいと、愛称「山の熱血ゴリラお兄さん」(アウトドアインストラクター)として活躍しています。100人カイギには、土生都さんの大学時代の恩師・武田先生も参加され、先生と生徒の関係は社会人になっても続いていくことを実感させていただきました。

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大学卒業後は英語教員に就いたそうですが、理想と現実のギャップや限界を感じてしまい退職されました。退職を決めてからの行動は早く、その日その足で校長室へ向かったそうです。
アウトドアの世界で、ゼロから仕事をつくりあげたいという想いもあり、まずは沖縄・座間味島へ。たまたま泊まったゲストハウスオーナーのおばあの依頼から、住み込みで働くことにもなりました。海外へも旅をしてまわり、つくばへ帰ってきました。

筑波山でインストラクターを始めた当初は、自分の足で登れる山だから必要ないと言われることも多かったんだそうです。そんなことで落ち込まないのが、山の熱血ゴリラお兄さん!自分の知識や体力、技術が誰からのために役立つのならばと、お金を度外視して動き回ったそうです。筑波山での経験がきっかけとなり、スポーツによる健康な街つくばの実現を目指すNPO法人アクティブつくばの理事にも就任。那珂川を50キロ、カヤックで川下りするなど子どもたちのためのプログラムづくりもしているそうです。

最後に、「やりたいことを自分の言葉で発信していくと、つくばでは繋がる場所。」と伝えてくれました。繋がりを大事にしているから、100人カイギでもたくさんの繋がりが生まれたんだと思います。

フリーランス 岸野史男さん

東京都小平市出身の岸野さんは、自分の働き方や生き方に疑問を感じるようになったことで、今はつくばでフリーランスとして活動しています。みんなから「きっしー」と呼ばれ、笑顔で応える岸野さん。「つくばが好き」という想いに溢れていました。

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つくばへ来るまでは、大手ドラッグストアチェーンの店長など社会人をしてきましたが、自分の代わりがいることや自分は何のために働いているのか?自分の生き方はこれでいいのか?と疑問を持ち、転職を決意されました。転職先のセグウェイのインストラクターをはじめたことがきっかけで、つくばへ移り住むことになります。セグウェイとの出会いは、物ではなく「体験」であること、堀江貴文さんの言葉「世の中を変えるのは、政治でも宗教でもなくテクノロジーです」という言葉に感銘を受けたことがきっかけなんだそうです。セグウェイのインストラクターの傍ら、カフェ日升庵のスタッフも副業として始めますが、後にカフェ日升庵の仕事へ一本化していきます。

「いつかは独立したい!」という想いが大きくなり、2019年6月からフリーランスとなりました。

ブログや毎週金曜朝にコーヒーを飲みながら一週間を振り返る「珈琲ふらいでー」を共催、NPOチャリティーサンタつくばの代表にも就任など、つくばで活動の幅を広げています。

株式会社MicroNations 代表取締役 宮内孝輔さん

東京、京都、成田の全4拠点にシェアハウス「Jam House」を運営しています。「Jam House」には、Jam session(本格的な準備や、予め用意しておいた楽譜、アレンジにとらわれずに、即興的に演奏すること)のように、計画性がないことやひらめきから、集まった人たちで、つくり上げていくという想いも込められています。

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筑波大学在学中の20歳の時、父親の死をきっかけに、専門分野の学問や就職に見切りをつけ、すべてを一度リセットするために、旅に出ました。帰国後は、つくばの郊外に家を借り、敷地にティピを建て、家庭菜園をしながら多くの旅人と共同生活を始めます。その頃に、石岡市の巨大栗農園でフェスのハシリ、「倍音蔵」を定期開催したそうです。

大学卒業後3年間の会社員生活を経て、2010年に世田谷区、3年後の2013年には京都でシェアハウスを運営し、現在にいたります。シェアハウスとはいえ、当時はまだ閉鎖的な空間と感じることが多かったそうなので、シェアハウスの中に飲食店をつくったり、近隣や外部の方も自由に入れるようにイベントを開催したりと工夫しつづけてきたそうです。
ちなみに「Jam House」では、京都の田畑で収穫される酵素味噌と発酵玄米を食べ放題なんだそうです。食に困ることはなさそうですね。

「即興的」な場作りから、「永続的」コミュニティへの架け橋の一つとして、Mobile-Cell(≠Camping Carのため、シャワーや水回り、キッチンなどはない)「動く個室」と「地域」を繋ぐ多拠点化・移住支援事業を進めているそうです。「リスクを取ると、成長スピードが圧倒的に早い。」ことを体感されており、今後もリスクを取りつづける宮内さん自身も事業も圧倒的スピードで成長していきそうですね。

もっくんカフェ オーナー夫婦
 川村葉月さん(もっくん)、川村宜央さん

つくばで10年運営している移動カフェ『もっくんカフェ』のオーナー夫婦にもお話いただきました。2019年5月に、つくば市大曽根に地域の憩いの場となる『もっくん珈琲(コーヒー)』をオープンし、スペシャルティコーヒーの自家焙煎豆販売を始めました。

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夫婦は1980年生まれの同い年で、1999年に筑波大学へ入学以来、20年間つくばに在住しています。地質学を専攻し、研究室も同じ、修士号も取得することも一緒だったそうです。就職することに興味がなかった2人は、多少の浮世離れ感に惹かれあったそうです。自然科学への興味は持ちつづけたそうですが、「自分の場を持って、地域の人と繋がる」という夢の実現のため、卒業後3年で起業されました。

つくば市でも過疎化が進む駅から離れたいわゆる「周辺市街地」を出店場所に選んだのは、小学校へ入学したばかりのお子さん(3人兄弟の長男)の小学校の学区内だからだそうです。移動カフェ『もっくんカフェ』でのこれまでの経験から、どこでお店をオープンしてもお客さんは変わらないという自信もあったそうですが、「仕事が暮らし、暮らしが仕事。」という、独特のワークライフバランスも出店場所の決める大事なポイントなんでしょうね。

100人カイギ当日は、クラウドファンディングの最終日でもあり、見事大幅達成されました。地域の方と一緒につくりあげていけるような、みんなが繋がり生活を豊かにする場へと変わっていく『もっくん珈琲』が楽しみです。

ありがとうございました!

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いかがでしたでしょうか。今回は、最年少0歳のお子さんも参加(登壇も!?)してくれました。参加者の年齢の幅も広いですが、士業の専門家、アウトドア、フリーランス、起業家と多種多様な方で構成されていることもつくば100人カイギの魅力です。
運営メンバーも皆さんの活躍に刺激をいただいています。

次回は、7月26日金19:00〜予定です。ビールのおいしい季節になりましたね。登壇者のお話を肴に楽しくやりませんか。ご参加お待ちしております。

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