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アグレッシヴ修繕作戦!

それは金曜日。

夜のお風呂タイムを気持ちよく過ごすために、お掃除をしていた時に事件は起きました。

いつもは尻ポケットへ入れていたスマホを、たまたま胸ポケットへ入れていたことが運の尽きでした。

屈みこんで浴槽を洗っていたら、スルリっとスマホが泡と水が溜まっているところへ落ちて行きました。

「うへぇ!!!」

素早く拾い上げて、タオルで素早く拭くべきでした。

ついつい血迷って泡をシャワーで流す暴挙に出てしまい、それからタオルでギュウギュウ拭きました。

スマホ自体は動画を流し続けて「あたい、平気だよ♪」っと元気よく音楽を流し続けていました。

お風呂掃除を終えて、改めてスマホカバーも引っぺがしてスマホと一緒にキュッキュと拭き上げました。

そのまま普通に充電もして、夜にセットしていたタイマーも問題無く可動していたので安心していました。

翌日の土曜日は姉の家に出掛ける予定だったので、タイマーをまたセットして健やかに寝付きました。


・・・んが!!!

新しく買った枕で健やか睡眠をぶち破る「緊急警報」な音声が鳴り響きました。

「ふぇ???」

よもや地震??

むんずと掴んだスマホには「温度異常 USB充電器を取り外してください」と表示が出ています。

なーんも差さっていないのですが・・・。

「???」

取り合えず「OK」とボタンを押すと、「本体が熱くなっている」ような注意表示が出ています。

その時のスマホちゃんはひんやりしていました。

そして時間は深夜の1時半頃。

「おいおい・・・」

クタっとお布団に戻ってからの数時間後・・・

ビーービーービーー!!!

地獄の警告音がまたも鳴り響きます。

ややキレ気味に同じく「OK」を押し、電源を切ろうと思ったのですが、朝に何も無く起きる自信が無い上に、他の目覚まし機能を持つものが無い。。

「またコイツは鳴るに違いない」
(スマホへの愛着消え気味)

「自分の生体本能を信じる」という熱い方向性を打ち出し、電源を切りました。

起きれなくても姉宅への訪問なので「ごめんちゃい☆」で乗り切る作戦。

奇跡的に8時半頃に目覚めると、雨がシトシト降っており、スマホを起動すると「ビービー」鳴る狭間を縫って姉から「雨が降っているけど来るのか?」と連絡が入って来ました。

「雨だから明日にします」と返信し、ここからスマホちゃんの復旧に向けて熱く対峙することになりました。

二度寝後に。


スマホちゃんは起動していると、絶えず鳴りっぱなし。

泣き止まない赤ちゃんと一緒にいる気持ちを期せずして体験。

電源を切っては入れ、再起動しては・・・

充電コードは差すか差さないかで大泣き。

猛烈にバッテリーが減る様子を横目にしつつ、パソコンで「スマホを水没から復活させるには?」を検索。


・ 乾燥剤と一緒に袋へ密封して1日以上寝かす。

・ 乾燥剤が無ければ「お米」と一緒に袋へ密封して1日以上寝かす。

・ 決してドライヤーで乾かしてはいけない。


とにかく乾かすべし!!が大勢であり、この辺りが素人の出来ることの限界と知ります。

自分が出来ることは「お米」作戦ですが、「1日以上寝かす」ここは微妙に痛手。

うぅむ・・・。

ふとスマホちゃんの側面に目が行きます。

SIMカードを引っこ抜いてみると、濡れてはおらず。

しかし、スマホ本体のカバーに隙間が多少発生していました。

爪を割入れてクイックイっとカバーの隙間を広げて、カパっと解体に至ります。

脳内に「これで保証は受けられない」がよぎりますが、背に腹は代えられません。
(ここでショップに持って行かないところに輝く漢気!
           ・・・そんなのいらない、とか聞こえない)

スマホの内側にはクルっと1周「生活防水対策」のゴムが張り巡らされていましたが、カバーを開けたことによりところどころ千切れました。

これで生活防水機能も大破しました・・。

宜しくてよ、受けて立つわ!!! (何に)

そして、問題の「TYPE-C 充電ケーブル」接続部分がしっとりしていました。

タオルで軽くポンポンと拭き取り、試しに電源を入れてみます。


・・・んが、スマホちゃんはビービー泣き止みません。

こっちもまあまあ泣きたいわ・・。

さらにもう一歩、「バッテリーを外す作戦」を実行します。

指でスマホ本体から取り出そうとすると、何だか「ペリペリ」感があるだけで「差し込まれている」雰囲気はありません。

頭の小さいマイナスドライバーをバッテリーの下に軽く差し込んで、クイックイっと持ち上げると、バッテリーをくるんでいるビニール状のカバーが両面テープで本体に張り付いている模様。

心配なことは、バッテリーと本体が薄い金属基板だけで繋がっていること。

基板はペラッペラ。

こんな感じのがプスっと本体に刺さっています。
自分のスマホちゃんに黒のコンセント的な部分は無く、
むき出しのペラペラでグラグラ。


どうにかペリリっとバッテリーを本体から剥がすことに成功。

見て見ると濡れてはおらず。

こうなると基盤全部を引っぺがさないと問題の個所がどこだかわかりません。

剥がしても良いのですが、これで壊れたら目覚ましが無くなることを意味します。
(100均で時計を買うとかはSDG´sじゃありませんもの!! スイシンシテイナイクセニ)

乾かすには・・・

そこに素敵な音が背後から聞こえてきました。


室内干しをしている洗濯物に強風を吹き付けているサーキュレーターさん。


上空にそれはそれはしっとりしている物がぶら下がっていますが、「上は大雨、下は大火事なぁに?」の気持ちで「大火事」に祈りを込めつつ、基盤丸出しのスマホをサーキュレーターにそっと乗せました。

トップ画像のサーキュレーターさん。

「あら、あなた、埃が・・・」とか、気にしている場合では無いのです。
(精密機器・・とか、思い切って無視)

最強風速のサーキュレーターさんにスマホちゃんは身を任せます。


ビュービューにスマホちゃんが晒されること、約4時間。

心なしか凍えている雰囲気のスマホちゃん。

そっと両手で包み込みながら電源を入れます。

サーキュレーターさんに身を任せる前(艶っぽい)だったら、電源が立ち上がった途端にビービー泣いていましたが、静かにしています。

4~5分放置していても、とっても静か、馴染んだか? (何に)

哺乳瓶ならぬ充電ケーブルを差し込んでみると、「ポッ」っと充電ライトが点灯し、チューチューと電気を吸うだけで実に穏やか。

そっと、カバーをパチパチっとはめ込んで、スマホカバーでおくるみしても、チューチューしているだけで静か。

その後、防水カバーに入れてお風呂へお供に連れて行きましたが、落ち着いて動画を音声と共に流してくれました。

また深夜にむずがるといけないので、姉に翌日の訪問は日を改める旨を連絡し、電源を入れたまま就寝。


翌日の日曜日。

お昼過ぎに目覚めましたが、スマホちゃんも健やかに過ごしていた様子。


こうして、スマホちゃんは回復致しました。

今もラジコのタイムフリーでタブレット純さんのラジオをゆるゆると流してくれています。

ご心配頂いた皆さま、有難う御座います!!

サーキュレーターさんの埃を物ともせず、元気に回復してくれたスマホちゃん。

これからは確実に尻に収納致します。

これからも宜しくね。


(尻の定位置を喜んではいない予感 by 心の奥さん)


無論、オススメ修繕方法に御座いません(笑)

スマホちゃんの忍耐力の勝利かと。


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