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業務以外の時間が本当の相互理解を生んだ。リモートワーク版チームビルディングで note マーケティングチームが実践した5つのこと

note では、2021年 2月からマーケティングチームが発足しました。
私の働く想いや、チームに対しての想いなどはこちらでも取材いただきました。

チーム設立はとても喜ばしいことですが、今はみんなに直接会うことも難しい状況。私もメンバーに直接会った回数は片手で数えられるほど。リモート環境で働くからこそ強固なチームを作るのは大切、ですがそれは簡単ではないと感じている人も多いのではないでしょうか。

このnoteでは、noteのマーケティングチームが実践してきたチームづくりをご紹介します。これは、完成系ではなくオン・ザ・ウェイの状況です。

多様なバックグランドを持ったマーケティングチーム

私たちのチームは、元ベンチャー出身や元フリーランス、元社長などさまざまなバックグランドを持った方がいます。入社もリモート環境がスタートしてから入社した人もいれば、2月のチーム設立のタイミングで入社された方もいます。一人一人大切にしていることや仕事の進め方などこれまで培ってきたものが異なる多様なチームです。

そのようなマーケティングチームで実践しているチームづくりとしては大きく5つあります。

1. 仕事の話をしない時間

毎週木曜日の午後に30分の「チームビルディング 」というZoom会議がセットされています。ここでは、できる限り仕事の話をせず身の回りの雑談をしています。体調の話から最近こんなゲームが面白いなどトピックは様々。仕事のミーティングとミーティングの間に開催されるこの時間は、まさに「コーヒータイム」のような存在で気持ちが和らぐ時間です。仕事では知れない一面もわかるそんな取り組みです。

ゲームの話で盛り上がっている様子

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2. 毎月のマーケティングチーム オフサイト

月に1日、午後全てを使ったオフサイトを実施しています。オフサイトと書いていますが、リモート環境なのでZoomで開催されることがほとんど。

チーム全員の1日の午後を使うのはコストがとても高いですが、効果も高いそんな時間です。実際にどのようなことをしているかと言うと、「チームビルディング 」「ラーニング」「先月の振り返り/来月以降の取り組み」です。

チームビルディング 
メンバー持ち回りでチームビルディング のネタを考えてきて実施します。例えば、ホワイトボードのようなツール(noteではmiroを利用)して、お絵かきしりとりをした会もありました。絵をかける時間は各自20秒だけ!この人こんな絵を描くのか!など新たな発見もあります。

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他には、CXO深津さんが会社でお勧めしていたUnrailedというゲーム。それぞれの役割と行動が重要になるゲームです。マーケティングチームはみんな隠れゲーマーなのでワイワイと楽しみながらチームビルティングができました。

ラーニング
業務に必要なことを学ぶ時間もこのオフサイトでは実施しています。マーケティングフレームワークの勉強、モデレーターを務める時に事前準備で大切にしていること、noteのカルチャーブック読み合わせなど note で成果を出すために必要な勉強をします。noteには、ミッション「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」を体現するためのバリューや具体的な行動を記載したカルチャーブックがあります。マーケティングチームもこのミッションを達成するため日々理解を高めると同時に、どうすればこのミッションを達成し続けられるか考え、行動をアップデートし続けています。

noteのカルチャーブックを他のチームの方も招待し読み合わせしている様子

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先月の振り返り/来月以降の取り組み
先月何が良くて、どんな学びがあったのか(Win/Learn)
続けた方が良いことは何で、やめた方が良いことは何か、カイゼンした方が良いことは何かといった、振り返りの時間を作っています。日々の仕事では、PDCAのDOを実施することが多いチームなので振り返りの時間をあえて作っています。リーダーとしては、ここでメンバー全員の仕事の方向性と会社の方向性を合わせる目的もあります。メンバー全員で大きな視点で物事を考えるとても重要な時間です。

3. 1:1

多くの企業で導入されている1:1。マーケティングチームでは毎週各自と30分づつ実施しています。もちろん、状況に応じて増やす事も減らすことも自由。仕事の進捗相談はチームミーティングで行い、1:1ではキャリアの話や全体の方向性、困っていることを解決する場とするよう気を付けています。雑談をする事も多いかも。ちなみに、代表含めnoteでは全員のスケジュールがオープンなので、自由に閲覧・ミーティングセットなどができます。

4. 他チームとのお見合い

マーケティングは自分たちだけで仕事が完結することはありません。多くの人や組織を巻き込みながら、そしてみんなの意見も理解しながら進める必要があります。そのためには、他のチームのこともよく理解する必要があります。他のチームでも同じような人たちも多いかもしれません。
noteには本当にいろんな情報があるのですが、PRの森本さんから教えてもらった以下のnoteのライフスタイル/ワークスタイルを参考に各自簡単な資料を作り、いろんなチームとお見合いの時間を作っています。この取り組み、他チームのこともよく理解できるのですが、自分たちのことに関する新発見もあったりします。

5. 業務量の調整

実際チームの連携が強化されても、特定の人に仕事が集中してしまっては仕事はうまくワークしません。そのため、スプレットシートで今月の業務をメンバー全員で見える化し、各自確認しあっています。(ここは、もっと良いやり方があるかも)特に絶対に達成したい項目を赤色にすることで、その人が今月何を達成したいのか、業務量はどの程度逼迫しているかを適宜メッセージなどで確認せずともある程度理解できるようになり、スムーズなチーム運営を実現しています。

最後に

特定のKPIの達成のために全力で仕事をすることは素晴らしいと思います。しかし、チーム全員が仕事が楽しいと思いながら、満足して仕事をすることも同じくらい大切だと考えています。個人的には「楽しいことに集中する環境を提供」したいという思いが強いので、note クリエイターと同じようにチームメンバーにも楽しいことに集中できる環境を提供したいと日々考えております。
これまでの私の経験で、相手のことをよく知っている関係で仕事を進めると楽しく働くことができ、最大限の効率と成果が出せると実感しています。各自が持っている目標にリモート環境で黙々と仕事をしていると、どうしても相手がなにを考えているか、どういう状況なのかが見えにくくなってしまいます。そのため、あえて業務以外の時間にコスト割き、相互理解を進める取り組みを実施してきました。

阿吽の呼吸とまではいきませんが、相手を理解し、楽しく働き、結果を出していく。そんなチームを作るためにこの4ヶ月実践してきたことをご紹介させていただきました。

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