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新規事業椿塾、第二期プログラム発表!テーマは「マーケティング戦略ストーリーを作って、アクショナブルな事業計画を作る」

さてさて始まりました、新規事業椿塾、第二期。どんなことをしているのか、質問頂く機会が増えたので、こちらでご紹介です!

第一期のプログラムテーマは?:事業アイディアを事業プレゼンに言語化


第一期では「アイディエーション、事業アイディアを作ること」をメインに、「様々な角度で考え尽くされた、事業案をプレゼンできること」をゴールにディスカッションしながら進めていきました。

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全部で六回、ワークしながらチームでディスカッションします。私の意見もガッツリ入りますが、私は近い成功ケースや失敗ケースを例に取って意見を加えるパターンが多いです。

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アウトプットはこのような感じ。初めにプレスリリースを作るのが新規事業椿塾の特徴です。


第二期のプログラムテーマ:アクショナブルな事業計画づくり

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第二期では、事業案は既にできているフェーズの方向けに「マーケティング戦略(4P)の仮説を作り、テストマーケティングをしながら、アクショナブルな事業計画を作る」をテーマに、「仮説づくり完了、脳内スッキリ、あとはやるだけ」の計画づくりを進めていきます。

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事業計画づくりというより、売上や変動費の「仮説の作り方」と言った方が近いかもしれません。仮説に事業ストーリーが伴っているか。なかなか一人ではそこまで頭の中で描ききれないので、そこを壁打ちしていきます。

事業計画づくりのイメージといえば?

事業計画づくりというと、人によって抱くイメージは異なると思いますが、皆さんは事業計画づくりで持つイメージはどのようなイメージでしょうか?ちなみに私はこのようなイメージでした。

初めて作る時は「数字に落とし込むのがちょっと苦手」
一度でも作ったことある時は「結局は、絵に描いた餅」
仕事で作ったことある方は「エクセル仕事で数式横にぴーっとしていく」

実際に、事業が始まって事業責任者が一番向き合うドキュメントは「PL」つまり事業計画の予算と実績。よく「PLと睨めっこ」と事業責任者界隈でいう方が多いですが、要は自分で作った事業計画通りに行っているのか、その実績を元に計画をどう修正するのか、それは数字だけでなく事業戦略の話で、マーケティング戦略、それを裏付ける仮説、事業ストーリーづくりを、PLを見ながら頭の中でグルグルしているわけです。事業の計画も、仮説も、結果も、全てPLに集約され、社内の場合はだいたいPLの結果で評価され、社内でもこのPLで事業がうまく行っているのか否かを判断する、事業の中心的な存在なのです。

数字の裏側にある仮説事業ストーリーを文章化する

数式でぴーっとしていた時の私に、「ストーリーを書いて」と当時のボスに言われて書くようになり、毎回私が事業計画、PLづくりをする際に、エクセルシートの隣のシートに「事業ストーリー」を文章で加えていました。
いつも一生懸命作っていたけどあまり見てくれた覚えはありませんが、言われなくても作るようになり、人に見せるためではなく自分の頭の整理のために数字を作るのと同時に文章で書くようになりました。
事業ストーリーを作る頻度は一番初めに事業を立ち上げる時だけではなく、3ヶ月ごとの予算修正見直しタイミングで、事業成長ストーリーを微調整して作り直しをするのです。具体的には、ここで何を強化して採用でどこを増やして、誰に何をするからどれくらい売れて、という細かいところから大きな流れまで。エクセルの数字を変更して数式で横にぴーっと引くのではなく、毎月のアクションプランまでストーリーとして粒度高く言語化まで落としていると、予算数字もリアリティが増してくる。何が良いかというと、人に説明できること!PLを見せても要素が多すぎて、ぱっと見何も伝わりませんので、ストーリーがあると、伝わりやすい。

@1000円✖︎(10✖︎100)✖︎1.2=1,200,000の意図

例えば売上トータルの金額が1,200,000だとして、
その式が「@1000円✖︎(10✖︎100)✖︎1.2」だとします。
なぜ1000円?10人の法人を100社?それが1.2倍成長?
全部仮説に基づいた公式のどこかが必ずぶれますので、ブレないようにではなく、なぜその仮説なのかを視覚化することが、結果から振り返る際にチェックしやすく、今後のPDCAにつながりやすいのです。

予算修正の繰り返しで、事業が収斂されていく

事業が計画通りの数字に行けば最高なのですが、計画通りに行った話はあまり聞いたことがありません。私ももちろんほぼないです。そこで予算を修正するわけですが、そこで事業が収斂されていくのです。顧客のニーズが予想通りになかった、プロダクトが合わなかった、プロモーションがフィットしなかった、価格が合わなかった、チャネルが違った。などなど、販売してみた結果に基づき、4Pの何かを変えて事業継続していく、それで事業が収斂されていくのです。

終わりに

ということで、今回はたまたま参加者の方々がサービスイン前のテストフェーズだったので、テストしながらPDCAして事業計画をアクショナブルにしていくというプログラムにしました。

一般的な事業計画の作り方講座というより、ベースで事業企画、事業戦略をすり合わせながら、マーケティング戦略寄りの予算と行動計画の作り方が、かなり実務ドリブンな新規事業椿塾式、事業計画の作り方なのかもしれません。

事業計画づくりの話、面白い!共感!!と思っていただけた方、是非スキ!やシェアをお願いします!!

新規事業椿塾主宰 椿奈緒子

<メンタリング株式会社では、日本における事業責任者女性を増やす活動をしています!公式ページはこちら


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