絆創膏〜青春〜11-1

※飲酒・喫煙は20歳から🙇‍♀️

※コロナ状況下で女子中高生の妊娠が激増しています。

コンドームが100%安心でもなく！ピルでも何もかも安心ではありません。

低学年だと小学生の相談もあるそうです。

避妊や妊娠・性感染症など、、知識を身につけましょう。

パートナーと性交の前に避妊について当たり前の様にしっかりと話し合う事でお互いの今も将来も守る事が出来ます。

身体の異変・性交渉後に心配になったら、相談しましょう。

インターネット・電話相談など手段はたくさんあります。

第11章　決断

あれからどのくらい経ったかなあ。。。

メールも電話も。。。

もちろんあれからずっと逢ってなくて。。。

このまま自然消滅的な。。。

もし病んでいたら。。。

自分の為に思い残す事なく伝えるのも。。。
ワガママな気がして。。。

そのままにした。。。

週末になるとclub誘ってくれるんだけど。。。
まだ復活出来ず。。。

2ヶ月くらい経ったかなあ。。。

ネイルスクールの日。。。

「お疲れ様でした♪」

課題・宿題がある方が有り難くて。。。
気分が紛れる。。。

練習頑張るぞー！

3年になったらネイルサロンでバイトしてって思ってたけど。。。

「冬休みバイトする？」

っ先生が誘ってくれて２つ返事でお願いした。。。

冬休み忙しくなる♪
クリスマスが忙しいらしく有難い♪

スクールの帰り道の途中の本屋さんに立ち寄る。。。

ネイルコーナーは。。。

何種類もあってひと通り見て♪

好みのデザインが載ってる本を迷って2冊買った♪

お家帰ってゆっくり見ようとルンルンで帰る♪

あっ！！ビックリして買った本の袋落としちゃって。。。

やっぱり気付かれた。。。

慌てて袋を拾って。。。

「久しぶり。。。」

コウタン？次元？どっち？

「元気だった？ 。。」

「ネイルスクールの帰り。。。」

「俺も仕事終わって。。。。ご飯とか行く？」

「うん。。。」

適度に距離を保ちながら歩く。。。

「何がいい？」

「居酒屋さんとかでいいけど。。。」

「じゃあここにする？」

「うん。。。」

焼き鳥屋さんに入った。。。

「生２つ下さーい♪」

「何がいい？」

「砂肝・レバー・枝豆・鳥わさ♪」

高2の好みにしては渋すぎるだろ。。。

「じゃあ2本ずつにして。。。
後は豚バラトマトと。。。」

「あぁ ！！豚バラトマト♪」

「じゃあこれも2本ね♪」

って注文してくれた。。。

緊張して。。。。グビグビ。。。

「元気そうだね♪コウタン。。。次元？」

「ナナも元気そうでよかった♪
最近はどうしてるの？」

「ネイルスクールで仲良くなったお姉さんがいて♪
ナミさんって言うんだけど♪
一緒にお休みの日練習したり♪
恋話したり。。。
楽しいよ♪」

「莉緒ちゃん達は？」

「莉緒たちも来るけど。。。
前よりは集まるの減ったかな？！」

「コウタンは仕事順調？」

「うん。。順調。。。」

“お待たせ致しましたー♪”

「ありがとうございます♪」

「ナナの好きなやつって渋いよな♪」

「うん♪おっさんって言われる♪」

2人で笑った。。

「だってさ。。。子供の頃のオヤツ♪
乾き物とか酒のツマミの方が多かったよ♪
サラミとか♪」

って笑う。。。。

「ミー姉もナナもお酒大好き♪お陰様で♪」

「飲みに行ってるの？」

「ううん。。。家で飲むくらい。。。」

「出てないんだ？」

「club？うん。。。行ってない。。。」

「そっかあ 。。。」

「ナナは曲が好きだから。。。
今はまだ出逢いとか求めてないし。。。
お家で聴けるから。。。」

「。。。。」

「子供なりに考えて反省したんだから。。。
あの後考えたんだ。。。
マーライオンの日の写真は黒歴史だから！
奥にしまってたんだけど。。。。
コウタンも居たんだね。。。」

「あーー。。行ったらもう横たわってたけど。。。」

って笑った。。。

「よかったよ♪途中経過見られてたら！
絶対に付き合おうって。。。
思ってくれなかったと思うもん。。。」

って笑って。。。

「例えばマーライオンの日に。。。
誰も居なくて。。。
あの日は。。。
周りにいっぱい居てくれたけど。。。
誰も居なかったらって。。。

変な人に担がれていって。。。
最悪まわされて。。。
しかもその時彼が居て。。。
って想像したら。。。
殺された方がマシだなって思った。。」

ビールを飲んでタバコに火を付ける。。。

「マーライオンの日。。。
ナナはたまたまラッキーだっただけで。。。
コウタンはあの日。。。
たまたま誰も居なかったから。。。
。。。。
お勉強したと思って。。。
飲み過ぎちゃいそうな時は家飲みしてる♪」

。。。。

「ねぇねぇ。。。
コウタンはナナの何を好きになったの？
ナナより。。。
先に好きだったって言ってたよね？」

「可愛かったから。。。」

照れて笑う。。。

「すいませーん♪生でいい？
生２つ下さーーい♪」

“はーーい♪生２つ頂きました♪”

「ナナは真っ直ぐだからさ。。。
全然よそ見しないっ つうか。。。
笑うし泣くし。。。。
表情もコロコロ変わって。。。
そういうのが可愛かった。。。」

。。。。

「ナナの気持ちが重いかなぁって。。。
もしナナがコウタンだったらって。。。
考えてみた時。。。
ナナが離れれば。。。
少しはコウタンが楽になるかなって。。。
ナナならコウタンに逢いたくないって。。。
んー。。。逢えないって思った。。。」

”グビグビ“

「何も。。。
コウタンの気持ち分かってなかった。。。
ゴメンねって言いたかったけど。。。
それも。。。
ナナのワガママだと思ったから。。。」

タバコに火をつけて。。。

「ゴメンね。。。超マシンガントーク♪」

って笑った。。。

「もういいや♪あの時言いたかった事♪
バカップル時代にさあ♪
幸せ過ぎて怖くて。。。
幸せ慣れしてないからかなあって。。。
グダグダ言ってたんだけどさ。。。

ある日突然人生が激変するから。。。
良くも悪くも。。。

だから次もし幸せになったら♪
絶対グダグダ言わずに幸せに浸ろうって♪」

グビグビ飲んでスッキリした。。。

「あとは？」

「うーん。。。グロくなるからいい。。。」

「言ってよ。。。」

「。。。。」

タバコに火をつけて。。。

「いいの？」

「いいよ。。。」

「もし。。。
もしナナがコウタンだったら。。。
ナナはイク前に拒めたかなぁって。。。
kissもされちゃって。。。
最後までしちゃうかも。。。
ナナ早漏だし。。って思った。。。」

ってナナは泣いて。。。

「ゴメンね。。。」

ってまた泣いた。。。

涙は止まらなくなって。。。

おしぼりを顔に当てて号泣した。。。

「ナナごめんっ。。。」

ナナの横に来てナナを抱きしめる。。。

ナナはますます泣いて止まらないし。。。

周りの冷たい視線。。。

しばらくナナは全然泣き止まず。。。

アイスクリームをチビチビ食べてやっと泣き止んだ。。。

「あとは？」

「もういいよ。。。泣いちゃうし。。。」

コウタンの顔はとても優しくて。。。
それだけで泣きたくなる。。。

コウタンがお会計をする。。。

ムキになりお金を渡したが受け取らなかった。。。

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