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服に気を使ったほうがいい話

前置きとして、ファッションという言葉はなるべく使いたくないし、嫌いである。それは、日本におけるファッションという言葉に対してであるが。どうも、ファッションというカタカナ言葉がダサく、薄く感じてしまうのは僕だけだろうか。

それはさておき、私は、服が好きと周囲の人に布教している。その甲斐あってかお洒落な人という印象を持たせることに成功している。

ではなぜ、お洒落な人と思われる必要があるのか?

そのことについていくつかの項目に分けて話を進めていきたい。

1.人は見た目で判断する生き物であるから

まず、誰もが一度は耳にしたことがあるであろうキャッチフレーズだ。人は残念ながら、中身ではなく、外身で判断する。当然である。初めに人に会うときに、まず五感の内の視覚でその人のことを『見る』だから、どうしたって第一印象は見た目に左右されてしまう物なのだ。

では、その判断を下される際の基準は何か。年代によって、それは大きく異なるだろう。なので一番敏感な20代に限った話をする。

取り分けて大きく印象を左右する場所は髪型と服装であると思う。

簡単に言ってしまえば、マッシュヘアにして、トップスをダボっと、パンツをぴちぴちと。それら3つを揃えるだけで、今風な韓国風スタイルの完成だ。こういうと簡単そうに思えるかもしれないが、実際思っている以上に簡単なことだ。これらのダボっとしたトップスとぴちぴちのパンツは、今や1万円以下で余裕で買える。何ならおまけでアクセサリーも買うことができてしまうくらいには。

このような服装を身に纏い、このような髪形を手に入れた場合、あなたはトレンドを追っている都会な男性という第一印象を手に入れることができる。外見が介入し、そこからあなたなりの個性が相手の印象に植え付けられ、そこから仲良くなる、あるいは恋愛に発展していくという事になるのだろう。

しかし、考えてみてほしい。この一番最初の第一印象が、トレンドを抑えている今風な都会男性なのか。あるいはだぼだぼのジーンズにキャップをかぶっているストリート系の服装、ちょっとファンキー系男性なのか。

この二人の人が同時に同じことを話したとしても、きっと聞き手の人にとって、その言葉の印象は大きく異なるのだろう。

これは、私自身の偏見と憶測なのだが、

パターン1のマッシュヘアの韓国男性は、比較的美形であることが多いし、実際女性にモテるのだろうと思う。交友関係としても、同じジャンルの韓国が好きな人との輪がある一方で交友関係は広いのだろう。しかし、どこか現代っ子で、悟っていてどこか何事に対しても本気さが足りないような雰囲気をしていて、実際悪口を陰でたくさん言っている(憶測です) そんな印象だ。

一方パターン2のBボーイストリート系男性は、こちらも同じストリート系の趣味を持ち合わせた人と常にいる傾向が高いが、基本的にはパターン1の人よりも社交性が高く、周りに人が集まりやすい印象だ。一方で、どこかアバンギャルドな考えを持ち合わせていることもある為、比較的人とぶつかることも多くある。

わかりやすく言うと、パターン1は学校でいうところの一番イケイケ集団のトップのサイドにいるような人。パターン2はイケイケ集団を引っ張異っているタイプの人。そんな違いがあると思う。

昨今、服装である程度の印象がグループ化されているように思う。だからこそ、どの服装グループに自分の服装がジャンル分けされているのか考え、どのように会う相手に思われたいか。それを意識してみてほしい。中身が大事と思っている人ほど、外見の大切さに気付くと思う。

2.意識が高まる

よく、スーツを着ると、身が引き締まるといわれるだろう。シャツやジャケット、スラックスといった所謂ドレス服というのは、動きずらいが、相手に綺麗な印象を与える。その人がこれから何しに行くのかとても分かりやすい服装でもある。

一方でドレスの反対に位置するのが、カジュアル服である。基本的にカジュアルと、ドレスの比率を合わせて、服は決めなさいというのが現代ファッション初心者における鉄則である。

例えば、下に白いシャツを着ているのであれば、下は少しカジュアルなカーゴパンツや、デニムを合わせてみるのもよいのかもしれない。一方で、下に黒いスラックスを履いているのであれば、上は、派手な色の服を着ても、案外おさまりが良い。だから、黒いズボンを履くと、何を上で着ていても、案外何とかなってしまうのである。

さて、少し話が折れてしまったが、この章で言いたいことは、服を着るという事はその人の意識に少なからず変化をもたらすことができるのが服というアイテムであるという事だ。例えば、結婚式場に、デニムで行く人はあまり多くないと思う。では何を着ていくかというと、スーツであろう。スーツを着るのは面倒だ。。と思う人も多くいるだろうが、実際スーツを着てみると意外と髪型をセットして、スカーフをぽっけに入れてしっかりしようと思うだろう。これは、すでにスーツを着るという行為に感化されていることになる。なぜなら、これら二つの行為をスーツを着るという事をしなければしないからだ。人は、行動すれば相乗効果で次の行動へのハードルが下がる。それを、うまくつないでくれるのが、いい服を着るという行為だ。だからこそ、何かを始めたいとき、いい服を買ってその服を着ることでスイッチを入れるぞ。と自分なりのルールを決めてみるのもよいのかもしれない。

そうすれば、その服はあなたにとって大切な服となり、その服にとっても幸せな服になるに違いない。

3.ギャップを作りやすい

社会人にもなると、私服など殆ど着る機会がない。しかし、同期との親睦を深めるために同期でのみに行ったりする。なんてこともあるのだろう。

そんなときに役立つのがこの服というアイテムである。普段から、スーツの姿しか見せていないからこそ、どんな服を着ているのか、周囲の人はかなり敏感である。そこであなたのイメージ通りな無難な服で言ってはあなたは、あまり印象に残らない。もちろん会社の同期なのでどう思われようがその場合特に何とも思われなくてもよいのかもしれない。

しかし、このように私服を披露する場面が少ない人ほど、私服にこだわってみてほしい。というのも、あなた自身の印象を大きく変える大事なターニングポイントになるかもしれない、からで更にその機会は突然として現れる。

だからこそ、私服に常日頃から意識を配ってみてほしい。


他にも、服にこだわるといろいろなメリットがある。

都心に行くと、全く同じ服装をしている人は誰一人としていないだろう。

昨今、似たような服を着る人が増えてしまっている現状は否めないが、それでもこれだけの人口がいて、服装が被らないというのは、それと同じ数だけの個性があり、それだけの人の考え方があるからだ。それを、言葉を交わさずとも、感じ取ることができ、表現できるのは、芸術という分野だけである。私は服とはこの芸術に近いジャンルにあると思う。芸術というと取っつき辛い。でも、自己表現できるほどの語学力がない。そんな方にこそ、オススメしたい。服の世界を。

服にお金をかけたくないという方もたくさんいるだろう。そんな方に私はこういう発想もあるという事をお伝えしたい。頭がいい発想とは言えないが、高い服は、高く売れる。安い服は、売れない。

5万する服というのは、たいてい、2万5千円くらいで売れるようになっている(メルカリでね)

という事は、2万5千円で服を着ることができるという事だ。

一方で、5000円の服を買ったとしても、おそらくこれは売れない。なぜならそのくらいの値段で中古で買うくらいなら、新品で買うからだ。更に、安い服の悪いとことは安いからたくさん買ってしまう。結果、数万くらい使っている場合が多い。しかし、それらの服すべて、1度買ってしまったら、1円にもならない可能性が高い。

服を買う際にも投資という視点で見てみると、案外安く、服を楽しめるのだと私は思う。

服を好きになれば、きっと服を着ている間の自分も少なからずまともに見えてくるはず。そうして、自己肯定ができるようになっていければ、本人も服にとっても幸せなことに違いないだろう。服に興味をもってそこにたどり着いてくれる人が、一人でも増えたら嬉しく思う。


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