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「わうわう」と「わおわお」

その昔、「WOWOW」のことを「わうわう」ではなく、「わおわお」と呼んでいた。発覚したのはチョップリンの西野さんに呼んでもらったトークライブでのこと。なので「その昔」と言っても、10年も前の話ではない。余裕で成人していたし、なんなら30になるかならないかくらいの頃だったと思う。西野さんとはコントの話はもちろん、お互いに「テニス」が好きという話で盛り上がり、(コンビ名の候補にお互い「サンプラス(往年のテニスプレーヤー)」があったなど)わいわいしているところで、僕は当たり前のように言ってしまった。

「今『わおわお』でテニス観れるじゃないですかぁ」
「うち『わおわお』入ってないからそれが悔しくて…」

この時、自分で周りの空気の変化に気付けばよかった。西野さんはすぐに気付いて思ったらしい。「え?こいつ、『わおわお』言うてるやん…」「マジなん?また『わおわお』言うてるやん…アホなん?」と。その後、西野さんは、すぐには「わおわお」を指摘せず、ニコニコしたまま僕の「わおわお」を泳がせ続けた。おかげさまで溢れ出る「わおわお」たち。そりゃそうです。だって「わおわお」だと思ってたんだもの。僕は気付くことなく「わおわおわおわお」言い続けたのだ。

正直言うと、今こうして書いている最中も、「あれ、正しいのって、『わうわう』なんですよね???」と確認している自分がいる。マジです。パソコンの予測変換で「わうわう」と入れると「WOWOW」と変換されるから、それでまあ、納得しているという仕上がりです。「わおわお」では「waowao」か「wa-wa」になっちゃうんで。そうじゃないもんね。「WOWOW」って、「waowao」とか「wa-wa」ではないもんね。。このように、「わおわお」歴が長すぎて「わうわう」を未だに信じられずにいる。恥ずかしいけど、受け止めきれません。「わうわう」だという事実も、長年ミスっていたという現実も。気を抜けばすぐ、自分が長年信じていた「わおわお」を脳が追いかけてしまう。違うのに。間違っているのに。ちょっと飛躍した例えになりますが、もしも今後、バラエティ番組やラジオ、ライブでも何でも、瞬発的に、「WOWOWじゃないんだから!」とか「WOWOWかよ!」と言えば、爆笑が約束された場面に遭遇したとする。どんな場面かはよく分からないけど、とにかく「WOWOW!」と発するだけで、言い方も、声量も、声のトーンも関係なく、【大爆笑確定おめでとう!!】といった場面があったとする。たぶん、僕は言わない。何も言わずに、胸の中で慌てて自分に問いかける。「えっと、えっと、、『わうわう』でしたっけ??『わおわお』の線もあった気もするんだけど…」

呪縛は続く。そもそも、なんでこんなことを書いているのか。それは、今日の全仏オープンテニスがみたくて、「WOWOW」、、と思っていたからであり、この時の脳内音声が「わおわお」に近い発音をしていたからである。「お」に近い「う」を言っていて、またこの二択がグレーゾーンに入ってきている気がしたので、矯正の意味でも書きました。みなさんもこんな感じの勘違いありませんか?やや、あってほしいと思って聞いています。もう、もう書き終えますが、最後に一つだけ、危うい説を頭の中が訴えてきているので、「違うんだよ?」と自分に教えるためにも書いておきます。いいですか、自分の頭の中。よく聞いてください。今あなたは「方言も関係しているのでは?」という説をうっすら考え出していますが、違うよ?絶対。



#ラブレターズ #wowow #勘違い


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