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5/13 福岡 其の一 「宗像大社 高宮祭場を訪ねて」

【5/13 福岡 其の一 宗像大社 高宮祭場を訪ねて】

5/13 福岡「逆のものさし道」でご一緒させていただきましたの皆様、ありがとうございました。

福岡「逆のものさし道」

また、その前の時間での、福岡「逆のものさし人参畑塾」にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

当日午前中、福岡「逆のものさし道」生大谷君に車を出していただき、途中で北代君と合流、三人で宗像大社 高宮祭祀場と、東郷神社、日露戦争日本海海戦の海が見渡せるへ東郷公園へ、行って来ました、

二ヶ月前に福岡を訪れた前回は、宗像大社参拝と、宗像大社に隣接する、沖ノ島から出土した国家祭祀品8万点を納めた神宝館を拝観。

宗像大社

宗像大社は、天照大神の三女神を祀る三宮を総称した呼び名です。

沖ノ島(田心姫神を祀る沖津宮)
大島(湍津姫神を祀る中津宮)
宗像(市杵島姫神を祀る辺津宮)

『日本書紀(720年)』には、天照大神から三女神へ「歴代天皇をお助けすれば、歴代天皇が祀るでしょう」神勅が下されたことが記されています。

これは宗像が、日本における最初の国際港であり、沖ノ島は大陸と日本を結ぶ海洋ルート上にあり、大陸の文明文化が伝えられた道、外交、貿易、国防においての重要な島で、宗像三女神は日本を守り、航海安全を見守る神様でもありました。

沖ノ島、大島、宗像では、遣唐使が廃止(894年)されるまで、四世紀から九世紀に、国家による大規模な祭祀が行われていました。

沖ノ島から出土した8万点の奉献品がそれを物語り、神宝館に納められています。

宗像の辺津宮の近くには、高宮という祭祀跡があり、今回は、そこを訪ねました。

宗像大社(辺津宮)から、雨が少し落ちる中、なだらかな坂道を10分ぐらい登って、辿り着いた先の高宮祭祀場、

木立に囲まれた静謐な空間、

湿り気をおびた木洩れ陽に、
風が揺れ、木の葉はひっそりと息づき、遥かな時空の祈りの木霊が響き渡り…

そこは、「神離(ひもろぎ)」という、神を迎えるための依り代。神社に社殿が造られる前の樹木の祭祀場。


しかし、古代の祭祀場そのままではないということです。

出光興産創業者 出光佐三氏が、宗像で生まれ、宗像三女神への篤い信仰の中で育ち、風化しつつあった宗像大社を、“昭和の大造営”をなして、現代にその“祈り”の姿を伝えているものと。

出光は、“全世界は一つの家、自らを省みて平らに和する”の精神を企業理念とし、

“石油配給業を目的とするに非(あら)ずして、人間の真に働く姿を実現して、社会国家に示唆を与ふるものなり”

日本の精神そのままを実践された出光佐三氏に、想いを馳せました。

現代の日本人は、目に見えるものに心奪われて、目に見えないものに心を向けることが少なくなりました。

常に、目に見える物質と目に見えない力とが同時にあるという、この世界の本当の姿を、かつての日本人がそうして見てきたものを、今、日本人は見失いつつあります。

「日本人へかえれ」
ー出光佐三氏の言葉ー

『正伝 出光佐三」』奥本康大著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=168977690


その「神離(ひもろぎ)」に拝して、

私のこの五感と、私の中の識(読書や体験により積み重ねられた認識)が溶け合い、
悠久の過去も遥かな未来も、“今ここ”の一点の場に重なり、

目に見えるものと目に見えないものが同時にあることを、

私の心の鏡は、確かにそれを映しました。

お時間をとってお連れいただいた大谷君、同行してくださった北代君、ありがとうございました。

この後、東郷神社へ参拝と、日露戦争 日本海海戦の海が見渡せる丘東郷公園へ行きましたが、

それも追って、綴りたいと思います。

次回、福岡「逆のものさし道」
福岡「逆のものさし人参畑塾」は、
2023年7月15日(土)です。

【逆のものさし道とは】
「逆のものさし道」はスタートして10年になります。
明治維新後、西洋の物質文明に押し流された日本、大東亜戦争後にさらに物質文明化に拍車がかかりました。
富や名声や物が一番大事とする“ものさし”を持たされて来ましたが、心の崩壊・社会の崩壊が進んでいます。
これまでの“ものさし”の逆の“逆のものさし”が必要とされています。
“逆のものさし”は、時代が変わっても変わらない大事なものを先達や歴史が伝える「縦糸の読書」によって培われます。
“縦糸の読書”を師とした清水代表の牽引する「逆のものさし講」で、“縦糸の読書”をして物事の本質を見極める眼を養い、同じ方向を向いている仲間と切磋琢磨して、一緒に次元上昇して行きましょう。
「逆のものさし道」
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=154570292

【逆のものさし人参畑塾とは】
時代が変わっても変わらない人間の生き方を、歴史・先人から学ぶ“縦糸の読書”を通して、本質を学び今に活かし後世へ伝える勉強会。
明治の福岡の女医 高場乱(たかばおさむ)が、薬用人参畑の中で興した塾で、西郷隆盛の精神を継ぐ頭山満ら玄洋社を育てた。自分の私利私欲に偏らない「殺身成仁」、人にぶら下がらない「天下一人を以て興れ」、その精神を伝えていきたい。
https://note.com/tsubaki3103/m/mdb300ef0c5dc

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