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Bitcasa Driveがサービスを終了

「容量無制限」を謳ってクラウドストレージサービスを立ち上げたBitcasaでしたが、正式サービス開始後9ヶ月の2013年11月で無制限プランを値上げ、2014年11月に無制限プランを廃止した後、本日、サービス停止を告知しました。ユーザーにはメールで次のような呼びかけが送られています。

Bitcasa Driveが終了することをお伝えするためにこのメッセージをお送りしました。データを失うことを避けるために、作業をしていただく必要があります。全データを2016年5月20日午後11時59分(太平洋時間)までにダウンロードする必要があります。この時間を過ぎると、Bitcasa Drive上の前アカウントと保存データが恒久的に削除されます。

メールでは理由は前述のサービス停止告知(ブログ記事)を参照するようにとしていて、ブログ記事では必要な作業の詳細はヘルプセンターを参照するようにとリンクが張られているのですが、ヘルプセンターにはぱっと見たところそれ以上の情報が見当たりませんでした。

Bitcasaがクラウドストレージの大容量化という扉を開いたという功績については、「なぜBitcasaなのか、あるいはBitcasaとGmailが変えたこと」にかきました。しかしその頃からサービスの品質に疑問を感じ始めて、当初のサービス品質に戻ってほしいと思っていることも書きました。それらの思いを抱えながら今日まで使い続けてきましたが、いよいよお別れのようです。

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ヘッダー写真はSteve Snodgrassによる「Closed」。ライセンスはCC-BY



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