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いつでも安心して帰って来られる繋がりを

先日、無事に24歳の誕生日を迎えることができました。

いつもお世話になっているみなさん、noteを読んでくれるみなさん。本当にありがとうございます。

せっかくのタイミングなので、今ぼくが描いている「欲しい未来(ビジョン)」について書きたいと思っています。

それが、タイトルにある通り。

すべての人に、「いつでも安心して帰って来られる繋がり」がある社会、です。

なぜぼくはこのビジョンを描いているの?

ぼくにとっての原点は、東北・気仙沼でした。

休学までして、たくさんの期待と自信を持って飛び込んだ東北。

でも東北でのぼくは、友達もいなければ、何もできないただの若者。理想の自分と現実の自分が乖離していくにつれ、何がしたくて東北に来たかすらわからなくなりました。

「暇なこと」が何より苦しかった。

プライドで守らないと自分を受け入れることができなくて、そんな自分をめちゃくちゃダサいと思っていました。

そんな中でも、ぼくを受け入れてくれていたNPO底上げのみなさんは、ぼくを人として尊重してくれて、暖かく見守って、一緒に毎日笑って生活してくれました。

ぼくの最高にダサい姿を見られた上で、受け入れてくれた。この時から、気仙沼はぼくにとって、安心できて、いつでも帰って来れる繋がりになったのです。

それ以来、ぼくは事あるごとに気仙沼に「帰って」います。いつ帰っても、「おかえり」と言ってくれる人が気仙沼にはたくさんいます。

その時ぐるぐる悩んでいること。例えば、東京でのインターン、人間関係、留学、進路。抱えているモヤモヤが、気仙沼に行くたびに、スルスルと解けてくような、自分にとって大事なことを再確認できるような、そんな感覚を味わっています。

安心して帰って来られる繋がりがあると、どうなるの?

みんなが幸せに生きれたらいいなと思います。そしたらきっと、ぼくも幸せに生きられるから。

じゃあ幸せってなんだろう。

その大事な要素の一つとして、一人一人の「やりたいことができること」があるんじゃないかなと思います。

でも、「やりたいことができる」ってそんなに簡単じゃない。

ぼくだって、「やりたいことできてますか?」と聞かれたら、自信を持って「はい!」と言えない時がたくさんあります。

阻害している要因はいくつもあるけれど、その中の一つに、「人にどう思われたいか」を気にしてしまう、ということがあるように思えます。

周りの目を気にして、自分がやりたいことを表現できない。思い当たる節がある人も多いのではないでしょうか。

「安心して帰って来られる」繋がりがあると、少なくともその繋がりの中では「人にどう思われたいか」の優先順位が下がります。ゼロにはならなくても、優先順位は下がり、大事じゃなくなる。

そうすると、自分の内側から来る、「楽しい!」「やりたい!」という気持ちを大事にできるようになる。表現できるようになる。全力になれる。

さらにさらに繋がりがあると、周りの人と、楽しい気持ち・やりたい気持ちを分かち合うことができるし、応援し合うことができる。

これが今、ぼくが信じている大事な仮説です。

安心して帰って来られる繋がりってどんなもの?

今までの話と重複する部分もありますが、ぼく個人にとっての「安心して帰って来られる」はこの辺が大事そうな気がしています。

・弱みを見せられる
・いつでも「おかえり」って言ってくれる
・来るもの拒まず、去るもの追わず
・一緒に笑える

でも、当然だけれど、この要素は人によって全然違うと思うので、この要素がある居場所を増やすことは重要ではない。

それよりも、一人一人が自分にとっての「安心して帰って来られる人との繋がり」がどんなものかに気付けて、それを選び取れるような仕組みがあることの方が、本質的だと思っています。

この辺りを具体的にどうやって実現していくのかのイメージは正直全然ないし、もしかしたらビジョンも少しずつ変わっていくかもしれません。

でも、今までやってきたこと・今やっていることとこのビジョンの繋がりは、すごくクリアに見えているので、大きな方向性は変わらないんだろうなあと、なんとなく思っています。

ちなみに、ぼくのビジョンの話ではないけれど、今cotreeでやっていることも、まさにこれだと思っています。

カウンセリング・コーチングも、安心して帰って来られる繋がりであると捉えられるのではないでしょうか。

「しんどいときはカウンセラーに相談すればいいから大丈夫」
「やってみてうまく行かなかったら、またコーチと作戦考えよう」

こんな風に思えたら、やりたいことを表現するハードルが少し下がる気がします。

カウンセラー・コーチとそんな関係性になったら素敵だなと思います。

辛いとき、悩んでいるときだけでなく、人生まるっとを伴走するパートナーみたいな。

どうしてツクルバで働くの?

最後に、ぼくの進路の話を。

4月から、ツクルバさんの仲間になる予定です。

こちらにも書いてありますが、ツクルバのミッションは

場の発明を通じて「欲しい未来」を作る

「場」を「繋がり」と読み替えたら、ぼくがやりたいことそのまんまじゃないですか?笑

一人一人の「欲しい未来」「やりたい気持ち」を、場や人との繋がりを通じて作っていく。ぼくはその中でも「安心」という観点に注目しているけれど、目指していることはすごく近い。

それだけでなく、ツクルバというコミュニティ自体も、関わる人全ての「欲しい未来」を作ることを支える場であろうとしています。

ぼくがやりたいことと、ツクルバがやりたいこと・ツクルバのありたい姿が重なっていること。これが、一番の決め手でした。

ツクルバがぼくにとっての、「いつでも帰って来られる繋がり」になればいいと思うし、そうなる気がしています。

ツクルバで働くの、とても楽しみです。ワクワク。

写真は東北の仲間たちとの写真。すごく好きな写真。撮ってくれたまどかと、ツクルバで一緒に働けるのも楽しみ。

cotree advent note 60日目

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