最近見聞き、体験した服屋と銭湯とトレペの話。

最近、見聞き、体験したことの殴り書きです。乱文です。間違ってる見解もふんだんにあると思います。情報性よりも、他人の日記を覗いた感覚で読み飛ばしてくださいませ。

トイレットペーパー問題が話題になり始めた頃。それにちゃんと巻き込まれる形で、自宅のトイレットペーパーが残り1ロールに。買い置きもなく、探してもなく、割と本格的に枯渇したところで、かつて「タモリ倶楽部」さんにて「おしりを拭くのに最適な葉っぱ」を調べたことを思い出す。

これ。
憧れた番組の「らしさ」全開な企画…光栄でした。

「もうそろそろ、フキノトウを探す旅に出るか…」というギリギリのところで、わらふぢなるおのなるおさんから「うち残ってたから分けてあげるよ」という神発言を頂戴する。これは神。マジで神。トレぺの神様。トレぺ神。最高のトレぺマン。トレペの神様・トレペマンからトレペをいただく。トレぺ神・トレペマンパイセンに感謝。そして未だに、「トレぺ」という略し方の耳心地に慣れない。

お世話になっている服屋さんに行く。こちらは芸人を始めたての頃、当時住んでいた近所にあったお店で、「こんなところで服が買えたらいいなぁ」というウィンドウショッピングから始まり、フラフラ入っては店主と仲良くなってかれこれ10年以上経つ。なすなかにしさんのファンだという店主から、なすなかさんのラインスタンプと共にセールのご案内をいただく。満13年を迎える周年記念の一大セール。こんなタイミングでしか買いに行けない自分が恥ずかしいものの、久しぶりにお店へ。かつて、3年ほど住んでいた街の駅前を通った時に、やっぱり人が少なかった。店主と世間話。「影響はありますか？」「ちゃんとあるね。それでもまだ人通りは復活した方かな、みんな引きこもっているのもつらくなってきたのかも」とご主人。「でも今は購買意欲がないんだろうね、あまり売れないから」と付け加えられ、寂しい気持ちになる。そうか、余波は服屋にも影響が出ているのか。あれでも人通りは復活していたのか…身近なテリトリーから聞こえる言葉は重たい。10年来の店主の嘆きにグッと来てしまい、それでも、貧乏性、というか、ちゃんと貧乏な自分は、「あ、、これって、『買わずに帰る』という道が消えていませんか…？」とうっかり思いつつ、半額にしてくれたスニーカーを買って帰宅。家にあるズボンと合わせてみる。これは派手かも。でもまあ、オシャレは背伸びからだし。あと足元からだし。構わず履こう。いついっても優しい店主。セレクトショップ「Fleaker」様、13周年おめでとうございます。

家で盛大に衣替え。「着ない服は圧縮袋を使って圧縮してみよう」という、人生初の試みに出る。気持ちがいいくらいスッキリ。「これはいいですね！」と思った翌日、雪が降る。バカな。冬服は圧縮されて押し入れ上段へ。震える日を過ごす。

サウナも、今では自粛ムード。それでも、毎日のように通っていた銭湯への動き方を変えるのは、なんだかちょっと違う気がして、とはいえ、回数を減らしつつ伺うと、いつもの常連さんとご挨拶。「お、おとといぶりくらいかい？」そう話してくれるのは、70歳を超えてもなお、元気な姿でお風呂に入るおじいさん。ザっと特徴をあげてみる。顔は若い頃のたけしさんにそっくり。いつだっていらっしゃる。いないと不安になるくらいいらっしゃる。間違いなくこの時間帯のヌシ。ロッカーはカギを閉めない。その代わりにトートバッグの取っ手をちょろっと出して「入ってますアピール」をしている。お茶目。話しかけられたことで常連だと認められた気持ちになる。割とおしゃべり。むかし通っていて、今は潰れてしまった銭湯のタオルを今でも大切に使っている。事務所の大先輩のシティボーイズさんよりも頻繁に話しているので、自分にとって一番身近な年長者かも。この人に何かあったら泣く。少し行かないと「ちょっとあいたけど大丈夫？」と心配してくれる。心配させてしまうことも想像した上で、最近他のサウナに浮気してるから行こうかなと思う日すらある。連絡先さえ知らないのに不思議な繋がり。

そんな常連のおじいさんに、「（コロナは）なんだか大丈夫ですかねぇ？」と聞くと、少し間が空いたのち、「大丈夫だよ、お風呂入っているから」とおじいさん。話は続く。

「だってね、お風呂はね、気持ちがいいからねぇ」「やっぱり参っちゃうでしょ？それがよくないのよ」「気持ちいいから、お風呂は、ファーっとしてさ」「オレはここ何十年も風邪引いてないから」「だってね、毎日お風呂に入ってるからね」「明後日ここ休みだから気をつけなね」

答えになっているのか、いないのか。何十年も重ねた経験から来る「お風呂への絶対的な信頼」は、こんなことでは揺るがないんだ。まっすぐ過ぎてカッコよかった。今のところ、「お風呂に入っていれば大丈夫です！」なんてニュース、聞いたことがない。でも、なんか大丈夫な気がした。この人に万が一のことがあったら、それはマジで許せないかも。名前も連絡先も知らないけど、大事な常連のおじいさん。今夜も行こうかな。

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