書評: ザ・コーチ 3 - 時間泥棒と賢者の地図 (谷口貴彦) 。幸せ・時間・創造とは何か、自分の人生観に向き合える本
今回は書評です。
ザ・コーチ 3 - 時間泥棒と賢者の地図 という本をご紹介します。
この記事でわかること
・ザ・コーチ 3 - 時間泥棒と賢者の地図 の概要
・幸せとは何か、時間とは何か (読んで考えさせられたこと)
・幸せになる方法
人生をより良く生きるためにどうすればよいかです。
この記事も参考に、ぜひ読んでみてください。
この本に書かれていること
この本の内容は、仕事に打ち込みすぎた主人公が、妻の病気をきっかけに家族がバラバラになり、仕事がまわらなくなった挫折から、本当の幸せとは何か、生きるとは何かを見い出していくストーリーです。
恩師からの問いかけ
主人公は、すでに他界した恩師が残した手紙によって、次の6つの問いを投げかけられます。
恩師からの問いかけ
・幸せとは
・豊かさとは
・秩序とは
・時間とは
・価値観とは
・創造とは
これら6つの問いに、皆さんはどのように答えるでしょうか?
主人公は、自分や家族、仕事とあらためて向き合うことによって、自分の言葉にしながら自らの中に答えを見つけていきます。
本書は、読者にとっても6つの問いを投げかけます。
自分にとって幸せとは何か、豊かさとは何かなど、自分の人生観や哲学は何かを、あらためて考えさせられる本です。
読んで考えさせられたこと (3つ)
この本を読んで特に考えさせられたのは、次の3つです。
考えさせられたこと
・幸せとは
・時間とは
・創造とは
以下、それぞれについてご説明します。
[考えさせられた 1] 幸せとは
人は誰しも、まだないことに幸せを追い求めてしまいます。
この本で考えさせられたのは、今あることにどんな幸せを見い出すかです。すでにそこにある幸せです。
もう1つ思ったのは、自分だけが幸せになっても仕方がないということです。
商売には 「三方よし」 という考え方があります。売り手、買い手、世の中の3つが良くすることが、本当の商売であるという近江商人の言葉です。
同じことが幸せにも当てはまります。自分だけではなく、まわりも幸せになっているか、自分の振る舞いや存在によって、どれだけ三方よしの幸せを実現できるかです。
相手への対応や扱いが、結局は鏡のように自分に返ってきます。
[考えさせられた 2] 時間とは
人は誰でも平等に1日に24時間を持っています。
あらためて、時間とは何でしょうか?
私が思うのは、時間とは自分の人生そのものだということです。
今までの全ての時間を積み重ね、その中でやってきたことが今の人生です。これからの 「今」 も重ねれば自分の一生になります。
自分に与えられた時間は有限であり、大事なのは、より良く生きるために時間を何にどう使うかです。
本当に大切だと思うことに時間を使えているでしょうか?
そして、どう判断して時間の使い方を決めればよいのでしょうか?
判断軸になるのは価値観です。
自分が大切にしたい価値観に沿って、やることを決めているか、やらないことを本当に捨てているかです。
[考えさせられた 3] 創造とは
この本には、「創造は2回される」 という考え方が出てきます。
2回の創造
・自分の時間を何に使うかを決める (1回目)
・その時間で自分が創り出す (2回目)
時間という有限な資源を使い、人生を創造するのは無限の可能性がある、というのはあらためて考えさせられました。
自分なりに 「創造とは何か」 を言葉にすると、自分の存在証明を社会に残すことです。自分が生きた証として、創造によってまわりを幸せにできたかです。
まとめ
今回は、ザ・コーチ 3 - 時間泥棒と賢者の地図 という本を取り上げました。
この本の概要、読んで特に考えさせられた 「幸せとは」 「時間とは」 「創造とは」 について書きました。
最後に今回の記事のまとめです。
この本の内容は、仕事に打ち込みすぎた主人公が、妻の病気をきっかけに家族がバラバラになり、仕事がまわらなくなった挫折から、本当の幸せとは何か、生きるとは何かを見い出していくストーリー。
自分にとって幸せとは何か、豊かさとは何かなど、自分の人生観や哲学は何かをあらためて考えさせられる本。
この本を読んで特に考えさせられたのは、次の3つ。
・幸せとは
・時間とは
・創造とは
[幸せとは] まだないことに幸せを追い求めるよりも、今あることにどんな幸せを見い出すか。三方よしの幸せを目指す
[時間とは] 時間とは自分の人生そのもの。価値観に沿って、貴重な時間に何をするか・やらないかを決める
[創造とは] 自分の存在証明を社会に残すこと。自分が生きた証として、創造によってまわりを幸せにできたか
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