壮転(そうてん)(詩)(No.138)

久しぶりに
心が音を立てて激しく燃えている
宝の地図を手にしたワクワクと
これから経験するであろう冒険を
夢想して緊張する

朝焼けが心を照らしている
生きることがさらに困難になる
世界の最先端で
選別を繰り返す世界の
片隅で
私はどれだけの命を支えられるだろう

まだ自らの使える魔法は弱く
十把一絡げのコモンカードばかりか
それでも視線の先にあるのは
遥かな未来と至福のこれから
そしてただ一つ光るユニークカード

足元から続く虹の大橋を
先祖から受け継いだ体と魂の
強さで渡り行く

自身の中に眠る
罪と罰
贖罪(しょくざい)の輝きを
生命の底から
しぼりだす

この命尽きるまで
この喜びの財(たから)の秘められた
世界を日々楽しむ
貢献を通して
日々広がり行く可能性を
君と共に具現化しながら笑う

友よ
我が理想を共有する
不二の仲間よ
ユニークな者よ

世界は多様性と包括(ほうかつ)を
求めている
世界はマイノリティの覚醒を
求めている
あらゆるものはマジョリティであり
マイノリティでもある

肌の色など関係ない
性別など関係ない
国の違いなど関係ない
障害の有無など関係ない
貧富の差など関係ない
学歴など関係ない
職の貴賤など関係ない
そう叫ぶ者らの証明を
求めている

私たちは
世界の最先端にいる
私たちには
実に輝かしき使命が
託されている
そこがつまらなければ
そこを面白くする使命
それが君を待っている

君にしかできない使命
選ばれし君の使命の地
僕らの
豪華絢爛大絵巻が君の
活躍を待っているのだ

しかし
油断すれば
闇の魔物に飲まれるだろう

死魔や陰魔(おんま)などの森羅万象にひそむ
人の命を奪う働きに
抗えるのは
私にないものを持った君と
君にないものを持った私の
美しい調和の力だ

一人一人が自分自身の使命の舞台の
主人公だ
一人一人が他人にとってのかけがえのない
名脇役だ

君の見上げる天空と
君の踏みしめる大地
君を抱きしめる天地
それら全てに価値を与える
最高のレアリティの
キラーカードに輝け

魂よ
世界よ
神よ仏よ
我が命を
歓喜をもたらす
剣のごとくせよ

世界に壮麗な幸福の楽土を築くのだ
己心の無明という
根元的な闇を撃ち貫く
荒れ狂う暴風操る
不思議の聖剣となるのだ

永遠に流れる歴史の聖水を
朝と夜のたび汲(く)み上げて
世界を潤す雨を降らす

君が望むなら
私は最高のキラカードとなる
私が望めば
君は最高のキラカードとなる
お互いがお互いの
強力な武器になり
至高の夢を叶える未来を
引き寄せる
生きているだけで楽しいという
夢の幸福を
引き寄せる

君という宝と
私という宝で
最新の革新を
広宣流布する
(こうせんるふ)

広く伝え流れ通わす
我らの努力が世界を
華麗な喜びで満たす