見出し画像

いとおしき春の朝と、これから

大きな一軒家に引っ越しをして、早2ヶ月。
自宅をオープンリビング(会員制の共有スペース)としてからは、1ヶ月半が経った。

「えらい時期にオープンしてしまったなあ」
時期をずらすことも考えたが、私たちにでき得る最短で場所を開放する。それが最善策だと思った。

その分、来てくれる人にお願いすることも多い。まっすぐ手洗いうがいをしてもらったり、私たちも換気や清掃に気を使ったり。


「この場所では世間の喧騒から離れて、ゆったりと過ごしてほしい」
そんな気持ちもあったが、どうしても切っても切り離せなかった。



先日の緊急事態宣言を受けて、オープンリビングは明日から一度お休みをする。

こんな時だからこそ、人と人とのつながりが痛い程に大切だと感じる。でもそのつながりが、悲しい事態の引き金になってしまっては絶対にいけない。



昨日の夜はお休み前の最後のイベントだった。
月一回の、お酒や食べ物を持ち寄って語る日。

代わる代わる台所に立ち、それぞれが食べたいメニューを材料を持ち寄って作り、沢山のお酒を並べた。

毎日のように顔を合わせ、一緒にご飯を食べ、共同生活のような毎日。わたしにとっては最近は家族よりも長い時間を過ごしている、ほとんど家族のような友人達。
楽しい宴は長く、陽気に続いた。




今朝の本州は雨風がひどく、大荒れだとTwitterのタイムラインで見かけた。北海道はよく晴れた朝を迎えて、窓を開けると春の香りとともに涼しい風が家の中に吹き込んだ。

早起きした友人が朝食の用意をしてくれて、バターの染み込んだトーストとカリカリのベーコンの塩味が水分不足の身体にしみた。


青い風の匂い、鳥の声、よく日の入るリビング。

なんでもかんでもすぐ忘れてしまう私だけど、今朝の情景は忘れたくないなと思ったし、きっと忘れないと思う。

全員がゆるい二日酔いを頭に抱え、なめらかに晴天の午前を無駄にしていく。そういう土曜日の朝こそ、きっとずっと大切にしていくべきなんだと思った。


昼過ぎのオンラインミーティングで正式にリビングのクローズを決めた。
それでもできること、すべきこと、したいことは沢山ある。どっさり宿題を抱えて、きたる春の日を待つことにした。

しばらく会えなくなる人も居るけれども、またこのリビングでみんなでお茶を飲もう。
私はケーキを焼く練習を沢山するから、甘いものを食べながら本を読んだり音楽を聴いたりしよう。
疲れたらお昼寝して、お腹が空いたらご飯を食べて、そうやってまた暮らしていこう。

はやくみんなに「おかえり」って言いたいな。
春も夏も秋も冬も、全部待ち遠しいくて愛おしいね。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
ハシモト ツグミ

最後まで読んでいただきありがとうございます! サポートは表現活動に使わせていただきます!

♡ ありがとうございます! 励みになります!
4
北海道小樽市の一軒家で、ゆっくり暮らしてる💐 (子どもの居場所「サカノマチ学舎」運営 / トコトコ荘管理人) →https://note.com/otarusakanomachi