仕事で 「がんばる」 という言葉の使い方。思考停止から抜け出し構造化する
今回は、仕事での 「がんばる」 についてです。
この記事でわかること
・社会人になって学んだ 「がんばる」 とは?
・気づけば思考停止ワードを使っていない?
・がんばる前にやるべきこと
こんな疑問に答える内容を書きました。
この記事でわかるのは、 仕事でがんばるとはどういうことかです。
詳しくは記事に書いていますが、仕事でがんばらないためにどうすればよいかを書いています。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、仕事やキャリアへの参考にしてみてください。
社会人になっての学び
かつて社会人になって気づいたことがあるのは、「がんばる」 という言葉の使い方についてです。
仕事に対して 「がんばって終わらせる」 「がんばっていいものをつくる」 という言葉は、実際は何も言っていないということです。
これらの 「がんばる」 や 「必死でやる」 も意気込みであり、ともすれば思考停止になってしまいます。
どんな仕事でもプロとして引き受ける以上は、「がんばる」 ではなく構造的にどう対応するかが整理されているべきです。
では、仕事に取り組むにあたって、どのような構造化をすればよいのでしょうか?
仕事の構造化
具体的には、次の5つに絞って仕事の構造化を考えてみるとよいです。
仕事での構造化
・何のために (目的) [Why]
・誰に向かって [Who]
・何を [What]
・どうやるか [How]
・いつまでに [When]
5つそれぞれについて、人に説明ができるくらい言語化します。
たとえ言葉や図で表現できなくても、自分の頭の中では見えているようにします。
一言の 「がんばる」 で終わるのではなく、構造化です。
構造化されていれば、次に同じような仕事をやることになってもすぐに対応できます。異なる仕事への応用もしやすくなります。
計画への時間の使い方
構造化をやるとは、仕事に取り組む前に計画を立てることでもあります。
注意が必要なのは、構造化というプロセスに時間をかけすぎないことです。もちろん、何も考えずにノープランで実行することは危ういですが、一方で計画をつくり練りすぎてもよくありません。
計画に時間をかけすぎると実行への初動が遅くなります。実行までの期間に計画の前提が変わってしまい、その変化に気づかずに実行をしてしまうと後戻りが大きくなります。
では、実行に移すタイミングはどれくらいがいいのでしょうか?
個人的な経験によるものですが、
実行に移すタイミング
・30% ではまだ早い (30% は計画の中身)
・50% を超えれば実行する
・80% までいっていると遅い
つまり、理想のプランの半分以上であるが、8割未満のところで実行をします。
失敗の想定
実行は、1回目や回数が初期ほど、うまくいかないであろうことを想定します。
計画から実行の成功を信じる一方で、どこかで失敗するシナリオを描いておきます。計画に対して What if (もし~なら) と、If then (そうなればどうするか) を考えます。
自分のプランに対する健全な批判的精神を併せ持っておきます。
まとめ
今回は、仕事で 「がんばる」 について書きました。
仕事に意気込みがあるだけではなく、同時に冷静に仕事の対応を構造化しておくとよいという内容でした。
最後に今回の記事のまとめです。
仕事に対して 「がんばる」 や 「必死でやる」 などの言葉は、実際は何も言っていない。ともすれば思考停止になってしまう。
「がんばる」 ではなく、構造的にどう対応するかを整理する
・何のために (目的) [Why]
・誰に向かって [Who]
・何を [What]
・どうやるか [How]
・いつまでに [When]
計画に時間をかけすぎると実行への初動が遅くなる。実行に移すタイミングは計画は、
・30% ではまだ早い
・50% を超えれば実行する
・80% までいっていると遅い
計画から実行の成功を信じる一方で、どこかで失敗するシナリオを描いておく。自分のプランに対する健全な批判的精神を併せ持つ。
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