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『普通の人のためのSNSの教科書』は、おそらく最も“発信”のハードルを下げてくれるSNS指南書だと思う

📚 #普通の人のためのSNSの教科書
👤#徳力基彦

【バズらなくていいし、ビビらなくていい】
SNSによる発信は「プルのコミュニケーション」です。
自分の持っている情報を淡々と発信し、必要とする人だけに見つけてもらい、
コミュニケーションがとれればいいのです。ーはじめにより

世の中にほぼ定着したと言っていいSNS。

「いまの時代、SNSが仕事をつくる!」
という声もあれば、
「SNSはタバコ以上の中毒とストレスになる、やめておけ」
という意見もあって、
現状、僕もどちらかというと後者の意見寄りだった。

だけど、本の内容をまとめたり、
自分の言葉を書いてみたりしたときに、
せっかくだからそのままにしておくのは、勿体ないという気持ちもある。

そのSNSとのモヤモヤとした距離感に、光明を指してくれたのが本書だ。

SNS発信は”自分へのメモ”と思え

著者のSNSに対する距離感や態度は以下のようなもの。

88
”発信のハードルを上げないためのマインドセットがあります。
それは、発信を「自分のためのメモ」だと考えることです。”

SNS発信は”自分ためのメモ”

そんなふうに考えたら、ものすごくハードルが下がった。

他の多くのSNS系の本では、

その投稿は共感できる?
ターゲットはだれ?
インスタ映えしてる?
なんでフォロワー増えないの?
こんな文章で伝わる?
いいねはもらうには?

だなんて、どれだけ他者からいいねやフォローを貰うか、というものばかりだ。
もちろん、企業系であったり、なんらかの集客につなげたい場合には、そういった観点は大事だと思う。

だけど、あくまで僕は“普通の人”
そんな人の発信の第一歩は”自分へのメモ”なんだ。

インスタアカウントでの失敗

僕も以前はインスタでフォロワーをたくさん集めることに執着していたときがあった。

でも、その思いが先頭に立つと、
どんどんと
“正しく伝えるためにちゃんと読まなきゃ、、”
“こんな文じゃ伝わらないよ、、”

という気持ちが強くなっていって、最終的には自分の文章が書けなくなって
“もうSNS嫌だ、、”
ってなって、以前のアカウントは封印した。

そもそもSNS投稿を始めたのは、
それこそ“自分の読書録として”が始まりだったのに。

SNSは『プルのコミュニケーション』

著者は言う。
SNSは『プルのコミュニケーション』だと。

”自分へのメモ”として発信したとしても
いつか誰かが自分の発信した情報や言葉を必要とするかもしれない。

SNSに発信をおいておくだけで、誰かが見つけてくれる。
それがプルのコミュニケーション

だから、
いいねしてもらおう、と息巻くのではなく
ただただ、あなたのメモとして発信していけばいい。
それが第一歩であり最重要事項。
テクニックはあとからでいい。いや、テクニックなんてものは、
もしかするともうあまり必要ないのかも。

だから、このnoteアカウントの目的は
「本を正しく読んで伝える」ことではなく、多少読み違えてようが、
ブレてようが、「本と触れ合うことで自分の言葉と出会うこと」

そんな「楽しい読書」をするためのゆる〜いアカウントであろうと思う。

共感やいいねは周りがするもの。
それよりもなによりも『自分の言葉を発信する』
ということのほうが大事だったりするのだ。

発信のハードルが、
ぐーーんと下がった一冊になりました。


【memo】
6
ぼくがすすめるのは、インフルエンサーのようにネットで目立とう、ということではありません。
あくまで組織に所属しながら発信をしてキャリアアップにつなげることを目的としています。

7
バズは狙わなくていい。自分のもっている情報を淡々と発信し、必要とする人だけに見つけてもらい、コミュニケーションがとれればいいのです。

9
「ネットはバーチャルなもの」
という認識は、もう時代にそぐわない。
SNS発信は「リアルの延長線上」でつかってこそ、ビジネスで真価を発揮するのです。

88
発信のハードルを上げないためのマインドセットがあります。
それは、発信を「自分のためのメモ」だと考えることです。

133
発信のポイント
1.タイトルで言いたい事は語り尽くしてしまう
2.本文は単に思いついたことをつらつらと
3.締まらない締め方、何もまとめずに終わる
(↑徳力メソッド)
4.対面では言わないことは発信しない

167
あなたの発信を読んでくれた1PV、1フォロワーを、単なる数字と思わず「一人」と出会ったと認識するようにしましょう。

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