見出し画像

2020年1月9日

イランとアメリカの緊張状態、ゴーン氏のレバノンへの逃亡…年明け後も「平穏」からは程遠い中近東ではありますが、今、イスラエルをにぎわせているのはミサイルでも亡命者でもありません!!!
2019年11月には2日間で550発ものミサイルが降ってきたのに、死者はおろか怪我人も出なかったイスラエルではありますが、2020年1月、「1日で100ミリの雨」には弱かった…。
イスラエルでハヌカ(12月23日)あたりから崩れ始めた天気は現在まで完全回復することもなく、珍しくたくさんの雨を降らせ続けています。この雨は全国各地で交通マヒや教育機関の休校を引き起こすだけでなく、死者まで出るという不幸な水害を生み出しています。
水浸しになった駐車場から車を出すためにエレベーターで地下に降りたところ、エレベーターにも水が入り込み脱出不可能なまま亡くなってしまった方々。雨水が強い勢いで流れている道路を車で走っていて流れに巻き込まれて亡くなってしまった方々…。など、心痛む水の事故が後を絶ちません。
イスラエルで雨が降るのは1年のうち11月から2月の約4か月間。その中でも12月後半から1月中旬に降雨量が最も多いと言われていますが、それでも1月の平均降雨量は大体50ミリ前後という、雨が非常に少ない国なのです。
それなのに、今年は2週間近くもずーっと雨が降っている、半日で100ミリの強い雨が降る…といった今までにない異常気象となっています。このような極端な異常気象は地球温暖化の影響の一環であるとの見方が強いようです。
世界各地で異常気象が発生し、地球は人間にとってどんどん住みにくい場所になっているというのに、まだ戦争や殺し合いをやめない人間たち。(ああ、だからこそ場所の取り合いが激化するのですね…。)ミサイルから身を守ることはできても、自然が相手では交渉も合意もあり得ません。地球が「人間に優しい」星に戻ってくれるように、私たちは自分たちの行いを猛烈に反省する必要がありますね…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?