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実行スピードが事業の未来を左右する

成功している会社に共通していることに、実行スピードの速さがあります。打ち合わせ後、すぐに内容をまとめ、実行に向けた準備に入り、速やかに運用を開始している会社は、それだけ、その施策の結果が早くわかります。そして、出てきた結果から次なる改善に向けた取り組みをすることができ、結果、早く売上を伸ばすことに成功しています。

一方、打ち合わせ後、施策に向けた準備に入らず、施策の先送りをしている会社は、思うように成果を上げられずにいます。実施する施策の数が少ないので、当然成果が出る可能性も低くなります。実際、改善を含む新しい施策を毎月1つは行う会社とそうでない会社を比べると、1年間で経験とノウハウの蓄積量に何倍もの開きが出てしまいます。


以前、ある経営者の方から「様子を見る」という言葉が好きではないというお話を聞いたことがあります。「様子を見る=やらない」だから、「様子を見る」といって先送りするよりも、その場でできるだけ「やる」「やらない」をはっきりさせるようにしているとのことでした。


また、打ち合わせをした時には、優先事項の高い施策でも、時間が経つにつれ、時代に合わない施策に変わってしまうこともあります。失敗を恐れて、施策の先送りをせずに、すぐに実行して、失敗を含む多くの経験をすることが何よりも大切です。


化粧品通販会社A社は、初回購入客の2回目購入率の低さを課題に持っていました。そこで、現状の同梱物、DMの見直しを行い、新たなツール作りをすることにしました。スタッフ一人一人が、次の打ち合わせまでに、ある程度の形にまで落とし込み、翌月に運用開始という目標を持ち取り組んだ結果、数値改善に向けて想像以上にも早く実行に移すことができました。


健康食品通販会社B社は、新規獲得のための広告を作る際に、数多くのテストを出来るだけ短期間に実施をしたいと考えていました。そこで、クリエイティブのデザインを作りこんでからの打ち合わせを止めました。クリエイティブの方向性、キャッチコピーと大まかなストーリー展開をベースに数多くのアイデア出しをするスタイルに変更したのです。その結果、数多くのクリエイティブテストを同時に実施する事ができ、早い段階でクリエイティブの勝ちパターンを見つける体制が出来ました。


通販業界は今後、益々競争が激しくなることが予測されます。他社よりも一歩先に行くためには、何よりも実行スピードが大切です。多くの施策に早く取り組むことが成果を出す一番の近道です。新しい取り組みに時間が掛かってしまっていると感じている会社は実行スピードの強化に取り入れてみてください。

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