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ビジネスで話す順番 「PREP 法」 から、マーケティングへの応用

今回は、ビジネスコミュニケーションとマーケティング戦略についてです。

この記事で分かること

・PREP 法とは
・大事なことは繰り返そう
・PREP 法のマーケティングへの応用

記事の前半ではビジネスで話す順番のフレームである 「PREP 法」 をご紹介しています。

後半は応用として、マーケティングに当てはめて横展開をしています。

ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。

PREP 法

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皆さんは PREP 法をご存知でしょうか?

コミュニケーションのフレームで、特にビジネスではこの順番で話すと良いという流れです。4つの頭文字からです。

PREP 法
・Point 結論
・Reason 根拠
・Example 具体例
・Point (もう一度最後に) 結論

最初と最後に結論があるように、重要なことは繰り返すと良いです。

PREP 法の例です。

PREP 法 (上司とのコミュニケーション) 
Point: 来週から予定通りに次のマーケティング施策 (理解促進) に入ります
Reason: 認知施策のマーケティング施策が事前の想定通りにうまくいっているからです
Example: KPI の認知率 が 45% で、目標の 40% を上回っています
Point: ということで来週から理解促進のマーケティング施策に入りますね

*  *  *

ではここからは PREP 法の応用を考えてみます。具体的にはマーケティング戦略への当てはめです。

マーケティングへの応用

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マーケティング戦略の策定と実行を進める時に、PREP 法が参考にできます。

PREP 法
・Point 結論
・Reason 根拠
・Example 具体例
・Point (もう一度最後に) 結論

では順番にマーケティングへの応用を見ていきましょう。

[応用 1] Point 結論

結論として、マーケティング戦略の方針が明確になっているかです。

目的達成のために何をやるのかと、意思を持って 「やらないこと」 を決めていることが大事です。

一言で端的に言えるくらい、戦略方針をなるべくシンプルに言語化をします。

[応用 2] Reason 根拠

次は Reason です。戦略の背景と根拠です。

背景は大きくは外部要因と内部要因に分けます。

前者の外部要因とは外部環境です。市場の理解、競合の設定、顧客理解です。

顧客理解は、そもそもの自分たちの顧客は誰かを定義し、顧客課題を深く理解します。競争環境の中で自分たちの置かれた状況、立ち位置やポジションを把握します。

内部要因は、自社内の環境です。社内事情や他部署との関係です。

戦略の根拠として、勝ち筋が見出せているかです。誰のどんな課題に対して、自分たちが提供する価値は何か、なぜその価値を提供できるのか、価値提供に対する収益モデルも描きます。

[応用 3] Example 具体例

マーケティング戦略で Example に相当するのが、戦略からの実行プランです。具体的なアクションを明確にします。

そして、実行施策によって戦略の上位にある目的を達成できたかの成功条件を設定します。

実行プラン成功条件の要素
・目的を実現した状態であるゴール設定
・ゴール設定を数値化した KGI (Key Goal Indicator) 
・勝ち筋 (KSF: Key Success Factor) 
・KSF を達成したかどうかの指標になる KPI (数値目標) 

[応用 4] Point 結論

4つ目の Point です。戦略から一通りの実行プランを作った後に、もう一度目的に立ち戻ります。

目的、戦略、実行プランに一貫性があるかを確認します。また、戦略と実行プランは具体的で 「やること」 「やらないこと」 が明確になっているかも大切です。

まとめ

今回は PREP 法と、記事の後半ではマーケティング戦略への応用を掘り下げました。

最後に記事のまとめです。

PREP 法 (ビジネスコミュニケーション)
・Point 結論
・Reason 根拠
・Example 具体例
・Point (もう一度最後に) 結論
マーケティングへの応用
・目的達成のためのマーケティング戦略の方針 [結論]
・戦略の背景と根拠。外部と内部環境の理解、勝ち筋を見出す [根拠]
・戦略からの実行プランと、成功条件の設定 [具体例]
・目的, 戦略, 実行プランの一貫性と具体性 [結論]

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