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「わたしは、私。」は誰???

西武 そごうの新聞広告が賛否両論を生んでいるそうです。


↓↓↓は2017年元旦、つまり昨年の新聞広告。

樹木希林さんほど広告の舞台が似合うひとはいません。

わたしは、私。

ではこちらの広告の「わたし」は誰なのでしょうか?

西武そごう YouTubeチャンネルを見ると

答えが分かります。

安藤サクラさんなんですね。

安藤サクラと言えば万引き家族

樹木希林さんの娘役を演じています。


樹木希林の時代を受け継ぐのは

安藤サクラなのでしょうか?

そんな新しい時代に

期待を込めた広告とも

読み取れます。

西武そごうは今年も樹木希林でも

良かったわけです。

それをあえて新しい女優を起用した

チャレンジを評価してもいいのではないでしょうか?


YouTubeには樹木希林のムービーもアップされています

安藤サクラのムダ使い

という声もありますが、写真が

着物を着た安藤サクラ

だったら広告に気づくことすら

なかったと思います。

LUMINEの広告のように。。。

この広告がダメだと言っているわけではありません。

2017年には三越伊勢丹も元旦の新聞広告をやっていたんですよね

広告にメッセージを込めるのは時代遅れなのでしょうか?

味気のない広告はつまらない。

そう思います。


女の時代、なんていらない?

私は女性ではありません。

この表現が男性からの上から目線が

含まれているのであれば

私自身の感性を疑う必要があると思います。


さらに言えば

自分は西武そごうの顧客ではありません。

毎年3が日は西武そごうの福袋が楽しみでしょうがない!

そんな西武そごうファンにとって

この広告はどう感じるのでしょうか?


そもそも西武そごうで買い物をしないひとが

金輪際西武そごうには行かない!

と言っても誰も痛くもかゆくもありません。

そこに議論は生まれません。


私自身、企業のSNSに携わってきましたが

不祥事が起きた際もSNS上では

不買運動のツイートが散見されましたが

実際売上に影響はありませんでした。


もちろん中国でのD&Gのような差別発言はいけません。

懸念するのは企業やブランドにとって

表現の自由が制限されることです。

顔の見えないひとの批判を気にしすぎて

批評が生まれない広告は面白くない。


西武そごうのコピーの最後にあるように

広告がワクワクするものでありますように

「わたしは、私。」でありたい。

そんな2019年にしたいと思います。

今度西武そごうに買い物でも行ってみようかな。


時代の中心に、男も女もない。
わたしは、私に生まれたことを讃えたい。
来るべきなのは、一人ひとりがつくる、
「私の時代」だ。
そうやって想像するだけで、ワクワクしませんか。

わたしは、私。

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