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『腰痛の原因を考える』後編

腰痛の原因の後半戦スタートです

今回も結構長々した記事になっていますが、しっかりついてきてもらいたいと思います

前編をまだ読んでいない人はこちらから読んでみよう

腰痛の原因⑥体幹、腰を支える体幹の力が弱い

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腰椎は肋骨がある胸椎とは違い、動きを制限する骨がないために、背骨の中でも大きく動かせることが特徴です

骨の代わりに腰部と腹部を支えているのが体幹の筋肉です

筋肉のコルセットが体に備わっていると考えれば、わかりやすいでしょう

体幹の筋肉はたくさんありますが、特に代表的な筋肉が腹横筋です

腰からお腹まで、まさにコルセットのように包み込んでいます

背骨の両脇には、脊柱起立筋が縦に連なりますが、その一部である多裂筋も大切なインナーユニットの一つです

他にも骨盤内の内臓を下からハンモックのように支える骨盤底筋群と、上には横隔膜が存在します

これらの筋肉がしっかりしていると、必要に応じて服圧を高められます

例えば、重い荷物を持ち上げるとき、体幹の筋肉で服圧を高めれば、コルセットをしたのと同じような状態になるため、腰椎への負担を軽減できます

ところが、筋力が不足していると、腰にかかる負担が大きくなってしまいます

また、体幹の筋肉が弱くなると、内臓を正しい位置に保持するのも難しくなってきます

それが「尿もれ」「腸の動きの低下」などといった内臓の機能にも影響し、腰痛を引き起こすこともあります

腰痛の原因⑦姿勢、背骨のカーブに問題あり

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正しい姿勢・・・横から見たときに、「耳たぶ」「肩」「大転子(太ももの横)」「膝」「くるぶし」が一直線になっている。背骨は自然なカーブを描き、骨盤も傾いていない。骨盤が前傾しすぎても、後継しすぎてもいないその人にとって適度な姿勢を「ニュートラルポジション」と呼ぶ。恥骨と上前腸骨棘(骨盤の出っ張り)が垂直になっていて、腰椎に適度な前腕カーブがあることが目安。中指で恥骨、親指で上前腸骨棘を触ってみると垂直になっているかどうか確認できる。

良い姿勢というと、背骨が棒のようにまっすぐ伸びた姿勢をイメージするでしょう??

しかしそれは違います

背骨はゆるやかにカーブしているのが自然で、この生理湾曲があることで、無理なく重力に耐えられるようになっています

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上半身の重さが加わってもつぶれずに、飛び跳ねた時の衝撃も背骨のカーブがうまく吸収してくれます

理想的な姿勢とは、筋肉や関節、さらには内臓やココロまで、最も負担のかからない姿勢と言えます

そういった意味では宮本武蔵のポーズはそれに近いものだと言えます

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出典「刃牙道」板垣恵介

個人差はありますが、背骨が自然なカーブを描いていることがそれに近い姿勢ではないでしょうか?

もし、背骨の前後カーブが失われていたり、過剰なカーブがあったりすると、まわりの筋肉や関節に負担がかかり、腰痛の原因になることがあります

特に、現代人はデスクワークなどで座っている時間が長いので、座った時の姿勢にも注意が必要です

また、思春期に発症しやすい「側弯症」も、その程度によっては、さまざまな症状につながることが考えられます

姿勢が良いと、呼吸もしやすくなり、内臓の働きも良くなります

また、気持ちも前向きになり、無駄な筋力を使わなくて良いので疲れにくく、腰痛も起こりにくくなるのです

腰痛の原因⑧日常動作、悪い姿勢での動作が腰に影響する

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姿勢には、立ったり座ったりしているときの「静的な姿勢」の他に、動作を伴う「動的な姿勢」があります

変な体の使い方や、悪い姿勢での動作が、腰に大きな負担をかけ、痛みを引き起こすことが多々あります

例えば・・・

床に置いてある荷物を持ち上げるとき、膝を伸ばしたまま前屈みになって持ち上げると、腰は死にます

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あまりに無防備・・・

このような場合には、膝を曲げて腰を落とし、腰椎の整理的湾曲を維持した姿勢で持ち上げれば、腰の負担は軽くなります

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床に落ちている小さなものを拾う時も同じことが言えます

とくに、過去に腰を痛めたことがある人は、普通の動きや姿勢を見直してみることをおすすめします

例えば、顔を洗うときに前屈みになるときは、膝を軽く曲げるようにすると股関節を使うことになります

たったこれだけのことで、腰の負担を軽減することができるのです

また、不意に前屈みになりながら腰を中心に体を捻ることも、腰椎の椎間板に負担がかかりやすい動作です

普段から腰椎の負担を軽減させる動作を身につけることが大切です

腰痛の原因⑨ココロ、ストレスは腰痛を引き起こす??

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出典「HUNTER×HUNTER」冨樫義博

近年では、非特異的腰痛のなかに、心理・社会的な要因のような「ココロ」の問題で起きている腰痛がかなり含まれていると考えられています

ココロの問題で腰痛が起きるなんて不思議な話ですが、腰痛とココロの密接な関係はたくさんの医学者が提唱しています

また、日本整形外科学会と日本腰痛学会が監修した「腰痛診療ガイドライン」には「腰痛の発症と蔓延に心理社会的因子が関与している」「腰痛に精神的要因、とくにうつ状態が関与している」と記載されています

職場や家庭などでストレスを抱えていると、呼吸は浅くなり、無意識のうちに筋肉の持続的な緊張が起こります

それに悩んだりクヨクヨすると姿勢はどんどん前屈みになっていきます

そうしたことが、腰痛の一つの原因として考えられるようになってきたのです

そうしているうちに、腰の痛みが続くと、生活が制限されるのでイライラが生じ、それがまたストレスを生み出すというエンドレスワルツに陥ります

腰痛に悩まされている人は、腰痛がなかった頃の自分の環境やココロの状態を思い出し、現在の環境がストレスフルでないかを考えることも大切だと言えます

コロナでなかなか外に出れない日々が続きますが、散歩に出かけるなどして少しでもストレスを解消することに努めましょう

ちなみに、「セロトニン」は人が感じる痛みを和らげる効果があります

うつ状態になると、このセロトニンの分泌量が少なくなることがわかっています

このため、ココロが元気な人に比べて、ストレスを抱えている人は腰痛をはじめとした痛みを敏感に感じやすくなってしまうのです

バナナを食べてセロトニンを出そう^^

腰痛の原因⑩呼吸、呼吸は姿勢に影響を与える

呼吸には2つの方法があるといわれています

・腹式呼吸・・・横隔膜を上下させることで、息を吐いたり吸ったりする。このときお腹が膨らんだり凹んだりする

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・胸式呼吸・・・肋間筋を使って肋骨を動かし、胸郭を広げたり、狭めたりすることで息を吸ったり吐いたりする

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人間がリラックスしている時は・・・

自然と腹式呼吸になります

横隔膜がゆっくりと動くため、内臓のマッサージになり、それによって内臓の動きも促進されます

その反対で、精神的な緊張やストレスがあると、胸式呼吸になります

このようなときに目立つのは、肩が上がったり、猫背になったりして、呼吸が浅くなっていることが多いことです

これね

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出典「スラムダンク」井上雄彦

常にストレスを抱えている現代人は、交感神経が優位になり、緊張状態が続く傾向にあります

そのため、腹式呼吸がうまくできなくなったり、息を知らぬ間に止めていたり、呼吸が浅くなったりしています

そうなると、姿勢や内臓、さらにココロの問題に影響し、腰痛の原因となってしまうこともあります

腰痛がある人は、一度自分の呼吸の状態を確認してみましょう

腰痛の原因11、内臓、内臓の不調で筋肉が緊張する

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他にもあるけど主に痛くなりやすい所

姿勢、筋肉、内臓は惹かれ合う(スタンド使いみたいに)

下痢や月経にまつわる不調など、普段あまり気にしていない内臓の不調が、自律神経の反射によって、腰周辺の筋肉を緊張させることがあります

この症状が続くと、筋肉自体が痛みを発したり、筋肉のこりや緊張が腰痛や骨盤に歪みを生じさせたりして、腰痛の原因になります

たまーに内臓の病気が腰痛の影に隠れていることもあります

特に、腹膜の背中側に位置する臓器の病変は背中や腰に痛みの症状が現れやすいのが特徴です

この中にはすぐに病院行きなものがあるので注意が必要です

内臓はメンタルストレスや食事の問題などの影響のほか、お腹の中で窮屈だったり、本来の位置からずれたりしてしまうことでも手に入れるたら気が低下していることが原因です

つまり、姿勢や筋肉の問題と内臓の働きは常に関わり合っているのです

ちなみに私自身が診てきたものは・・・

・腎炎

・腰椎の中にガン

などがあります

まぁ・・・体の動きに関係なく痛むものや冷や汗なんかが出ているやつは内臓の影響が大きいと感じています

まとめ

なんだか今回はマニアックな話になりましたが、大事なことなのでしっかりと勉強していって次に生かしましょう

腰痛は誰にでも起こる症状なので腰痛になった人はこちらの記事も参考にしてみましょう

今日言いたいことはそれくらい

最後まで読んでくれたあなたが大好きです

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