重宝しているビジネスモデルの4要素から、キャリアを考える方法をご紹介
今回は、ビジネスモデルとキャリアについてです。
この記事でわかること
・ビジネスモデルの4要素
・キャリア形成への応用 (自分の強み分析)
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。
ビジネスモデルの4要素
今回、最初にご紹介したいのはビジネスモデルの4要素 (フレーム) です。
4要素は、新しい経営学 という本に詳しく書かれています。
ビジネスモデルの4要素
・ターゲット
・バリュー
・ケイパビリティ
・収益モデル
それぞれをご説明すると、次のようになります。
ビジネスモデルの4要素
・ターゲット:誰 (またはどの企業) を顧客にするか
・バリュー:顧客に提供する価値
・ケイパビリティ:価値を実現する仕組み (オペレーション) 、能力やリソース
・収益モデル:提供価値から対価を得る仕組み
なお、新しい経営学 の本については、別の記事で書いています。よければ、ぜひこちらも読んでみてください。
キャリアへの応用
ご紹介したビジネスモデルの4要素は、キャリアにも応用ができます。
今までのキャリアを振り返ったり、これからどのようなキャリアを目指すか、あるいは、どんな専門スキルを持っていて、今後は獲得していくかを考えるのに役立ちます。
4要素から 「自分の目指したい状態」 の俯瞰
4要素のキャリアへの転用の具体例として、私の場合に当てはめてみます。
私は現在 (2020年4月) 、フリーランスで、ベンチャー企業や一部上場企業、個人経営の会社と直接契約をして、経営や事業に関する仕事をしています。
今の自分の棚卸しと、これから目指したい状態を4要素で整理してみました。
以下、ターゲット、バリュー、ケイパビリティ、収益モデルの順番でご紹介します。
[要素 1] ターゲット
今の自分の顧客像は、ベンチャー企業の経営者や事業長です。
経営の全社戦略や事業戦略をつくり、実行する役割の人です。
ターゲット像をもう少し掘り下げると、長くビジネスの関係が続くのは、元々知っていた人、共通の知人を介して知り合った人、あるいは、SNS 等での私の発信から理解してくれて仕事が始まったような関係の方々です。
いずれも共通するのは、ビジネスが始まる前までは弱いつながりだったことです。
[要素 2] バリュー
次はバリューです。先ほどのターゲットに対して、どんな価値を提供するかです。
目指したいバリューは、戦略立案から実行プロセスで新たな気づきが得られること、実行までやってくれることです。これが相手にとっての価値です。
戦略立案から実行までのプロセスは、具体的には以下です。
戦略立案から実行まで
・目的設定
・現状把握
・問題の明確化
・課題設定 (問題解決のソリューション)
・実行プラン、KGI, KPI 設定
・実行
・振り返り
目指すバリューは、各プロセスにおいて相手にとっての価値を提供することです。
提供価値
・わかりやすくまとまったアウトプット (言語化・図解)
・1つでも多くの新しい気づき
・実行までやりきってくれる
[要素 3] ケイパビリティ
3つ目のケイパビリティについてです。ケイパビリティとは、バリューが実現できる要因でオペレーションとリソースがあります。
先ほどのバリューを実現するためのケイパビリティは、次のようになります。
ケイパビリティ
・分析力と論理的思考力
・統合しての本質理解力、示唆を出すスキル
・言語化能力
・戦略的思考、マーケティング
・マネジメント力 (プロジェクトマネジメント, プロダクトマネジメント)
・ストーリー構築力
[要素 4] 収益モデル
最後の4つ目は、以上のターゲット・バリュー・ケイパビリティによって、どんな収益構造モデルになるかです。
私の場合は、まとめると以下です。
収益モデル
・企業または個人と直接契約をし売上を得る
・知的価値の提供で経費は小さい (原価が低く利益率が高い)
・提供価値は知的情報なので、普段からインプットとアウトプットをやり強化しておく
まとめ
今回はビジネスモデルの4要素と、フレームをキャリア形成に応用した内容でした。
いかがだったでしょうか?
お仕事やキャリアへの参考になればうれしいです。
最後に今回の記事のまとめです。
ビジネスモデルの4要素
・ターゲット:誰 (またはどの企業) を顧客にするか
・バリュー:顧客に提供する価値
・ケイパビリティ:価値を実現する仕組み (オペレーション) 、能力やリソース
・収益モデル:提供価値から対価を得る仕組み
ビジネスモデルの4要素はキャリアにも応用ができる。これから自分が目指したい状態を4要素での整理。
[要素 1] ターゲット
経営の全社戦略や事業戦略をつくり、実行する役割の人。
[要素 2] バリュー
戦略立案から実行プロセスで新たな気づきが得られること、実行までやってくれること
[要素 3] ケイパビリティ
分析からの統合しての本質理解力、示唆を出すスキル。戦略的思考、マーケティング思考、マネジメント力。
[要素 4] 収益モデル
ベンチャー企業または個人と直接契約をし売上を得る。知的価値の提供で経費は小さい。
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