マーケティング戦略 BASiCS から考える、専門スキルや自分の市場価値の高め方
今回は、マーケティングとビジネスキャリアについてです。
✓ この記事でわかること
マーケティングの知識をつけたい
マーケティング戦略のフレーム 「戦略 BASiCS (ベーシックス) 」
スキルや市場価値の高め方
こんなニーズや疑問に答える内容を書きました。
この記事でわかるのは、大きくは2つです。マーケティング戦略の考え方とビジネスキャリアのつくり方です。
記事の前半で、マーケティング戦略のフレームをご紹介します。後半で、マーケティング思考を応用して仕事でのスキルやキャリアにつながる自分の市場価値をどう高めるかを解説します。
ぜひ最後まで記事を読んでいただき、仕事やキャリアへの参考にしてみてください。
マーケティング戦略のフレーム
まずご紹介したいのは、マーケティング戦略のフレーム 「戦略 BASiCS (ベーシックス) 」 です。
このフレームはマーケティングや戦略を考える時に汎用性があり、私自身もよく使っています。
以下、それぞれについて補足です。
BASiCS とはうまくハマると、次のようにきれいな流れができます。
戦略 BASiCS のポイントの1つは、独自資源と強みが分けられていることです。
独自資源と強み
独自資源と強みをあらためて比べると、
では独自資源と強みが分かれているポイントは、どこにあるのでしょうか?
2つを分けることによって、次のような良さがあります。
✓ 独自資源と強みを分ける効用
プロダクトアウト (独自資源から発想) とマーケットイン (強みから発想) の両方から考えることができる
自分たちの資源がどう有効に活用され、価値につながっているかがわかる
独自資源が他社から簡単にマネされるかの視点から、今後も強みであり続けるのかが見えてくる
独自資源は一朝一夕では持てない。中長期で戦略的に自分たちは何を獲得すればよいかを考えることができる
戦略 BASiCS の考え方は、個人のビジネスキャリアにも応用できます。
ビジネスキャリアへの応用
ここからは、独自資源と強みという観点で、仕事のスキルやキャリアアップに当てはめてみます。
自分の専門領域やスキルをどう高めるか、キャリアをどうつくっていくかのヒントになればと思います。ぜひ参考にしてみてください。
独自資源と強みを個人のキャリアに当てはめると、次のようになります。
能力や市場価値の高め方
戦略 BASiCS のポイントの1つは、独自資源と強みを分けて考える点にありました。
個人に当てはめる場合も同じです。
自分の独自資産と強み (提供価値) を別々に考えることによって、能力や自分の市場価値をどう高めていけばよいかのヒントが見えてきます。
このように、自分のキャリアにおいても、独自資源と提供価値を連動させながら考えていきます。
考える時の主語を、自分 (独自資源からの発想) と主語を相手 (価値からの発想) とで交互に変えながら、全体の整合性をとっていきます。
独自資源は、持っているだけでは、まだ価値になっていないことに注意が必要です。独自資源を活用し、自分からの提供価値になってこそ、意味のあるものになります。
まとめ
今回は、マーケティングとビジネスキャリアについてでした。
最後に今回の記事のまとめです。
戦略 BASiCS
戦いやすい市場で [戦場 Battlefield]
独自資源を活かし (ノウハウや資産) [独自資源 Asset]
差別化された商品・サービスを [強み Strength]
ターゲット顧客に対して [顧客 Customer]
わかりやすく価値を伝えられる [売り文句 Selling message]
ビジネスキャリアにも応用
戦略 BASiCS の考え方は、個人のビジネスキャリアにも応用できる
自分の独自資産と強み (提供価値) を分けて考えることによって、能力や自分の市場価値をどう高めていけばよいかのヒントになる
独自資源の有効活用
自分のキャリアを、「独自資源からの発想」 と 「価値からの発想」 とで交互に変えながら全体の整合性をとっていく
独自資源は、持っているだけでは、まだ価値になっていない。独自資源を活用し自分からの提供価値になってこそ、意味のあるものになる
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