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【フィギュアスケート】難易度が高いジャンプが飛べるだけでよいのだろうか...。

フィギュアスケートシーズンが本格的に始まりました。昨シーズンの終わりからモヤモヤしていたことがあります。

それはジャンプ。3Aや4回転といった高難度のジャンプに挑戦すると公言している選手が増えたことです。

紀平選手やトルソワ選手といった難しいジャンプが飛べる選手の影響だと思いますが...。

別にダメとは思わないけど、ジャンプ以上にスケーティングやスピン、ステップで魅せてほしいと思うのです。

確かにトルソワ選手のように男子並みのジャンプ構成にして、全て成功すれば高得点は取れるでしょう。また、ザギトワ選手のようにミスがなければ点数は高くなります。

でも、それだけなの?

バンクーバーオリンピックで金メダルを獲った金妍兒選手は、難しいジャンプは飛びませんでしたが、ミスがない演技で知られています。金妍兒選手が評価されたのは、失敗がないだけでなく、スケーティングスキルが高く、スピンの姿勢や手の動きもきれいだったからではないでしょうか。

トルソワ選手は15歳、ザキトワ選手は17歳です。指の先からつま先まで美しい演技ができるようになれば、金妍兒選手のようにたくさん人を魅了するでしょう。これは日本選手にも同様のことがいえます。

紀平選手が去年飛躍できたのは、3Aだけではありません。スケーティングやスピン、ステップが美しかったからといえます。基礎ができているからこそ、評価してもらえたのです。

今シーズン宇野昌磨選手が、ジャンプではなく滑りで魅せることを目指すと宣言しています。これは、フィギュアスケートの基本をしっかりやるということではないでしょうか。

点数はジャンプの成功にかかっていますが、それだけじゃない大人の演技を目指してほしいなと思っています。

ジャパンオープンを見ていて、色々と思う所があったので書きました。

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