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「こんな夢を見た。」vol.2 受賞作品

第2回 short short story「こんな夢を見た。」公募企画
募集概要 朗読企画「こんな夢を見た。」2020 short short story 募集
募集期間 2019/9/9 〜 11/9
応募総数 314作品
一次選考通過作品 108作品
二次選考通過作品 30作品
最終選出作品 10作品

※2019年12月9日・2020年1月9日の記事を g.o.a.t より移行しました
▷二次選考通過作品(2019年12月9日掲載)書き出し文のみ
最終選出作品(2020年1月9日掲載)
※応募受付順に掲載、敬称略


佐藤かずさ
こんな夢を見た。変幻自在のエレベーター上下左右はお手の物、斜めにだって動いてる。

弐四六
こんな夢をみた。右向きのランドルト環に腰を下ろしている私の足元に浅葱色の海がこじんまりとしている。

村西美穂
こんな夢をみた。 私は生物研究所の下っ端学者で、その日は7人の先輩と現場に来ていた。

▶まな
こんな夢を見た。血管の浮き出たシワシワの足と白くて平らな足。小さく丸まったふたつの体が向かい合ってしめ縄づくり。
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▶岩尾葵
こんな夢を見た。一面藍色の海の前に男が一人佇んでいる、傍らには大きな蛤の貝殻が男の膝元あたりで口をぱかぱかと動かしながら、何やら男に話しかけている。
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四月一日
こんな夢を見た。私は無人の街に立っていた。風景に見覚えがある。家から遠くない場所だと、すぐに気づいた。

田口 秋
こんな夢を見た。私は机で宿題をしていた。どうもこの問題が分からない。シャーペンの尻で額を叩きながら唸り声をあげる。

糸野 ふみ
こんな夢を見た。月夜の海の真ん中で、舟を浮かべている。ざあ……っと時折波が打つ以外は、静かなものだ。


こんな夢を見た。数人の男女が縦一列に並んで、商店街に入ってきた。

ねぎ
こんな夢をみた。私は山を登っている。深い緑、鮮やかな緑、薄い緑。はっきり判断できないが、様々な草が生い茂った道を私は歩き続けていた。

やま
こんな夢をみた。いつもの穏やかな夕暮れ。朱色が街中を包むころ。夕焼けが僕の背中をそっと叩いたんだ。
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よこすけ
こんな夢をみた。オレはいま、壁に追いかけられている。

森尾
こんな夢をみた。自分の部屋の扉を開けると、辺り一面は、黒の油絵具でベットリと塗りつぶしたように真っ暗だった。

亭 笑夢
こんな夢をみた。空を飛んでいると雨が降ってきた。黒く染まった雲が一部の隙もなく空を覆い、絶え間なく雨が降り続いている。

白原 すみ
こんな夢をみた。入った喫茶店にはダイアル式の電話があって、カウンターや腰掛けの木のツヤが美しい。座る人々は上品でさり気なく着飾っていた。
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佐藤 舞希子
こんな夢をみた。一匹、二匹、羊を数えている。

桜田弥生
こんな夢をみた。私は小学生くらいの男の子で、私の住む町には「渡ってはいけない踏切」があった。
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草枕
こんな夢をみた。「ここは本当に寒いね。君の側でも肌寒い」

小南 泰葉
こんな夢をみた。透明な電車に、次々と人が乗り込んでくる。あっという間に満員になった。
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おぼろ げ
こんな夢をみた。こんな夢を見た。こんーな夢を見た。

あんず
こんな夢をみた。空を飛んでいる。見下ろすと黄色い自然の絨毯が敷かれ、ところどころ見える濃い桃色が、差し色になっている。

マルヤマ レイ
「こんな夢をみた。」声が聞こえて目を開くと、斜め前の瀬尾さんが教科書を朗読していた。
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田中トラ
こんな夢をみた。ある朝、目覚めると、僕の肌は鮫肌になっていた。
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上原透子
こんな夢をみた。夜、見知らぬ繁華街にいる。ここは日本ではないようだ。溢れる人ごみに、知らない言語が飛び交っている。

あんのくるみ
こんな夢をみた。知らない人の誕生日会にいるの。テーブルには大きなバースデーケーキとたくさんのごちそう。
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木村 樹
こんな夢をみた。深夜だ。空いているだろうから、ゴルフバッグを宅急便で出そう。

椎名 レイ
こんな夢をみた。あたり一面に美しい花が咲き乱れている。そこは綺麗に手入れされた庭園のようだった。

秋乃遊
こんな夢をみた。暗いゲームセンターに、僕は一人ポツリと立っていた。

山﨑智子
こんな夢をみた。私の中にフー、フーッと温かい空気が次から次へと注入されていき、プクプクと膨らんでいく。

うえだけいすけ
こんな夢をみた。「ペンギン。ペンギンの悪い噂。……ペンギンの悪い噂を聞いたの」と妻が言う。
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2020年2月9日(日) 福岡市美術館にて、受賞作品の朗読公演を開催いたします。朗読公演の詳細はこちらよりご確認ください。
2020年2月9日(日) 福岡市美術館での朗読公演は、おかげさまで無事に終演いたしました。ご協力・応援いただいたみなさま、誠にありがとうございました。

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