万年筆とインクのつきあい方
こんにちは。
文学コピーライターでファミレスで文章を書く人=中野谷つばめです。
元万年筆販売員が万年筆初心者さんに送るシリーズです。
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スペアインクはメーカーによって違う
小学生の頃から祖母が使っていた万年筆を見て、中学生でセーラーのキャンディという万年筆を持ちました。
万年筆の使い方は当たり前に思っていました。
万年筆の販売をしていた時にも、まずはスペアインクのタイプのものをおすすめしてました。
(スペアインクの方が、ランニングコストは高いと思います)
販売員を離れてかなり経ってから、万年筆の話をする機会がありました。
そこで驚いたのが、違うメーカーのスペアインクをいれようとして、はいりません~と言われたこと。
初めての人は、初めてだからわからない。
ということを知りました。
国産メーカーのパイロット、セーラー、プラチナ、はそれぞれスペアインクの形が違います。
舶来メーカーのモンブラン、パーカー、ウオーターマン、クロス、カランダッシュ、デュポン、ダンヒル、はそれぞれスペアインクの形は違います。
国産と舶来も、形も値段も違います。
インクと万年筆の相性
実は、インク瓶のインクを使うと、別のメーカーのインクを入れることができます。
それには、スペアインクでなく吸入器という器具が必要です。
元万年筆販売員をしては、吸入器を使ったところで、やっぱりA社製万年筆はA社のインクをおすすめします。
相性がいいからです。
いろいろ試して好きに使う
「自分流」を見つけて使う。
究極の万年筆を使って文字を書くことへの愛し方です。
最近わたしも知りました。
大西製作所製の万年筆と吸入器を買い、ペリカンのインク瓶(ブルーブラック)を使っています。
次は、ウオーターマンのインクを使おうと思っています。
ペリカンもウオーターマンも、発色がいいです。
これから万年筆を使ってみようかな、という方は、まず、万年筆と同じメーカーのインクを使ってください。
ブルーブラックが一般的です。
慣れてきたら、吸入器を買って、別のメーカーのブルーブラックを試してみてください。
実験というか遊びというか、楽しむことが基本です。
はまっちゃいますか、インク沼。
はまってなくても、インク瓶の置き場をそろそろ考えないと、という中野谷つばめでした。
中野谷つばめ
2020年4月26日記す
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