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聴き手の姿勢と思考態度

誰かの話を聞くとき。たとえば友達や家族の話、同僚の話、クライアントの話を聞くとき、どういう聴き方ができるんだろう?と考える。できるなら、話し手の言いたいことをうまく聴き出したい。普段の自戒と知りたい気持ちで、ラフに書き出してみたい。

聴き手は何に向き合おう?

「分かってくれている」存在でありたいと思う。どうにか相手の理解に努めたい、報いたい気持ちが働く。姿勢や相づちで聞くことに意識を集中する。ところが聴くって難しい。

気持ちで思うほど、相手を聴いてるようで、自分が聞いている。都合の良い捉え方を、解釈をしてしまう。気持ちとは裏腹に、かえって「聞かれていない」ように思われたりもする。

話のあとで、聴き手の “向き合う先” は相手ですか?自分ですか?自問する。自分が何を聞きたかったのか?相手の何を聴いていたのか?それもどんなふうに?Q&Aのように書き出して、捉えてみると整理されるような気がする。

自分なりの言葉で返さなくてもいい

いつからか、相手の投げかけに“自分なりの言葉”で反応することを大事にしてきた。おそらく相手を理解することより、自分が理解しようとする気持ちでいたから。共感より深い同感を求めてた。

多分そういう場面も必要だと思うけど、特に聴くときは自分が邪魔になっちゃうな、と思う。分からない前提に立てば、きっとそのまま受け容れるほうがいい。

話しやすい状態をつくる

話し手の言いたいことを聴き出したい。聴き手にできるのは、話しやすい状態をつくること。とても自然で、基本的な話かもしれない。

姿勢
やや前傾姿勢のほうが、相手は聴いてくれてる、と感じるんだとか。腕を組んで険しい表情をしても、きっと話しづらい。逆に身振り手振りのオーバーリアクションでは胡散臭い。

表情
基本は少し口角を上げて穏やかに。相手の話ぶりに合わせて表情で応じてみる。できない人も、きっと自然にできるようになる。

視線
相手の目を見ることで、聴いてくれているという意識が働くらしい。相手を見ながらメモなどを控えるのって、何年やっても難しい。

相づち
誰だってできるけど、ずっと冷淡なトーンで「はい」と言われても気が焦りそうだ。

「ええ」「はい」「あー」「ふむふむ」「なるほど」「ですね」

これも過剰には要らない。うなづきながら、胡散臭さと無関心の間でちょうど良い加減を探りたい。

オウム返し
言われたことをそのまま口に出してみる。無用に自分の理解に努めなくてもいい。相手の言葉をそのままを受け容れる。話し手は聴き手が思っている以上に、聴いてくれている感触を持ってくれる。話しやすくなる。

共通言語
お互いに理解しやすい言葉のほうがいい。相手が反復する言葉は、大事にしたい、伝えたい言葉が多い。聴き手もこれを積極的に用いて、お互いの共通言語にしていく。

伝え返し
伝え返すこと。相手の言葉を別の表現やより具体的な表現で返して、こちらが理解できたこと伝える。自分の言葉ではなく、相手の言葉から考える。オウム返しよりも、格段に難しい。理解が深まってきたら、伝え返してみたい。

言い返し
反証や批判を恐れない。かといって、あらかさまな非難は避けたい。確かめているのはモノゴトであって、人の正しさじゃない。正しいらしさを探るときに、要所で使うようにする。

沈黙
沈黙を恐れない。沈黙に意味はある。お互いに考えている時間、お互いが待っている時間が沈黙になる。答えがはじめからある話ばかりじゃないから、沈黙を受け容れる。ジッと相手を見るより、斜め上を向いて暗に考えてる状態を伝えてもいいのかもしれない。沈黙が心地よい関係ってステキ。

答えは会話のなかで見つけたい

相手の中に言いたいことはある、と思う。でも聴き手にとって、会話のなかで、その“言いたいこと”を言葉として受け取れたか。そして、お互いに合点のいく何かを得られたかどうか、だと思う。最終的にそこに至るために、非言語的な姿勢や表情、相づちやオウム返しから、徐々に会話を導いていけるように。そんな聴き手の姿勢・思考態度でいたい。

もっともらしく書きながら、相手あっての会話。難しい会話もあるけど、うまくいくことを信じて、今後も精進したいなと思いました。

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i-plug ディレクタ/デザイナ。若い可能性を未来につなげたい。ひとの認知心理、モノゴトの反証に興味があります。日常はズボラです。

コメント4件

ありがとうございます。
ホントにそうですね。
自分に自信がある説程、発言力は強くなりますけど、
発言力は共感の向上とはならないという現実...
冷静に振り返ってみると、一体何がしたかったんだ?私は...
と虚しくなる会話や関係ってあるよなぁと、最近特に感じます。
はじめまして、米倉と申します。
共感しました🍀
これからも楽しみにしています。
Aceさん、コメントありがとうございます!
話し手も聴き手も、どちらか一方の都合で共感が生まれることはないのかもですね。難しいですね。
よねくらさん、ありがとうございます!楽しみになんて、嬉しいです。とても励みになります。
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