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弁証のいろいろ

薬膳上級クラスの授業もそろそろ中盤。先日日曜日には弁証のいろいろを学びました。なんとなくテキストで目にしていた言葉や文字の意味や弁証のとらえ方など、ふんわりとした理解だったものが少しずつ蒙が剥げ落ちていくように輪郭がはっきりとしてきました。弁証を行うことは中医学での核になる部分ですが、それよりももっと前の兆し(きざし)をつかめるかが大変大切であると、いまわたしは痛感しています。そもそも、昨年愛犬が慢性心不全と診断され、その後与えるようになった薬膳のドッグフードにより、改善と安定した状態になりました。これを契機に薬膳そして中医学、いまでは易経、足の反射区マッサージ(官足法)を実践し学んでいます。実は、先日その愛犬にまたも新たな大病が見つかり緊急手術となりました。幸い早期中の早期での発見と処置だったので、最悪の状態にはならないと思われます。(そうなるように祈っています)しかしながら、4年ぐらい前から腎臓結石が見つかり、肝臓の数値も少し高く、しかも昨年は心臓の病まで見つかっていたにもかかわらず、愛犬である彼がいつも元気だから大丈夫と、ある意味高を括っていたのだと思います。明らかに彼のからだはSOSの兆しを発していたのです。せめて昨年の心臓病の時点で、加齢による老化、そして免疫力の低下が彼の中で既に起きているんだという視点がわたしの中でしっかりと備わっていたのならば、今回の脾臓に腫瘍が見つかり全摘出することまでに至らなかったと思うのです。主治医の方に今回の原因を聞いても答えはありませんでした。人間であってもその原因は分かりません。でも中医学の観点からするならば、やはり先ほども書きましたが、老化による免疫力の低下が原因の一つだと思います。なぜなら昨年の検査まではなかったものができていたといいうことは、変化したものは年齢です。つまり加齢による老化。(今後のことも踏まえて、すでに次なる手は打ちました。)もっと早くに易経、中医学、薬膳と出会い、学びを深めていたならば、愛犬への対応は大きく変わっていたと思います。後悔先に立たず。ただ、これからは、前髪をつかむように新たなる兆しをしっかりととらえます。授業中いろいろな弁証を学びながら、わたしの中でもいろいろな反省がありました。

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