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石note、はじめました

はじめまして。翠(みどり)と申します。
東京の小さな出版社で本を売る仕事をしています。
2024年に入ってから、海辺で石拾いを楽しむようになりました。元々旅好きでもあることから、石を目的にした旅の計画を立ててはワクワクしている昨今です。
こちらのnoteは、そうした石旅についての記録や、過去に拾った石たちのことを綴るために開設しました。
どうぞよろしくお願いします!

中学生の時分から鉱石が好きで(長野まゆみさんの本を愛読していました)、天然石と称されるような石は常に身近な存在でした。
ここ数年は石たちのメタフィジカルな側面への関心が高まり、海外の先達の著書から学んでみたりもしています。
でも、それらの石というのは水晶を筆頭に、いずれも整った結晶構造をもつものであって、「石拾い」で普通に拾える岩石の類とは趣がだいぶ異なるものです。
わたし自身、岩石はあんまり…と遠目に見ていた時期が長かったのです。
否。長かったと「思っていた」のです。

ここでとても旧い記憶が蘇ってきました。
場所は、東京の西部に生まれたわたしの幼少期の遊び場だった井の頭公園。
併設されている小さな動物園に連れて行ってもらったわたしが夢中になったものは、象でもリスでもなく…

足元の石、でした。

証拠写真も残っています。
砂利の敷き詰められた地面にしゃがみ込んで、うつむいてただひたすらに石を物色している幼女…。
三つ子の魂百まで、とはまさにこのこと。思い出したときには思わず天を仰ぎました。

いまのわたしを駆り立てる「石を拾いたい」という衝動は、何のことはない、自分でも忘れていた原点にただ帰ってきただけ、だったようです。

ちなみに直接的に石拾いにベクトルが向いたきっかけは、おそらく皆様ご存知こちらの名著です。

昨年12月に池袋のミネラルショー帰りに立ち寄ったジュンク堂にて、前々から気になっていたこの本を手に取ったところ、なんとミネラルショーについての章もあるではないですか!と運命を感じて購入。石好きポテンシャル高めの人間がこれを読んで、石拾いに行きたくならないはずがありませんよね。それからのわたしについては推して知るべし。

当記事のヘッダー画像は6月に大洗で拾った石たち(と、ちょっとだけ貝殻)です。
ひとつひとつ、お気に入りの石を紹介するInstagramもはじめましたので、よかったら遊びにいらしてください。


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