親知らずを抜く辛さ

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先日、歯を抜いた。
人生初の抜歯は怖いし、色々キツい。だからこそ、歯の重要性にも気がつけて、ケアをしっかりするようになったので必要な経験だったのだろう。

ただ、もう一生経験しなくていいことなので、未来の自分が歯のケアを怠らないように、抜歯の辛さを記録しておこうと思う。


虫歯が見つかった経緯

ニートだったので長らく健康診断を受けてなかった。最近、会社の健康診断で、歯科検診(無料)もついてきたので何となく参加。

小学生の頃から同級生が虫歯に蝕まれる中、自分は無傷で学生生活を終えた。

〜〜がシャ、〜〜から〜〜がシャ、〜〜がシャ…

と言う謎の歯医者さんの呪文が終わり、結果を見ると虫歯ゼロ。

なので、歯のケアは1日3回の歯磨きくらいしか特にしてなかった。

小学校の無双した記憶で止まっていたので、今回の歯科検診も謎の自信に満ちたまま受けた。

歯科衛生士「歯の健診は定期的に受けてますか?」
僕「学生以来ですけど、歯は昔からきれいな方ですね」
と無意識にドヤっていた。

歯科衛生士「上の親知らず2本、虫歯ですね〜」

抜歯前

と言うことで、歯を抜くことになった。

そして、別日に改めてちゃんと歯を見てもらうことになった。

まず、レントゲンをとって、歯を抜いても神経に悪さしないかを見る。一応、そこは問題なかった。

だが、もちろん0%ではないので、何かしらが起きてしまうリスクはありますよという説明を念入りに受けた。

もうこの念押しがめちゃくちゃ怖い。神経に傷がつくかもしれないとか怖いからやめて。

確かに、たまに歯がズキズキするなと思う日もあったので、覚悟を決めた。

抜歯する日を決めて、その日は終了。

抜歯当日

全体を通して、思ったのは流れ作業感が不安になるってことだ。もちろん歯医者さんがテキトーにやってるとかではない。

ただ、もう歯医者さんたちの経験値がありすぎて、流れがスムーズすぎて、そのスピード感に気持ちがついていけなかった。

麻酔が1番痛い

まず、麻酔を打たれた。麻酔ばりが抜歯する歯の周辺の歯茎に入っていく。

「コツン」と脳内で音がした。多分、歯茎を貫通して奥歯の根元まであたったのだと思う(少なくともその感覚があった)

不意をつかれたので、脳に刺さってんのかと思い、びくっ!ってなってしまった。

とかなんとかびびってるうちに、針が抜かれ、ラムネのような味が口に広がる。

数分経つと、麻酔ばりを刺したところらへんの感覚がなくなっていった。
それはそれで怖い。

いざ、抜歯

抜く前に、対象の歯を間違えないように2人がかりで歯の位置を確認し合う時間が流れる。

「あー、もう抜くんだ」と心臓がバクバクしだした。

確認が終わると、歯医者さんが、ごっつい器具で奥歯を挟み出した。怖い。

本格的に抜歯がスタートした。
麻酔が効いてるので、痛くないのだが、音がめちゃくちゃ痛い。

頭の中で「ギシギシ」「ミシシシィ」と非常によろしくない音が鳴り響く。

「あー、よろしくないなー」と思っていると、スポンと親知らずが抜けて、アルミのトレーに歯がカランとおかれる。

5~10分くらいで終わった。

感覚的には5本抜かれたような違和感があった。口の中で無駄な隙間をすごく感じた。

不意のコットン

抜歯した直後なので、穴から血の味が広がっていく。なぜか、当日の自分は止血することを想定してなかった。そのため、歯医者さんに不意にコットンを入れられた時、わた感で吐きそうになった。

コットンを噛んで数分待機。おえっと涙目になりながら。
歯医者さんは何も悪くない。

抜いた歯を見て…

血が止まるのを待つ間、1人だった。ふと、トレーに乗った自分の歯を見つめる。

「あれ、思ったより虫歯になってない。」

歯の真ん中のへこんでる箇所が少し虫歯になってただけだった。

なんか自分の覚悟と結果が見合ってない。
どうせ抜くならボロボロの歯であって欲しかった。

※当日はそう感じたが、抜歯前にあった歯のズキズキ感がなくなったので、抜いてよかったと思う。

抜歯後

どちらかというと抜歯後の1週間の方がきつかった。

ドライソケット恐怖症

抜歯後にとにかく気になってしまうのは、ドライソケットだ。

ドライソケットとは
親知らずを抜いた後に起こり、抜歯した穴が血液で覆われず骨が直接お口の中にむき出しになっている状態のことです。

秋津歯科・矯正歯科

要は、抜歯した穴を塞ぐ血の塊が取れてしまうとよろしくないと言うことだ。
このドライソケットの恐怖が日常のあらゆる場面で起こる。

  • 食事

  • うがい

  • ストローで吸う時

  • ベロで少し確認したくなる時

  • 抜歯した歯の周辺を磨くとき

などなど。

固まりきる期間は1週間。とにかくこの1週間が何も楽しくない。

ご飯QOL急低下

ご飯を食べる時、1口1口噛み締めて食べるタイプではないのだが、抜歯後は咀嚼にめちゃくちゃ神経を使う。

ドライソケットを気にしたり、普通に噛む時痛いし。

普段、スマホ or テレビ > 味 >>>>> 咀嚼くらいの優先順位でご飯を食べている。
ただ、スマホはおろか、味にすら集中できない。

全然、食事が楽しめない。楽しめないというか、噛むことに気を使いすぎるとこんなにご飯の味しないんだと思った。

別に大したもの普段食っていないのに。

意外に辛くなかったこと

ちなみに抜歯経験者から、抜いた後の歯の痛みが尋常じゃないときいていた。痛み止めも足りなくなるくらいずっと痛いと。

ただ、ほぼ痛くなかった。抜歯後の1時間後くらいに少し違和感があったので、その時痛み止めを飲んだくらい。

多分、比較的簡単な抜歯だったからだと思う。
知人は下の親知らずで、横に生えていたらしい。歯医者さんも上の親知らずよりも下の方がリスクがあるといっていた。

僕も下の親知らずは横に生えている。虫歯じゃなくても隣の歯を圧迫し出したら抜かないといけない。

いずれその日が来るのかもと思うだけで、憂鬱だ。

2度と経験しないために

てなわけで、もう2度と歯を抜きたくない。なので、3ヶ月に1回の定期検診はもちろんのこと、歯のケアにもこだわるようになった。

歯医者さんに言われたことを純粋に試している。効果はよくわからないが、現状維持で綺麗に保ててるってことは大丈夫なのだろう。

そこで、現在使っているものを紹介しておこうと思う。

ソニックケア電動歯ブラシ

汚れが落ちやすいとかそんなんじゃなくて、とにかく楽。何も考えずに歯磨きができるようになるから。

手動で歯磨きをしていたときは、その時のモチベーションに左右されていた。

しっかり磨く時もあるし、めんどくさいときは、歯の裏の部分とかをおろそかにしがちだった。

ただ、電動歯ブラシを使うことで、常に変わらないパフォーマンスで歯を磨けるようになった。順番に押し当てていくだけなので。

使っているのはフィリップスの安めのモデル(※上記は新モデルで僕が買ったのは古いモデル)。

なぜフィリップスかというと特に理由はない。Amazonで評価が高かったのでとりあえず使ってみてが、特に不満はない。

あと、上位のモデルを使う必要もないと思う。色々機能があるが、基本の電動で歯を磨いてくれる機能は全部同じなので。

探してみると、こっちの方が安かった。電動で歯を磨いてくれればそれでいいので、これでも十分だと思う。

ちなみに、この電動歯ブラシのデメリットが3つある。

1つ目はわりとすぐ充電が切れること。1〜1.5週間くらいで、充電してくださいの赤ランプが点灯する。

ただ、スマホみたいにずっと使うものでもないので、赤く点灯したら次の歯磨きまで充電すれば問題ない。

2つ目はUSB充電であること。usb-cにしてくれ。

3つ目は、最初のうちはくすぐったくて耐えられないこと。あの振動が慣れるまでくすぐったくてしんどい。だいたい、1週間くらいで慣れるのでそれまで我慢。

コンクールF

歯医者さんに勧められた洗浄液。汚れをつきにくくしたり、寝起きの口臭も少し改善される。

1日1~2回、2~3ヶ月くらい使っているのだが全然なくならない。
以前、モンダミンを使ったことがあるのだが、あれよりもコスパいいし場所取らないし最高。

液体が緑色をしているので、一瞬大丈夫かってなるが、大丈夫なので勇気を持っていただきたい。

コンクールの歯磨き粉

歯医者さんには別の歯磨き粉を勧められた(フッ素が1450ppmあるやつがいいらしい)。それでよかったのだが、市販で売っていなくて、不便だったので別のフッ素1450ppmを探したらこれがあった。

味が爽やかですき。

※歯医者さんにおすすめされたのは「LION システマ SP-T メディカルガーグル」

フロス

フロスは、めんどくさくてたびたび忘れる。ただ、歯医者さんにも言われたが、汚れを落とすのは歯磨きとフロスしかない。

そして、歯磨きだけだと全体の58%しか汚れが落ちない(参考:クリニカ「歯垢(プラーク)と歯石の落とし方」

なので、途切れ途切れでもフロスはやるようにしてる。
あと、歯科衛生士さんにフロスしてますと言うとめちゃくちゃ褒められるので嬉しいから踏ん張れる。

※今は歯医者さんで買ったやつを使っているが、市販で売ってないのでなくなったら上記のものを買うつもり
※歯医者さんおすすめは「Oral Care フロアフロス」。真ん中ピンクのやつ。

歯医者さんに勧められたものを使っているが、正直糸タイプは難しい。特に上の歯。
糸タイプのほうが応用が効き汚れが取りやすいのでなるべく使いたいが、まだ難しい部分もあるので、Y字タイプと併用している。

初めてYouTubeから勇気をもらった動画

1本目の親知らずを抜いた後くらいに見た動画。

ちょうどご飯QOLの低下とドライソケット恐怖症でしずんでた頃に見た。

あ、ここまでじゃないわ。と初めてYouTubeから勇気と元気をもらった。
(だいぶ特殊な例だと思うので、こうなるとは思わない方がいい)

普通に面白かった。
全身麻酔とか、過半数虫歯とか、麻酔医の予定が合わないとか。

勇気と元気をありがとう粗品。

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