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プロジェクトのドンデン返しはおもしろいか?

むかし、まぁまぁ有名な会社の採用ページで「大ドンデン返しにも負けない」的なことをおもしろおかしく表現してるコンテンツを見た。なにゆえ「大ドンデン返し」が起こる前提なんだろう?そういうセールスポイント?けっこうな角度で、首を傾げた。

そんなことを言いながら、その採用に応募した無礼を謝りたい自分。案の定不採用で、まぁ合わなかったんだと思う。こちらも、そしてあちらもそんな感触があったみたい。

無理が効くことを強みとする会社はあるし、世の中に根性論で乗り越えるような場面はある。だけど、プロジェクトの大きな軌道修正があれば、それまでの議論が棚上げになったり、用意してきたものや費やしてきた時間がリセットされ、ただただ虚しい。

プロジェクトはうまいこと進めたい(迫真)

すべてうまくいったプロジェクトは無い。なおのこと、うまくいくようにしたくって、かといって「ドンデン返し?望むところだ!」みたいな基本スタンスで仕事はしたくない。相手は敵じゃないんだし。

大きな問題ほど、予見できるなら先に無くしたい。与件・要件を明確にして、ステークホルダの視点や利害、抽象と具象、コンセプトと具体策、概要と詳細、目的と手段。行き来しながら、プロジェクトを外堀から固めていく。できない約束はしたくない。ドンデン返るようないきあたりばったりの進行はやめたい。うまいことやりたい。と自戒してみる。

ドンデン返しの要因

それでも、なるべくして「ドンデン返し」は起こりうる。

・与件の漏れ
・意思決定者へのコンセンサス不足
・隠れステークホルダの存在
・要件の不整合
・フィジビリティ
・予算超過
・法規制などやむない事情

直接的な要因を挙げてみても、前述のような段階を経て、潜在的に防げること(「ちゃんとやれ」で済んでしまうこと)もあれば、正直コントロールしにくい部分もあるなと思う。

相手の不安や懸念をプロジェクトの力に変える

コントロールできない要因は自分以外にあることが多い。どれだけエビデンス(証拠や履歴)を残しながら進もうと、相手方の心のツッカエを取り除けないまま進めるのは怖い(逆に相手に都合が良すぎる内容だったとしても別の意味で怖い)。

結果として、見た目や仕組みの大きな問題につながるかどうかもあるけれど、もっと根源的に、メンバーの不安や懸念の源に接して、ある程度ステークホルダーが持ち寄るように、大小の問題を想定しておけるかが大事だと思う。「ドンデン返し」の裏返しには、きっとそんな大事なことにつながっている。

ヒトコトで、主従や上下関係を越えてコミュニケーションをすればよいと、言えるほど単純なことでもなく。違う相手のことを受け容れる。○○さんの見解として明文化する。関係性や意見を出せる土壌ができて、はじめてそこからプロジェクトの建設的な話ができる。そのために、もがく。

やっぱりドンデン返しは要らない

そういうわけで、やっぱりドンデン返しはいらない。ワイドショーの芸能リポーターじゃないが、乗り越えることを目的化した悲劇や困難はいらんよ。飽きてる。着実に、みんなの力でプロジェクトを作っていきたい。それだからこそおもしろい。

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i-plug ディレクタ/デザイナ。若い可能性を未来につなげたい。ひとの認知心理、モノゴトの反証に興味があります。
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